貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

出たとこ勝負?

2017-11-08 09:19:51 | 日記
出たとこ勝負?

平成29年11月8日(水)

 「四無行」?

 9日間、「断食、断水、不眠、不臥」を

することだそう。

 「食わず、飲まず、寝ず、横にならず」を、

9日間続けるのだそう。

 今の今までそんな難行があるとは・・・?

 4つの中で、3日間ぐらいなら学生時代やっ

たことはある。

 しかし、それは修行ではない。金欠病とい

う貧しさのためと読書好きからきたもの。

 それでも、白湯だとか、お茶などは飲んで

いたなあ。

 夢中になることがあるということは狂気へ

の道に通じることもある。

 亮潤さん、千日回峰行を終えた1年後に、

四無行に。

 そのための体作り、コンディションづくり

は、やはり周到。

 仲間から、

「いつものでたとこ勝負で!」

と終になるかもしれない励まし。

「よっしゃ、頼むわ!」

浄衣といわれる死出装束に身を包み、師匠に

挨拶に。

 喜怒哀楽もない無心の気持ちだったそう

です。

 生きて成就する確率は、50%。

「もし、神仏が利他のための行を必要とせぬ

と判断されたならば、皆様方とは永遠の別れ

に・・・」

と、生き儀式を行い、最後の晩餐。

 お不動様の御真言と蔵王権現の御真言を

十万遍ずつ唱えなければならないのも課題

だそう。

 そして、この行も満行される。

 やはり、断水が一番辛かったと、具体的に

話されました。

 そして、最後の自分の我意の克服。

「どうしても受け入れられない人が一人いる

自分」を克服。

 自分の苦しみだったその人と再会する。

そして、相手の心に踏み込む優しい言葉をか

ける。

 その瞬間、相手の気持ちもほぐれたそう。

すかさず、相手に厭な思いをさせていたこ

とを懺悔して謝罪されたそうです。

 人と人との心をつなげるのは、やはり技

術や経験ではない。人を思い遣るやさしい心

やさしい言葉なんだと確認される。

 怨憎会苦からは逃れられない人の世、

ありのままに受け入れて、常に素直に感謝、

心豊かに日々を過ごしていくことだと、

私も再確認する講話でした。

 長らくのお付き合い、

      ありがとうございました。

高久宿 : 高 福 寺 その2 

2017(平成29)年6月2日 9:39~

 高福寺の参道を歩いて行くと、山門手前

左手に七福神が一堂に会していた。 

 そして、一体一体がきちんと整列。

七福神を参拝すると、七つの災難が除かれ、

七つの高福が授かるという信仰。

 農民や漁民の信仰として今もなお生き続け

ている。

 私は、それぞれの神様の風体や表情が大好き!

 これも蕉道の副産物としての福徳だ。

 ここは、高久宿の高福寺。七福神が一堂に。