貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

流離おだやかな日々!

2018-04-03 08:58:06 | 日記
流離おだやかな日々!

平成30年4月3日(火)

 2月20日に百歳より2年早めに召された

俳人金子兜太氏の終の生活から詠まれた、

最期の9句が発表された。

「河より掛け声 さすらいの終る その日」

「陽の柔わら 歩ききれない 遠い家」

の2句は、辞世の句か?

 生涯現役だった兜太さんの、心の深層と真相。

そんな感じで、「流離う」ことの苦難さを想う。

「さすらいの終わるその日」に、

「お疲れ様でした」と止めどなき涙とともに深謝!

「陽の柔わら歩ききれない遠い家」

 まだまだ道半ば。おだやかで平穏な日なのに、

求める家はまだ先。歩ききれないなあ!?

 定住漂泊もむつかしきかな?

 終の住み処は?


そして、「さすらい」三句。

「さすらいに雪降る二日入浴す」

「さすらいに入浴の日あり誰が決めた」

「さすらいに入浴ありと親しみぬ」

二日の入浴にさすらう気持ちを込める。

 ついつい、私も流離ってしまう。

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 今朝は、

柴田郡柴田町にある 大 光 寺 へ。
 
 2017(平成29)年6月5日 12:58~

大光寺山門

こぎれいな山門を潜る。



本殿参拝



大光寺は柴田家の菩提寺である。



 御神木の銀杏の大木がある。





 晩秋には銀杏がよく栄える。



 本堂裏手に地下霊場のようなものがあり、

内部に五百羅漢の石仏があるという。

 つづく。