Nothing と Everything

Nothing と　Everything

平成30年4月14日(土)

　乳幼児の大好きなキャラは、アンパンマンと

だるまちゃん。

　実は、私も大好き！

　アンパンマンの作者のやなせたかしさんは、

5年前に94歳で逝去。60歳過ぎに、「アンパンマン」

が世に知られるようになったという。

　晩年、やなせさんは、詩も作られた。

「絶望の隣に

　誰かがそっと腰かけた

　絶望は

　となりのひとにきいた

　『あなたはいったいだれですか』

　となりのひとはほほえんだ

　『私の名前は希望です』」

　
　絶望と希望は、実はお隣さん。


　映画監督のローレンス・ボウルティングさんは、

平素よく口にしていた言葉が、

「Nothing is thsere,

　　　Everything is there.」。

『内なる道を求めて』という映画を完成させた人。

　3人の巡礼者を描いた映画だそう。

　監督のの思い。

「20世紀は、『違い』を乗り越えようとして、

たくさんの戦争が起きてしまった時代だった。

宗教戦争は、まさに最たるもの。

　自分が正しいと主張し、相手を征服していることの

繰返し。

　本当に平和を求めているのであれば、

『違うということを認め合い、尊び合い、

面白がらなければならない。

　目の色も、髪の色も違うけれど、皆同じ所に

向かって歩いているのでは、ということを、

映画を通じて言いたいんだ。」

　と。

　経済も政治も、「自分第一、自国第一」という

ファースト主義では、変わらない事は確か。

　ほんとうに、NothingとEverythingは

隣同士。

　視点と指点と至点を確かにおさえ、

違うことの大切さ、ありがたさを大事に

共存していきたいものだ。


　
黒川郡: 保 福 寺

2017（平成２９）年　６月　６日　８：３０～



　保福寺は、寛文5（1665）年に吉岡領主の

奥山常辰が建立。

　山門は当時からのものという薬医門。



　境内には、奥山家累代の墓や、後の吉岡領主

となった但木家の成行の墓と招魂碑があった。

　「保福寺」の参道は杉並木。

　本堂は新しい。



「山門」の右手前に芭蕉句碑、





「卯の花や　くらき柳の　およひこし」　

があった。

　境内もよく整備され、名前の通り福が保持

されている幸せを味わうことができた。



　 帰り道、境の所に、二木の松が青空に栄え、



そびえ立っていたのが目にとまり、

車を停め、写真におさめる。