イメージの違い?
平成30年11月4日(日)
護国神社境内:芭蕉楽園を散策。
一万平方メートルの広い境内
の林は市民の散策コース。
その林の一角に、遊歩道を挟ん
で赤字で”芭蕉”とやや異様な朱塗
りの文字で大書された芭蕉堂が
あった。
積み上げられた石と建物の形と
デザインと素材、そして、草が
庵をイメージするどころか、
何か不整合?
朱塗りの「芭蕉」という文字、
全てが俳聖のお堂という感じは
せず、爆弾小屋のイメージ?
何か争い事の好きな,戦闘的な
イメージだ。
散策の心地よさが一瞬に消えて
しまった。
傍に蓑塚ある。
蛙と狸の置物も何となくという感じ。
これがマッチしていると感じる人も
いるんだなと「いうに及ばす」。
芭蕉を偲ぶ気持ちも消えてしまい、
先を急ぐことにする。
後で知ったが、堂壁に、芭蕉の句があり、
旅姿の銅板も嵌め込まれているそう。
芭蕉の句は、
「海に降る 雨や恋しき うきみやど」 。
文学碑も他の所で、楽しんだ。
まず、坂口安吾の有名な一言。
「ふるさとは 語ることなし」
安吾の説明。
太宰治などと同時代、「無頼家」の一人。
つづく。