貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

長嘯の墓も廻るか鉢敲

2018-12-18 08:57:38 | 日記

長嘯の墓も廻るか鉢敲

平成30年12月18日(火)

 富山市に、スリップ!

真 興 寺      

 先ず、参拝!

芭蕉塚が,他の俳人の句碑と

並んであり。

俳句碑

そして、芭蕉の碑。

「先師芭蕉翁之塚」と彫られ、

長嘯の 墓も廻るか 鉢敲

と記されている。
 

「長嘯の 墓も廻るか 鉢敲」????

 全く解せぬし、芭蕉の句とは

今の今まで思っていなかった。

調べると、

 長嘯(ちょうしょう)は豊臣秀吉の

正室ねねの甥、小浜城主木下若狭守

勝俊のこと。

〔鉢たたき〕とは、空也を始祖とする

念仏踊の一種。11月13日から除夜まで

瓢箪をならし、鐘をたたいて、

空也上人の作という歌を歌って、洛外

七所の墓所をめぐる儀式。

 「こんなに遅く、夜が明けてから来た

鉢敲きは、鉢たたきに縁のある長嘯子の

墓まで廻ってきたからであろうか」

の意。

難解な句であった。

慈悲殿のあるお寺だ。