花○○花☆☆花🌸🌸
令和2年12月5日(土)
予報は見事に外れ、朝は雨。
午後やっと止み、曇り空。
お日様は雲隠れ。寒し、冷たし!
こんな時は、芭蕉!
「西行の
草履もかかれ
栢の露」 。
主監の「瀧見可屋」は、当時の
先々代の住職で、三世寛誉泰道大和尚・
俗名 瀧見泰道で、俳句に熱心で
八王子を代表する近代俳壇を代表する
ひとり。
寺内に、
「涼しさや
月下にならす
花鋏」
の句碑。
また、八王子鑓水の永泉寺
境内にも
「しばらくは
夢のかりきる
はな衣」
の句碑が建っている。
碑表の文字の執筆者「千秋庵」は
「新選俳諧年表」(大正十二年刊)
の大正八年の頃にみえる。
「鶴汀歿、二月十一日、享年八十六、
塩谷氏、名新吉、千秋庵瑞夢仙と
号す。美濃人」
と同一人物と考えられている。
又「獅子門」とは美濃派とも言い、
蕉門十哲の一人各務支考の一派である。
八王子市内の芭蕉句碑は、この他
「ひばりより
上にやすら
小峠かな」
(天保十一年建立、浅川老人ホーム内)
「先たのむ
椎の木もあり
夏木立」
(明治四十三年)建立、鑓水 永泉寺境内)
「しばらくは
花の上なる
月夜かな」
(建立年次不明、下恩方辺名)
「蝶の飛ぶ
ばかり野中の
日かげかな」
(昭和二十四再建、新町の永福稲荷)
などが知られている。
<文責 大東文化大学文学部教授
萩原 恭男 昭和五十九年甲子十一月>
と詳細に記載されている。
可屋句碑は、
「涼しさや
月下にならす
花鋏」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます