貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

江東区: 向島百花園 ① 初の来園! その由緒と・・・!

2024-06-05 10:25:03 | 日記
令和6年6月5日(水)
 江東区: 向島百花園 ①         
 東向島駅で降り、10分程歩く。
 一度は行ってみたいと思っていたが、
まさか芭蕉の関係で訪れようとは
夢にも思わなかった。
  周囲は工事の真っ最中! 
<入り口>
       
 百花園は、
江戸の町人文化が花開く
文化・文政の時代(1804~30)の頃、
骨董商の佐原鞠塢(きくう)という人が、  
「四季百花の乱れ咲く園」
をという趣旨で造る。
<粋な中門>

 後に、
永久保存を願い東京市に寄付され、
唯一現代に残る江戸時代の花園となる。

 花木だけでなく、
文人達の足跡と29の句碑・石柱が
園内随所に建ち、
一つひとつをゆったり愛でる。

~つづく。


江東区芭蕉記念館②二つ目の芭蕉句碑と絶妙な隅田川風景!

2024-06-04 10:14:36 | 日記
令和6年6月4日(火)
江東区芭蕉記念館②
 庭園内の芭蕉句碑には、

 「古池や 
  蛙とびこむ 
    水の音」  
    

「川上と 
  この川下や 
    月の友」
がある。
 庭園を一巡りして受付へ。
 二百円を払うと、
先程展望庭園を開けて下さった
女性の方とまたばったり。
 平成7年にできた
「芭蕉庵史跡展望庭園」は、
芭蕉記念館の分館として
位置づけされていることが
パンフレットで分かり、
女性の役目も了解。
 少し案内もして下さり、
いっしょに階段を上がる。
 「一日この階段を何回上り下り
するのかしら・・・。」
とおっしゃり、
エレベーター等話材の一つとなる。
 やはり当事者の話は面白いし、
より身近に感じられるもの。
 受付の男性の方にもお礼を述べ、
再度庭園へ。


 そこから、
隅田川を臨む。
 好天にも恵まれ、
隅田川絶妙の原風景を見ることが
できる。

 水も清らかになっている。


江東区: 芭蕉記念館 ① 芭蕉庵と芭蕉座像と句碑その1!

2024-06-03 10:25:24 | 日記
令和6年6月3日(月)
江東区: 芭蕉記念館   ①        
 二度目の訪問。

 ここにも、
池を配した庭園がある。

 築山には、
芭蕉庵を模した祠と句碑等がある。

 庭園を道しるべの標注に沿い、
築山の階段を上る。

 延宝8年(1680)、
芭蕉は、
それまでの宗匠生活を捨て、
江戸日本橋から深川の草庵に
移り住む。   
 この草庵は、
門人から贈られたバショウの株が
生い茂ったことから、
「芭蕉庵」と呼ばれる。 
     
 芭蕉没後、
武家屋敷内に取り込まれ保存。
 幕末から明治にかけて消失。
 大正6年(1917)9月の
台風の高潮の後、
常盤一丁目から
「芭蕉遺愛の石の蛙」が出土。
<芭蕉座像>

 同10年に東京府は、
この地を「芭蕉翁古池の跡」と指定。
 昭和56年(1981)に、
江東区が、このゆかりの地に、
松尾芭蕉の業績を顕彰するため、
芭蕉記念館を、
平成7年(1995)には
隅田川と小名木川に隣接する地に
芭蕉記念館分館を開館する。
庭園内の芭蕉句碑には、
<芭蕉句碑その1>

「古池や 
  蛙とびこむ 
     水の音」      
と・・・・・もう一句!
 はてその一句は?
~つづく。




江東区: 芭蕉庵跡稲荷神社 芭蕉生誕350年記念碑と句碑!

2024-06-02 10:08:39 | 日記
令和6年6月2日(日)
江東区: 芭蕉庵跡稲荷神社          
  平成26年11月以来
二度目の訪問。
<芭蕉庵跡稲荷神社>

 二度目になると、
同じものでもやはり見方が変わる。
何だ何だ
という好奇心の塊が
ほどけているからか。
 大正6年(1917)の大津波の時、
芭蕉のものとみられる石蛙が
見つかったことから
「芭蕉庵跡」と推定される。
 鳥居にも
「芭蕉庵史跡・芭蕉稲荷神社」
と銘打たれている。
<鳥居>

 鳥居を潜ると、
左側に、  
「俳聖芭蕉翁生誕350年記念碑」
と芭蕉句碑が並立。
<俳聖芭蕉翁生誕350年記念碑>

 平成6年に
生誕350年記念の催しが
行われた模様。
<芭蕉句碑>

 芭蕉句碑は、勿論、
「古池や 
   蛙とびこむ 
     水の音」
 である。
 朝日の光が強く、
石碑が丁度日陰にあたり
文様碑となっている。



江東区:芭蕉史跡展望庭園  芭蕉三昧!

2024-06-01 10:13:32 | 日記
令和6年6月1日(土)
江東区:芭蕉史跡展望庭園   
<展望庭園入り口>
   
 木製の入口から
また階段を上がると、
木製の組み合わせ写真に
びっくり。

 一組は、
当時の川の様子が描かれている。
 もう一組は、
富嶽三十六景「深川萬年橋付近」。
 狭い所を上手に活用。
 庭園の中央の台座の上に、
芭蕉座像。

 表情を左右よりアップして撮影。

 やはり筋金入りの面構え。
 嵐山さんが「悪党」呼ばわり
するのも一面では当たりかな?

 庭園をうまく生かした
いくつものレリーフや
外壁を活用したレリーフが
整然と並べられている。  
 
 
 
 
 さて、お目当ての芭蕉句碑。
<芭蕉句碑>


「川上と 
  この川下や  
    月の友」
と詠まれている。
 そして、
小名木川五本松等の説明が
きちんとなされ、
出口には芭蕉庵跡の碑と
焼き物の蛙が置かれている。
<芭蕉庵跡の碑と蛙>

 小名木川の夕べを愉しみたい
気分になるほどいい処である。