貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

豊島区目白: 学習院大学構内血洗家と芭蕉句碑と乃木希典邸!

2024-06-10 09:56:37 | 日記
令和6年6月10日(月)
豊島区目白: 学習院大学構内      
 山手線目白駅を降りて
右手に西門がある。

 8時開門だが、
見学者は9時以降からという
守衛さんの説明。
<学習院大学本館>

 真性寺を先に見て、再度訪問。
 パンフレットで丁寧に説明
してくださった。
 有難し!
 まず、血洗の池まで行く。
 少し水が濁っていた。
 不気味!?   
<血洗の池>
<血洗の池の木橋>

 血洗の池とは生臭い名称だが、
「高田馬場の決闘」で有名な、
赤穂浪士の堀部安兵衛が血刀を
この池で洗ったという伝説の池。
 今では、学生達の憩いの場所
となっている。
 ゴミひとつ落ちていない
清潔な大学である。
 見学者だけでなく、
ここで働く人も、学生も、
気持ちよく構内で過ごしている。
 しばらく散策すると、
富士見茶屋跡があり、
<芭蕉句碑>


芭蕉句碑も見つかる。
 芭蕉の句は、
「目にかゝる 
  ときや殊更 
    五月富士」 。                                          かつて、江戸時代には、
ここからの富士山がよく見え、
多くの風流人が訪れる。
<その説明>

 初代歌川広重は、
「富士三十六景」のひとつとして、
「雑司ヶ谷不二見茶屋」
を描いたのがここ。

 昔、富士山は、
二十県から見えたという話を
聞いたことがある。
 「富士見」という地名は
その余波でもあろう。
 今も昔も愛され、
拝まれている富士は
やはり日本一の山!
 私もその雄大さを十数回体験。
 富士山を見ると、
何故か安堵と高揚感!
 青梅でも、
富士山は、
永山丘陵やまるまる小学校の屋上
などから、よく見え、よく眺めた
ものだ。
 富士に思いを寄せて散策するうち、
乃木館に到着。

 乃木希典氏は、
この学生寮の院長だったとは・・・。
 これも貴重な知識となる。



豊島区巣鴨: 真性寺(しんしょうじ) 芭蕉と杉風の句碑!

2024-06-09 10:20:27 | 日記
令和6年6月9日(日)
豊島区巣鴨: 真性寺(しんしょうじ)    
 50年前、
西巣鴨の近くに仮住まい。
 時々巣鴨で降り、
地蔵通りを歩いて賑わいを
楽しんだ。
 巣鴨駅前に、
このお寺があるとはつゆ知らず。
<山門>

 由緒沿革にも記されているように、
奈良県桜井市の長谷寺の末寺である。
 創建年代等については不詳。
 聖武天皇の勅願により
行基菩薩が開いたと伝えられている。
 江戸時代に入り
元和年間(1615~1624)に中興される。
<本殿>

 江戸時代には
江戸六地蔵の第四番が安置され、
また江戸幕府8代将軍徳川吉宗も
たびたびこの寺に立ち寄る。
 大きな傘をかぶり、
杖を持つお地蔵様。

 江戸の六街道の出入口に置かれ、
旅の安全を見守る。
 (巣鴨は中山道の出入口)
 芭蕉翁と杉(さん)風(ぷう)の俳句が
句碑として残されている。
<芭蕉と杉風の句碑>



 芭蕉の句は、
「蓬白露も 
  こほれぬ萩の
   うねりかな」。  
 杉風の句は、
「萩植て 
   ひとり見習ふ 
      路かな」。
<その説明>
 紅梅も見事!
<門外は地蔵通り>


向島百花園③句碑散策と近江すみれの発見!

2024-06-08 10:15:39 | 日記
令和6年6月8日(土)
向島百花園③
 次の句碑は、
雪中庵梅(ばい)年。句は、
「黄昏や
  又ひとり行く
    雪の人」 

<雪中庵梅年の句碑>
                                                     
 南北に細長い池があり、
鯉などの魚が泳ぎ、
水辺には菖蒲や半夏生などが
植えられている。
 水は循環水のよう。
 螺舎秀民の句は、
「葦の芽や 
   田へ来水も 
      角田川」
<螺舎秀民の句碑>

 北元居士の句は、
「水や空
   あかり持あう  
      夜の秋」。
<北元居士の句碑>

 寶屋月彦の句は、
「うつくしき
   ものは月日ぞ   
      年の花」
<寶屋月彦の句碑>

 其角堂永機の句は、
「朧夜や
   たれをあるじの
       墨沱川」
<其角堂永機の句碑>
 そして、近江すみれとスカイツリー
を発見!



向島百花園③山上憶良の「秋の七草の歌碑」と狂言塚碑など!

2024-06-07 10:11:38 | 日記
令和6年6月7日(金)
向島百花園③
 折角なので、
文人たちの句歌碑も整理。 
 山上憶良が詠んだ
「秋の七草」の歌。
<山上憶良の歌碑>

「秋の野に 
  咲きたる花を
   指折り 
    かき数うれば        
      七種の花   
 萩の花 
  乎花(おばな)
    葛花    
 嬰麦(なでしこ)の花 
  姫(おみな)部(え)志(し)    
 また 藤袴 
   朝(あさ)貌(がお)の花」


 俳名其水、
晩年「古河黙阿弥」と改名。
三百余の新作狂言の作者の記念碑
「狂言碑」は、左。
<狂言塚碑>

 次の碑は、
最中堂秋耳句碑。

「限なき 
   そらの要や    
      望の月」
井上和紫の句歌碑の句は、

「紫の由かりや
    すみれ      
     江戸生れ」
~つづく。

向島百花園② 芭蕉句二首「梅の花」とスカイツリー!

2024-06-06 10:19:46 | 日記
令和6年6月6日(木)
向島百花園②
 百花園から眺める
スカイツリーもまた見応えがある。

 家内といっしょに藤の花などが
咲く頃や萩の花の満開時に
トンネルを潜るのも一興かなと
想いを巡らす。
<芭蕉句碑>


 芭蕉句碑の句は、
「春もやや      
  けしきととのふ      
    月と梅」    

 「こんにゃくの 
  さしみも少し 
    梅の花」
<芭蕉句碑その2>

<梅の花>

~つづく。