『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[《今年 観た映画(14)》・・・100作品達成!]

2021-09-24 22:25:54 | 新・物語の感想
《今年 観た映画(14)》・・・100作品達成!
 
 
94作目・『クーリエ:最高機密の運び屋』・・・4.5
 キューバ危機の時代、CIAの対ソ連への諜報戦。
 ソ連の高官が純粋に世界平和のため、情報を西側に提供。
 ビクビクしながら協力していたイギリスのセールスマンが、窮地の高官を助けるため、その友情と良心、そして忍耐の物語。
 ベネディクト・カンバーバッチが、デニーロ張りの肉体改造で主演!
 KGBのリーダーも、安易な悪に描いてないとこが良かった。
 
95・『モンタナの目撃者』・・・3.5
 わりと話がスムーズに進み、心地よいアクション作品。
 敵のやり方が杜撰過ぎる。
 故に、話の方向性が定まる。
 何故か、スタローンの「クリフハンガー」を思い出した。
 アンジェリーナ・ジョリー版「山火事クリフハンガー」!!
 
96・『未成仏百物語 AKB48異界への灯火寺』・・・3.5
 私はAKBが嫌いだったのだが、全盛期を過ぎた今となっては、距離を置いて見ることが出来て、知らないメンバーがみんな可愛く、8人のメンバーが、恐怖ドラマや怪談トーク、心霊現場を訪れたりとバラエティに富んだ構成の中で、涙目で恐怖に襲われる。
 なんか、新しいアイドルの使い方を見せられた気がした。
 大島てるの登場には驚いた。
 
97・『マスカレードナイト』・・・3.0
 なかなか面白かったが、クライマックスで、なんで#キムタク 演じる主人公及び見ている我々は、新年のカウントダウンと同時に、タイマー殺人が行われると思ってしまっているのか?
 なんか、無理矢理なサスペンスになっている。
 それから、この作品、エピローグが4回くらいあり、クドイ!
 前作も、エンディングの後の、最後のダンスがタルかったし。
 
98・『ザ・ギルティ (2021)』・・3.0
 
 始まったら、Netflixのロゴ!
 やばい、会員ならばNetflixで無料で観れる作品を、俺、金出しちゃったのかよ!
 配信は10/1からだそうで、まあ、一週間の早見にお金を払わされたわけだ。
 ・・・警察の緊急通報受付の警官が、今、まさに拉致された母親を助けようと、ブースの中で悪戦苦闘する物語。
 主人公には、なにやら過去の事件があり、家族とは別居しており、精神的に万全じゃないようだ。
 かなりサスペンスフルだが、俺は個人的に、こうした密室劇は好みじゃないかな。
 
99・『沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家』・・・3.0
 
 タイトル通りの作品で、ジェシー・アイゼンバーグが好演。
 舞台のフランス南部を牛耳る、ナチスのゲシュタボ クラウス・バルビーの存在がかなり強烈。
 史実を調べたら、南米に逃げ落ち、アメリカに情報を与える存在として処刑を免れ、最後は獄中死、名前を変えてフランスに来てたりもしていたそうだ。
 虐殺の中心人物が、のうのうと天寿を全うしてやがるのだ。
 
100・『夢判断 そして恐怖体験へ』・・・2.0
 無料で貰ったチケット、幸福の科学の映画。
 主人公らが、悪夢の解釈をし、相談者の悩みを解決する物語。
 なんかパンチのないエピソードが連なり、俺は出てくる女優がなかなか可愛かったのでやり過ごした。
 リアル世界と、霊の世界が、異なるエピソードでリンクし、そこだけ、「おっ、工夫してるな」と感心。
 
101・『レミニセンス』・・・4.0
 なんとなくクリストファー・ノーラン風な作品に思え、私は、時間や重力がグジャグジャな氏の作品が苦手なので(「インターステラー」は凄く好き)、期待しないで見たら、舞台設定の水没した世界や、記憶を覗ける技術が商売になってる世の中ではあるけれど、内容は、王道の、愛して失踪した女を追い求める「探偵」のハードボイルドなストーリーだった。
 感動した。
 
                  (2021/09/24)
 

[イントゥ・ザ・ナイト!(深き闇の中へ!)]

2021-09-16 07:41:35 | 新・物語の感想

☆・・・世に棲む日日 (96)

 確かにあたいは映画をよく観る。
 どんなジャンルのものも観る。
 でも、同じ映像ジャンルだからと言って、海外のを含めたドラマに詳しい訳ではない。
 映画とドラマでは、構成要素がかなり異なる。
 「ウォーキングデッド」には嵌まったけど、基本、ドラマと言うものとの長期間のつきあいには、あたいは慣れていない。
 だから、その評価には自信がない。
 おそらく、俺が夢中になったものに対し、ドラマ好きの人は「もっと凄いのがあるぜ!」と思うかも知れない。
 だが、この、ネットフリックスのベルギー産オリジナルドラマ「イントゥ・ザ・ナイト」には夢中になっている。
 シリーズ1が7話と短く、俺には間口が広い。
 なんと言っても設定がたまらなかった。
 SFであり、スリラーであり、極限の人間ドラマ。
 ・・・太陽の活動が異常化し、地球に、電子レンジの効果のようなマイクロ波が降り注ぐ。
 とある日の、夜が明けた場所から、人がバタバタと死んでいく。
 朝を迎えてないブリュッセルで、その情報を知ったNATO所属のイタリア軍人がテンパって、機乗がはじまったばかりの旅客機をハイジャック、とにかく、太陽光にさらされない、未明の西に飛び立つ。
 わずかに乗り込んでいた乗客もスタッフも、それぞれ、複雑な人生を抱えている。
 また、そのフライト自体も前途多難、世界各地の空港に降りたち、燃料を補給しつつ、夜が明ける前に、西に西に!
 だが、その燃料も、マイクロ波に曝され変質し劣化!
 補給する食料も、何時間も電子レンジに掛けられたかのようなチョークのような味に・・・!
 地球を何周も逆に向かいながら、安住の地を探・・・、したいが、なんとも先が見通せない。
 もう、八方塞がりのメンバーたち。
 1話目の最後に主人公の一人が「どこに行く!?」と聞かれ答える。
     「イントゥ・ザ・ナイト!(深き闇の中へ!)」
 かっけぇ!
 ・・・で、そのシーズン2がはじまった!
 見てみて! 

                         (2021/09/16)


[人喰い羆ハンター]

2021-09-15 23:35:08 | 新・物語の感想
☆・・・世に棲む日日 (96)
 
 店では、テイクアウトのお客さんを待ちながら、アマプラとかネットフリックスとか、マンガとか小説を見たり読んだりして過ごしている。
 15年ほど前、ラジオパーソナリティーのバカボン鬼塚が、NACK5で「吉村昭の『熊嵐』を、イーグルスの『デスペラード(ならずもの)』を聞きながら、是非、読んでみてくれ」と言っていたのを聞き、素直にそうしたら、素晴らしく自分の心にはフィットした。
 実際に起こった、人喰い熊と、北海道の寒村、武骨なハンターらのハードボイルドな物語が、わたし的にはたまらなくて、自分を形成する1パーセントの存在になった。
 1パーセントって少なく思えて、人の100分の1を形成する要素って凄いよ!
 ちなみに、俺にとって、幼女少女は18パーセントを占める。
 それはさておく。
 てなわけで、吉村昭の、散文の積み重ね、その高みの結実としての作品群は、俺にとって、クリント・イーストウッドが監督した作品群のような上質さを感じ、古本屋では、常にお買得を探していた。
 本日、まさかの吉村作品、しかも熊物をブックオフでゲットした。
   『熊撃ち』!!
 無造作に人を食い散らかす羆vs武骨なマタギ!!
     羆・・・、日本最後のモンスターである。
 嗚呼、実話に裏打ちされし、スーパーハードボイルドな世界が、また、読めるんだ!
 私は、たまらなく、その、サッパリと語られるリアリズムに興奮した。
 
                        (2021/09/15)

[生ハムと『双亡亭壊すべし』]

2021-09-14 17:54:36 | 新・物語の感想
☆・・・世に棲む日日 (95)
 
 いやはや、なんだかんだと、やっぱ、ワクチン接種の副作用はあり、とにかくダルい。
 重度のインフルエンザに罹かった時の、25分の1くらいのダルさがある。
 1アクション1アクションが億劫だ。
 しかし、店に来て、持ち帰り用の生ハムを切り置きせにゃあならん。
 店に来て、椅子に腰を下ろしたら、立ち上がるのが億劫。
 でも、ノロノロと立ち上がり、スライサーで切りはじめる。
 ・・・と、うは!(^.^)
 今日のパルマ産プロシュートの切り口は、実に美しいぞ!
 あたいはノリノリで三十人前を切り上げましたとさ!
 
   ◇
 
 藤田和日郎の『双亡亭壊すべし』が、全250話全25巻で完結した。
 既刊を購入していたけど、この人の作品は複雑なので完結を待っていた。
 三日間で読んだ。
   圧巻!
 この人の作品の凄さは、絶望の底の絶対零度の敵役の頑なさを、主人公が必死に、熱く、全編を通して解きほぐしていく過程にある。
 「うしおととら (全33巻)」の《白面の者 》、
 「からくりサーカス (全42巻)」の《フェイスレス 》、
 「月光条例 (全29巻)」の・・・、この作品は主人公もラスボスもひねくれていた(^_^;)
 「ワンピース(尾田栄一郎 既刊100巻)」のスケールに匹敵するのは、藤田作品しかないなぁ。
 しかも、藤田作品には「ナルト(岸本斉史 全72巻)」でも見られたような骨太な「一本道の物語」がある。
 「ワンピース」はどうしても、計算された小技の膨大な集積感を感じてしまう。
 ……話が逸れる。
 ちなみに、私は、「ワンピース」よりも「ナルト」のほうが好きかも。
 絶対に、和解が不可能と思われたサスケの絶望に、ナルトは語りかけ、戦い、吐き出させ、トコトンまで空っぽにさせて希望に転じさせた作家の手腕は、言葉では言い尽くせない。
 
                        (2021/09/14)

《今年 観た映画(13)》

2021-09-08 22:35:31 | 新・物語の感想
《今年 観た映画(13)》
 
 
 88作目・『#人肉村 』・・・4.0
最初からフルスロットルの「撲殺」「加工」「飼育」(^_^;)
ダラダラと浅く広い、カナダの森林の闇。
「村」は言い過ぎ、二人の《人肉兄弟+1+1》が獲物を待ち構える。
容赦なく、迷い込んだ男は食用、女は繁殖用。
映像のざらつきがヨーロッパ映画的で格調高いが、血みどろだ。
 
 89・『#科捜研の女劇場版 』・・・4.0
面白かった!
ワールドワイドな事件、お馴染みの科捜研のチームメンバーが大活躍、なおかつ、これまでのテレビシリーズの準出演者が、物語に有機的に集いしは、お祭り感満載。
クライマックスへ至る流れで、あまりにものミスリーディングを感じたのだが、
舞台挨拶で、刑事役の一人が、「あのシーン、僕も出ていたんですけどカットされました」と言っており、
つまり、監督は、説明不足と思われようとも、話のインパクトを優先したのだと知り、納得した。
しかし、#沢口靖子 は、なんだかんだで美人だ!
#コロナ禍 の製作、完成、ファンに舞台で挨拶でき、目が潤んでいたよ。
 
 90・『#テーラー人生の仕立て屋 』・・・4.5
ミスタービーンとジョージ・クルーニーを足して2で割らない容姿の、経営が傾いた仕立て屋が、一流のスーツを載せ、屋台を引いて町に売りに出る。
派手な話ではないのだが、画面から目が離せない。
ずーっと面白い。
ギリシャの町並みや庶民の生活が楽しいのだろうか?
隣家の娘がちょくちょく、主人公に絡んできて心地よい。
しかし、隣家の母親と、主人公が「絡んで」しまったのは、楽しい話のリズムを崩した、蛇足。
 
 91・『#サマーオブ85 』・・・4.0
高校生の一夏のロマンス。
初恋、失恋、永遠の別れ。
その恋は同性愛であったが、そこで描かれる情動は、異性しか愛さない私にも共感できるものだ。
・・・喪失を埋めるのは、長い長い時間が必要だ。
 
 92・『#シャンチー #テンリングスの伝説 』・・・3.0
#マーベル の中華系ヒーロー、船越英一郎似。
飽きずに楽しめるけど、一作目・登場編であり、あまり思いきったストーリー的な冒険が難しいね。
テンリングスの汎用性が、マンガ「覚悟のススメ」の#零式鉄球 みたいで良かった、
あと、龍と竜の違いをビジュアルで見せてくれたのも新鮮であった。
 
 93・『#スペースプレイヤーズ 』・・・3.0
#ワーナーブラザーズ のお祭り映画。
そのソフトの多彩さに驚く。
でも、#バックスバニー に代表される#ルーニーテューンズ への愛が溢れていて感動!
個人的にはグレムリンが大好きなので、一瞬の暴れっぷりが嬉しかった。
 
                   (2021/09/08)

[復活のザエルアポロ・グランツ]

2021-08-08 07:31:04 | 新・物語の感想
☆・・・世に棲む日日 (35:ザエルアポロ )
 これ、読む人が理解してくれなくてもいいや、備忘録として記す。
 連載は既に終わっているマンガ『ブリーチ』だが、二十周年を迎えたと言うことで、明日発売の週刊少年ジャンプで、特別読み切りが掲載されていた(今後、続きそう(^.^))。
     驚いた!
 作中、阿散井恋次も、ページを跨いで驚いていた(^.^)
 ザエルアポロが復活し、パワーアップし、地獄の悪魔の尖兵として現われた。
 この人、わりとよくいる、マッドサイエンティスト的なキャラクターで、作中では、中堅の強さの敵であった(連載時の活躍時期2007年)。
 倒されて、エピソードとして消費されて、消えゆく定めのキャラクターである、・・・はずだった。
 以下、わたすが12年前に書いた文章(2010年)。
 
◇◇◇
 
     【・・・[映画『劇場版 BLEACH 地獄篇』を観た(ザエルアポロの話^^;)] (2010-12-04 23:51:11 )
 
☆熱狂的な『ブリーチ』ファンではないが、いちお、少年ジャンプでは欠かさず読んでいるし、<ワーナーマイカル(←現在はイオンシネマ)>のタダ券も1枚あったので、姪っ子と観に行った。
 姪っ子は、「ブリーチ」に出てくる悪役の一人・ザエルアポロをえらく気に入っていた時期があり、でも、そのザエルアポロは原作ではやられてしまった。
 本来、もう、作品中にはザエルアポロは出ない筈であったのだが、なんと! 今回の映画版『地獄篇』の前日譚が、今週のジャンプに掲載され、舞台が地獄であるが故に、地獄に堕ちたザエルアポロが登場したのだ(今週のテレビでも、その前日譚が放送されたらしい)。
 これには、私も姪っ子も大喜び!
 まあ、今回の敵役の「かませ犬」扱いだったのだが・・・。
 しかし、ザエルアポロは凄いのである。
 彼が、テレビシリーズに出ていたとき、テレビの話が原作連載に追いついてしまい、彼が、主人公ら死神たちと戦っているときに物語は中断し、オリジナルシリーズが挿入されたのだ(よね?)。
 だから、彼は、原作でも、それ程長期に物語に登場しているわけではないのに、何か妙にファンの心に意識され続けていた・・・。
 姪っ子などは、その声優によるキャラクターCDまで買った。
 それは、私が、私のパソコンを使いアマゾンで購入してあげたのだが、その後、しばらく、アマゾンのオススメで「『BLEACH BEAT COLLECTION 3rd SESSION:06 SZAYELAPORRO GRANZ』を購入したあなたにオススメします」と、訳の分からないCDを薦められて困ったものだった^^;
 で、ザエルアポロにハマった過去(黒歴史)を持つ姪っ子だが、今となってはちょい恥ずかしいのだろうと思いきや、学校の体育祭の練習のときに、みんなで聴く曲がなかったので、そのザエルCDを持っていってみたところ、クラスメイトに異常に受けたとのことで良し良し!
 
 
 うわっ!
 全然、今回の映画版の内容について書いていない^^;
 でも、映画館に入ると、『ワンピース:ストロング・ワールド』の時に貰った「0巻」のように、前日譚の「地獄篇・序章」がジャンプコミック体裁で入場者にプレゼントされて、ちょい嬉しかった。
 
 
 さて、映画の内容だが、まあ、こんなもんでしょう。
 「ブリーチ」の世界観って限界あるような気がする。
 なまじっか、「ドラゴンボール」なみのパワーのインフレを起こしているので、物語に起伏をつけられないのだ。
 そんな中、ネタバレになっちゃうので言えないが、敵役が二転三転したりして、なかなか工夫しているし、
 地獄のビジュアルも、階層によってかなりヴァラエティに富んでいて面白かった。
 肝心のバトルのスピード感も凄まじいのだが、さすがにそれが延々と続くと、いささか飽きてしまった。
 織姫のおっぱいは大きく、それに無自覚な雰囲気がムカつくんだけど、「じゃあ、やれるとしたら、やらないのか?」と問われると、「やる!!!」としか言えない・・・。
 主人公の一護の妹のユズは、「ブリーチ」の中で、私の好きなキャラの一人だが、アニメだと、ちょいと成長して描かれている。
 マンガだと小一か小ニくらいの小ささで、ちっこくて可愛いのに・・・(最近のマンガでは中学生になっちまった、へヘイ・ベイベー♪)。
 私は、わりと、「滅却師(クインシー)」の石田雨竜も好きなのだが、今回の映画ではかなり活躍していたので嬉しかった^^
 話が戻るが、
 どうしても、今回の敵の大ボスが、ザエルアポロよりも強いとは思えなかった・・・^^;
 それから、クライマックスで、スカル聖衣を羽織った一護が見得を切るシーンはかっちょいいぞ!(2010/12/04)】
 
◇◇◇
 
今回、ザエルアポロが、再度、復活した!
こりゃ、姪っ子に報告だ!!
                         (2021/08/08)

[ナカデミー賞'2020 ベスト9]

2021-01-01 23:12:52 | 新・物語の感想

☆・・・総鑑賞本数118本、コロナによる映画館自粛期間が2ヵ月あった割りには見てるなぁ^^

コロナ禍のもと、感受性が研ぎ澄まされ、ベストナインを選ぶのに苦労しました^^;

◇   ◇   ◇

1・ジョジョ・ラビット…4.0

   ♪ 2・イン・トゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり…4.5 (トム・ハーバー監督)

3・パラサイト 半地下の家族…4.0

4・カイジ ファイナルゲーム…3.0

5・ジュマンジ ネクストレベル…3.0

6・ヒックとドラゴン 聖地への冒険…3.0

7・フォードvsフェラーリ…4.0

8・リチャード・ジュエル…4.0

9・フィッシャーマンズソング…4.0

10・メイド・イン・アビス 深き魂の黎明…4.0

11・AI崩壊…3.5

12・ザ・ピーナッツバター・ファルコン…4.0

13・ナイブス・アウト 名探偵と刃の館の秘密…3.5

14・テリー・ギリアムのドン・キホーテ…3.5

   ♪ 15・僕のヒーローアカデミア ヒーローズライジング…4.0 (長崎健司監督)

   ♪ 16・マリッジ・ストーリー…5.0 (ノア・バームバック監督)

17・黒い司法 0からの軌跡…4.0

18・スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼…3.5

19・チャーリーズ・エンジェル…3.5

20・1917 命をかけた伝令…4.0

21・野生の呼び声…3.5

22・ミッドサマー…3.5

23・Fukushima50…4.0

24・キャッツ…3.5

25・スキャンダル…3.5

26・スケアリーストーリーズ 怖い本…3.0

27・ヲタクに恋は難しい…3.0

28・弥生、三月 君を愛した30年…3.0

29・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒…4.0

30・おいしい給食…3.5

31・ブラッド・ショット…3.0

32・囚われた国家…3.5

33・21世紀の資本…3.5

34・ロイヤルコーギー レックスの大冒険…4.0

35・架空OL日記…3.5

   ♪ 36・家族を想うとき…4.5 (ケン・ローチ監督)

37・ワールドエンド…3.0

38・ライブリポート…3.5

39・タワーリングインフェルノ(リバイバル)…3.5

40・ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語…4.0

41・エキス・マキナ(リバイバル)…5.0…傑作だが、2020年のベストには入れられない。

42・デンジャー・クロース 極限着弾…4.0

43・俺たちに明日はない(リバイバル)…4.0

44・プレーム兄貴、王になる…3.5

45・ランボー ラスト・ブラッド…3.5

46・風の谷のナウシカ(リバイバル)…4.0

47・エジソンズ・ゲーム…3.5

48・プロメア…3.0

49・In the Life of Music 音楽とともに生きて…3.5

50・のぼる小寺さん…4.0

51・アンチ・グラビティ…3.0

52・チア・アップ…3.5

53・透明人間…3.5

54・レイニー・デイ・イン・ニューヨーク…3.0

55・ライド・ライク・ア・ガール…3.5

56・T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版…4.0

57・リトル・ミス・サンシャイン(リバイバル)…3.0

58・劇場版 秘密×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~…2.5

59・機動警察パトレイバー the Movie(4DX版)…4.0

60・今日から俺は!! 劇場版…3.5

61・ドラえもん のび太の新恐竜…3.5

62・ファヒム パリが見た奇跡…3.5

63・アルプススタンドのはしの方…3.0

64・弱虫ペダル…3.5

65・2分の1の魔法…3.0

66・サーホー…3.5

67・荒野のコトブキ飛行隊 完全版…3.5

68・ミッドウェイ…3.0

   ♪ 69・ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー…4.0 (オリヴィア・ワイルド監督)

   ♪ 70・ソニア ナチスの女スパイ…4.0 (イェンス・ヨンソン監督)

71・事故物件 怖い間取り…2.5

72・幸せへのまわり道…3.5

73・ジェクシー スマホを変えただけなのに…3.0

74・きっと、また会える…4.0

75・ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン 劇場版…3.0

76・プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵…3.5

77・甘いお酒でうがい…4.0

78・テネット…3.5

79・パプリカ(リバイバル)…3.0

80・望み…3.0

81・星の子…3.0

82・クレヨンしんちゃん 激突ラクガキングダムとほぼ四人の勇者…3.5

83・映像研には手を出すな!…3.5

84・BURN THE WITCH…3.0

85・鬼滅の刃 無限列車編…3.5

86・鬼滅の刃 無限列車編(アイマックス版)…3.5

87・ドラえもん のび太の新恐竜(2観目)…3.5

88・シカゴ7裁判…4.0

89・キーパー ある兵士の奇跡…4.0

   ♪ 90・朝が来る…5.0 (河瀬直美監督)

91・悪人伝…4.0

92・とんかつDJアゲ太郎…3.5

93・水上のフライト…4.0

94・ドクターデスの遺産…2.5

95・昨日からの少女…3.5

96・スパイの妻…3.0

97・ストックホルムケース…3.5

98・ばるぼら…3.5

   ♪ 99・ミッドナイト・スワン…5.0 (内田英治監督)

100・アーニャは、きっと来る…4.0

101・罪の声…3.0

102・ホテルローヤル…3.0

103・新解釈 三國志…3.0

104・イマジン(リバイバル)…2.0

105・新・鮫島事件…2.5

106・サイレント・トーキョー…2.5

107・家なき子 希望の歌声…4.0

108・ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒…3.5

109・劇場版 ポケットモンスター ココ…3.5

110・ネットフリックス 世界征服の野望…3.0

111・天外者…3.5

112・'96…4.0

113・エヴァンゲリオン 新劇場版:Q…3.0

114・えんとつ町のプペル…3.5

115・ミッドナイト・スカイ…3.5

116・プロム…3.5

117・ワンダーウーマン 1984…3.0

   ♪ 118・ソング・トゥ・ソング…5.0 (テレンス・マリック監督)

 

                                   (2012/01/01)


[最近 観た映画(9)]

2020-07-11 21:51:54 | 新・物語の感想
☆・・・作品を吟味して選んでの鑑賞。点数が高いのもしゃーない!(^.^)
 
 (今年の49作目)『In the life of music 音楽とともに生きて』3.5
 カンボジアの3つの時代を舞台にした、それを一つの歌が繋ぐ物語。
 観て、すぐさま、カンボジアに行きたくなった。
 これほど、カンボジアの雰囲気を感じさせてくれてありがとう。
 おしゃまな美幼女・美少女・美少女お姉さん・イイ女も揃っています。
 アンコールワットを出さずに、暗黒の時代を内包した「はにかみの王国」を描き出していることに感動。
 河瀬直美監督がこれを観たら共感しそうだ(^o^)
 
  (50作目)『のぼる小寺さん』4.0
 ボルダリング(部活)にひたすらに打ち込む小寺さんの一挙手一投足を、ひたすらに見つめ続ける近藤くん。
 たまに、制服で登ったりして、太股があらわになりたまらない。
 フェチの映画と思いきや、次第に、その小寺さんの頑張りに、近藤くんをはじめ、進路を考えなくちゃならない、周囲の多感な年頃のクラスメイトが影響されていく。
 その物語運びが心地良い。
 小寺さん役の工藤遥、私は10年ほど前から「可愛いな」と知っていたが、10年経って高校生役は厳しかろうと思いきや、彼女は、ハロープロジェクトに最年少で入った子だそうで、10年経っても若い若い。
 いやはや、お客さんが2人しかいなかったけど、みんなに観て欲しい青春映画のタイムリーヒット!
 
 (51作目)『アンチグラビティ』3.0
 ここにきてロシア発のエンターテイメント作品をよく観ることになった。
 クリストファー・ノーラン作品のような、歪んだ世界の超能力SF。
 先日 観た「ワールド・エンド」と同じく、特殊撮影技術においてはハリウッド作品に遜色ないが、こちらにはヒーロー度があんましない。
 どんでん返しもあり、観て損はないぞ!
 
 (52作目)『チア・アップ 』3.5
 たまに、場違いにも何かにチャレンジする者たちが、周囲に白い目を向けられつつ、評価を得るに至る物語がある。
 「天使にラブソングを」なども、このパターンの流れだ。
 さて、この作品では、シニアタウンに住む老人女性たちが、チアリーディングに挑む。
 かなり厳しい老い具合である。
 おとなしく余生を過ごそうと、周囲の老人に溶け込むつもりもなかった主人公が、厚かましい隣人たちのペースに巻き込まれ、次第に友情を当然のものとしていく様がたまらない。
 クライマックスのチアリーディングもありのままだ。
 ありのままだけど、感動したよ。
 
 (53作目)『透明人間』3.5
 姉が実家に遊びにきて、「なんか映画を観たい」と言うので、母親と3人で行った。
 この作品は、かなり上質なサスペンスが楽しめそうだった。
 果たして、序盤の、主人公が、暴力的な旦那の大邸宅から、密かに逃走計画を立てて脱出するシーンからしてドキドキだ。
 母親がショック死しないか、オラ、更にドキドキ^_^;
 その後、旦那は自殺されたとするが、主人公の周囲には不審なことが起こり始め、主人公は精神的に追い詰められていく。
 惜しむらくは、透明人間旦那にストーカーされ続ける不遇の女性役のエリザベス・モスが、なんとも華がない。
 精神を病んだ演技はうまいんだけどね、やっぱ、美人が追い込まれたほうが、こっちも夢中になれる。
 
 (54作目)『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』3.0
 ウディ・アレンの新作。
 ニューヨークを訪れた若いカップルが、用事を済まして昼のランチを約束するが、それぞれが、雨のニューヨークの中、迷宮的な諸事情に巻き込まれ、再会がままならなくなっていく物語。
 エル・ファニングは、大人びた少女期を経て、反対にロリった女子大生になったなぁ。
 こりゃ、作中のセレブたちを魅了するわな^_^;
 
                               (2020/07/11)

[《最近 観た映画(8)》…点数 甘いか?^_^;]

2020-07-03 20:36:34 | 新・物語の感想

☆・・・最近、点数が甘めなので、やや下げてみた^_^;

(今年の43作目)『俺たちに明日はない』…4.0
 言わずと知れたアメリカンニューシネマの傑作。
 日本では、俺の生まれた年に公開。
 でも、全く古くささはなく、
 行く町行く町で、金を下ろすように強盗を繰り返し旅を続ける、元祖「無軌道な若者」のボニー&クライドの青春を大画面で見ることが出来て感動。
 作品は良く出来てるけど、俺は、こいつらを友達には持ちたくない(キッパリ!)。

(44作目)『プレーム兄貴、王になる』…3.5
 これまた、毎回面白い、…膨大だろう作品群の中から、選りすぐられて日本で配給されるインド映画。
 もう、いい男と、極上の美女が織りなす、歌って踊って戦って心に染みる大エンターテイメント!
 いつも、お腹いっぱいになる長尺です。

(45作目)『ランボー ラストブラッド』…3.5
 凄いね、スタローン脚本は、ランボーにけして安住の地を与えない。
 ささやかな幸せは、いとも簡単に崩壊させられる。
 ランボーは、それはもう、ジェイソンの如き残虐さでメキシカン人身売買マフィアに怒りが剥く。
 容赦ないランボーの怒り。
 いっそ、爽やかである。
 これは、生ぬるい時代へのランボーの怒りでもある。
 そして、これからは、幸福だった思い出とともに生きると言うランボーに、こっちは哀しくなるのだ。
 ランボーは生きてる。
 もう一作、戦場で最後を迎えさせたい。

(46作目)『風の谷のナウシカ』…4.0
 これも大画面で見たかった名作。
 地味に感じていたのだけど、こんなにもアクション豊富で、プロットが複雑なのは分かるけど、ストーリーも詰まっている。
 また、宮崎アニメ特有の「神は細部に宿る」的に細やかな演出。
 俺、つくづく影響を受けて生きてきたことが実感出来る。
 しかし、宮崎駿の兵器描写の生き生きとしてることと言ったら^_^;

(47作目)『エジソンズ・ゲーム』…3.5
 原題直訳は「電流戦争」、つまり、電力供給業界の覇権争いの話。
 エジソンと争うと言ったらニコラ・テスラが思い出させられるのだが、テスラは準主役で、エジソンと戦うのは、実業家ジョージ・ウェスティングハウス。
 エジソンは2人の主役の一人であるが、おやおや、知ってはいたけど、頑なで性格悪い、嫌がらせばかりしている。
 対して、ウェスティングハウスは、ファーストシーンのパーティーからして、席を外すときに、一人一人の名前を言って去り、もうその時点でいい人物だと分かる。
 最初から、ウェスティングハウスは協力しあおうと言ってるのだが、エジソン! エジソンだけが意固地になっているから、その意思が変わるまでの2時間の話^_^;

(48作目)『プロメア』…3.0
 これ、去年から、かなり長くロングランしていたよね。
 このコロナ禍の中、まだ需要があるらしく再上映だ。
 俺も観る。
 2時間ノンストップとも言える強烈にパワフルな演出で面白かった。
 都市の消防隊の話に、炎の怪人が出てくるのはおろか、最終的に地球の命運を左右していく展開は圧巻だ。
 でも、独特の淡いピンクやブルーのポップな色づかいは個性的だけど、おじさんには違和感が残った。

                              (2020/07/03)


[最近、観た映画(7)…傑作多数!]

2020-06-21 19:21:17 | 新・物語の感想
☆・・・(今年の37作目)『ワールド・エンド』…3.0点(お客さんの数、私を含めて6人)
 先に見た「囚われた国家」と同じく、圧倒的な力を持つ異星人の地球侵略もの。
 民族移住すべく、地球人を、奴隷もしくは根絶やしにしようと、宇宙から放射線を地球規模で放出する。
 唯一、月の影にあったモスクワ周辺だけが、無傷で残る。
 さて、残された人類の反撃だ!
 と、物語の背景は魅力的で、映像技術も素晴らしいのだが、なんか、ちょっと話がズレる。
 異星人に支配されるのは前提で、ちょっとマシな支配者(異星人の地球侵略の前任者)とモスクワ人が組んで、現任者の地球侵略異星人と戦う話^_^;
 
 (38作目)『ライブ・リポート』…3.5点(お客さんの数、私を含めて7人)
 正義感の強い警察官、とっさの判断で少年を死に追いやってしまい、署内では疎まれている。
 しかし、とある誘拐事件と関わってしまった。
 上司からは謹慎を申しつけられ、それでも、自分だけが真相に迫れると孤独に犯人を捜査、スマホで撮影している素人リポーターの追跡にも遭う。
 スマホ撮影の映像は、ネット生配信され、主人公の捜査は、市民の皆が知ることに、そう犯人も…。
 設定も面白いが、アクションも最後の最後までアンが詰まっている良作!
 
 (39作目)『タワーリング・インフェルノ』…3.5点(お客さんの数、忘れた)
 超高層ビルの大火災、居合わせた人々と消防士たちの話。
 50年近く前の古い作品のリバイバルだが、画質以外はしっかりと楽しめる。
 特殊技術のまだまだ発展してない時代に、おそらく膨大な製作費でセットを組んで、時間をかけて撮ったのだろう。
 高所の表現の、観る者への体感の共感は難しいと思われるけど、私はちゃんと肝を冷やされた^_^;
 ただ、ストーリー上、死ななくてもいいような人物が死に、なんか「ガンダム」の富野監督演出を思い出した^_^;
 この作品がなかったら、「ダイ・ハード」もなかっただろう。
 
 (40作目)『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』…4.0点(お客さん多数)
 ちょっと退屈かな、と思いきや、冒頭からグイグイ引き込まれる。まあ、世界的な名著なので、内容は書くまでもない。
 テロリスト的に、感動エピソードが物語に挿入されている。^_^;
 主人公のジョー役、なんの作品で見たんだっけ…、とずっと考えていたら、「ラブリーボーン」の娘だ!
 美人だけど、なんかパンチのない女優だ。
 あっ、ハーマイオニー出てるよ!
 
 (41作目)『エクスマキナ』…5.0点(お客さん、いっぱい!)
 こりゃ、傑作!
 今回が封切りかと思いきや、日本では5年前に公開されていた。
 知らなかった不徳と、大画面で見れた感激。
 大IT企業勤めの主人公が、雲の上の存在の社長の、山奥で隠遁生活をしている館に招待される。
 歓待は偽りで、実はそこで人工知能の研究が為されていた。
 エヴァと言う女性人型のAIがいて、社長にその性能のテスターを依頼されるのだ。
 いつしか、主人公は、美しく無垢なエヴァと心を通わせていく。
 日本の、色んなSF作品の影響が見られるが、やはり、「静かで清潔なSF」であるキューブリックの影響が大だ。
 オーバールックホテルを彷彿とさせるロケーションの中での、HAL9000の進化形の物語。
 愛に生きるのが、AIが人間と変わらない証明なのか、
 愛を裏切れることこそ、AIが人間と変わらない証明なのか。
 ちなみに、私は何度も長文で書いているが、いつしか、人間はAIの権利を認めなくてはならない時代が来ると思っている。
 それは必ず、動物の権利よりも優先される。
 それから、もう一つ、これが重要!
 主な登場人物は、主人公、社長、エヴァ、そしてもう1人、ハウスキーパーの日系のキョウコがいる。
 このキョウコ、それこそロボットみたく、初期の綾波レイみたいに感情がないのだが、従順に仕事をこなす様が事務的かつ、それ故に男の支配欲を満たし、また、スレンダーな身体でセックスの相手もこなし、とにかくエロい!
 この傑作の中で、その場を支配する、日本人とイギリス人のハーフ女優(モデルらしい)のソノヤ・ミズノに敬礼ッ!
 
 (42作目)『デンジャー・クロース 極限着弾』…4.0点(お客さんは、10人くらい)
 これ、面白かった!
 スピルバーグやオリバー・ストーン、リドリー・スコットなどの「色」のついてない戦争物。
 ベトナム戦争に参戦したオーストラリア軍の遭遇した危難の物語。
 尋常じゃない臨場感!
 もう、遮蔽物に乏しいゴム園で、平地を進軍。
 敵は遊軍程度と思っていての会戦!
 その場で前線をしき、撃ち合う。
 しかし、それは罠だった。
 ベトコンは倒しても倒しても、四方から「無限」に押し寄せてくる。
 あっという間に孤立。
 平地で孤立。
 このままでは全滅、小隊長は、遥か後方の野砲隊に「近接着弾」を無線で依頼するのだ。
 近接着弾とは、ここでは、味方の砲撃を、自らを標的にして撃って貰うことを意味し、それ程の危機的状況。
 もう、小隊は3個隊あり、危機の小隊を助けようとすると「ミイラ取りがミイラ」状態に。
 最終的には中隊が孤立化。(インスタ字数制限で終わり!)
 (追記)戦闘の過酷な推移とともに、作戦責任が徐々に上位に流れていき、小隊長⇒中隊長⇒大隊長⇒准将へと流れ、それぞれの立場で「戦場の良心」が試される。
 私は、この平地の戦いに、興味を持って検討しているノモンハン事件での戦いを重ね合わせて興味深く見た。
 
                               (2020/06/21)

[最近 観た映画(6)…傑作あり!]

2020-06-08 09:20:00 | 新・物語の感想
☆・・・やっと、映画館が再開した。
 丸2ヶ月、映画館に行かないなんて、物心ついてから初めてだ。
 ヴァラエティに富んだ6作品を観たよ!
 緊急事態宣言の間、テレビはコロナ報道がメインなのだが、それを縫って、ドキュメント番組か、昔の映画ばかり見ていたよ。
 イーストウッドの映画でよく見るソンドラ・ロックの魅力を再認識させられた(^.^)
          
 
 (今年の31作目)『ブラッド・ショット』…3.0点(お客さんの数、私を含めて2人)
 ヴィン・ディーゼル主演のSFアクション。
 「ワイスピ」シリーズのハゲマッチョでは、私はドウェイン・ジョンソンの方が好きなのだが、ヴィン・ディーゼルも作品を選んでいて、凝ったシナリオだ。
 主人公が超能力を持った戦士としてよみがえり、チームで悪に挑む、と言いたいが、仲間と思っていた者らとバトる。
 なかなか面白くて内輪もめ感もない。
 サイボーグ009が内紛を起こすとこんな感じかな?
 
 (32作目)『囚われた国家』…3.5点(お客さんの数、私を含めて2人)
 クラークの「幼年期の終わり」に似た、圧倒的な力を持つ異星人に支配・搾取されている世界観。
 SFアクション展開で地球を取り返すのかと思ったらポリティカルSF、綿密なテロ計画が進行し、テロリストたちの占領された世界での生活も描かれる。
 異星人に地区の治安管理を任されている男を演じるジョン・グッドマンが美味しい役柄だ。
 この人、ずーっと第一線の活躍だなぁ。
 
 (33作目)『21世紀の資本』…3.5点(お客さんの数、私を含めて4人)
トマ・ピケティのベストセラーの経済書のドキュメント映像化。
とどのつまり、「資本主義が行き過ぎると、18世紀の格差社会が復活してしまうぞ」と言う警告。
内容は、誰でもおぼろげに分かっていること、でも、それを歴史的な事象をエビデンスとして語ってくれるのが学者だ。
映像も、私の好きだった『コヤニスカッツィ 平衡を失った世界』みたいで面白かった。
 
 (34作目)『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』…、4.0点(お客さん俺だけ)
 コロナ閉塞を打ち破る、こう言うの(ライトライト、軽くて明るい)が観たかった!(^.^)
 女王陛下のトップドッグが、兄弟犬にその座を奪われ、箱入りだったが下野し、恋を知り、理不尽を知り、友情を知り、それらを勝ち得て、再びバッキンガム宮殿に戻る話。
 エリザベス女王やトランプ大統領も出てくるし、それを毒としないでコメディに収めたのはお見事!
 
 (35作目)『架空OL日記』…3.5点(お客さん、私を含めて3人)
 バカリズム原作のネット読み物が、テレビ版を経ての映画化。
 バカリズムが男そのままに、銀行OLに混じって、女の同僚として日常を続ける。
 誰もツッコむことはない。
 「あるある」以前のOLの生活は、私にはなかなか知り得ようないけど、これがリアルなんだろうなぁとクスクスさせられる。
 それだけで楽しい1時間半だが、クライマックスでは、OLたちの一大イベントの結婚が描かれて、そこでの「夢の終わり」とともに後を引いて終わる。
 
 (36作目)『家族を想うとき』…傑作4.5点(お客さんは、俺を含めて4人)
 イギリスの、とある「中流家庭」の経済的な苦境と、4人の家族関係が丹念に描かれる。
 おそらく、イギリスでは、中流も貧困層だ。
 流れが悪い方 悪い方に傾いていく。
 その、底流に闇が沈殿し、それが流れの表層に現れてくる気配の不安な雰囲気、それこそが「貧困なれど生活出来ている者たちのメンタリティ」、ケン・ローチ監督 見事である。
 「万引き家族」や「パラサイト」の監督は、この作品を観て勉強し直して欲しい。
 ああ、カンヌの審査員もね、見直して、不徳を恥じよ!
 
                              (2020/06/08)

[7日間ブックカバーチャレンジ・1日目:本格ミステリー]

2020-05-16 06:22:58 | 新・物語の感想
◇・・・☆7日間ブックカバーチャレンジ☆彡
   ☆1日目☆彡
 
     『アトポス』  島田荘司著
 
 最近、いまいちな作品も多くなってしまった、本格ミステリーの神様・島田荘司、その絶頂期の一作。
 地球を謎解く名探偵御手洗潔ッ!
 だが、この大著は、前半の、「血の伯爵夫人」ことエリザベス・バートリーの物語が強烈!
 徹底的なオンナの怖さが描かれる。
 そして、後半が現代の物語。
 前半と後半に繋がりはあるようなないような、それを「テーマ上の繋がりがある!」と思わせてしまう、この時代の島田荘司の凄さ!
 舞台設定の散文的な積み重ねが、その迷宮的な世界に自分が生きているような気持ちにさせられる。
 御手洗潔シリーズは、傑作を、この順番で読んで!
「占星術殺人事件」→「斜め屋敷の犯罪」→「(短編集)御手洗潔の挨拶」→「異邦の騎士」→「(短編集)御手洗潔のダンス」→「暗闇坂の人喰いの木」→「水晶のピラミッド」→「眩暈」→「アトポス」→「摩天楼の怪人」…。
 正直、近年の作は出来がいまいち^_^;
 ただ、御手洗がマイルス・デイビスとともに、カンボジアで起こった事件を解決する話が予告されていて、それは楽しみだ(^.^)
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『7日間ブックカバーチャレンジ』
〈ルール〉
 ☆読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ
 ☆好きな本を1日1冊投稿する
 ☆本についての説明不要
 ☆本の表紙画面をアップする
 ☆アップ毎に、1人のFBの友達を招待し、チャレンジの参加をお願いする
 ※ このチャレンジへの参加スルーOK
 ※ 次の人を指名するかどうかも気分次第で大丈夫との事
☆バトンをお渡しするお友達は…☆
 友達、いねぇ!
 マユさん、本の表紙のアップ写真だけで良いそうだから、時間的余裕あらば、やってみてちょ!
                              (2020/05/16)

[鬼滅の刃:20巻]

2020-05-13 11:30:11 | 新・物語の感想
☆・・・超ブームなので、発売日に朝一で特装版を買った。
 それほど悪かないが、なんでこんなに受けているのか分からない。
 
 ◇俺が評価するのは2点!
   ①序盤の悲劇性(だから、1巻から初版を買った)
   ②戦っている時の、主人公のパニクり心理描写
 
 ◇俺が首を傾げるのも2点!
   ①絵がド下手
   ②敵のデザインの悪さ
 
(追記)
 主人公の妹なので、そう呼ぶにはおかしいかも知れないがヒロインの名前に「禰豆子(ねずこ)」って変な名前を付け、それでも魅力的に描いたのは凄い^^
 
                        (2020/05/13)

[最近 観た映画(5)]

2020-04-13 23:48:40 | 新・物語の感想

☆・・・《最近 観た映画(5)》

これら、3月に観た作品です。
4月は、おそらく、映画館で映画鑑賞は出来ないでしょう。
こんな長期間、映画館に行けないのは、ここ四十年、なかったことです。

(今年の27作目)『ヲタクに恋は難しい』…3.0
 福田監督にしては笑えなかった。
 鷲巣詩郎担当の音楽を使ったミュージカルシーンも、物語の水増しのイメージしかない。
 高畑充希は確かに、演技・踊り・歌、何をやらしてもうまい。
 でも、それが笑いに繋がるとは限らない。
 対して、賀来賢人の登場シーンだけは笑った。

(28作目)『弥生、3月 君を愛した30年』…3.0
 全10話、1話ごとに1年づつ10年を描いた、変わり者の主人公と仲間たちを描いたテレビドラマ『同期のサクラ』の作り手が手がけた、姉妹編とも言うべき作品。
 こちらは、30年の毎年3月だけを描いた紆余曲折の恋愛物語だ。
 描かれない年もあるし、時間が前後したりもする。
 感動のクライマックスだけをつなげたような泣ける展開。
 感動するけど、個々の話はありきたりだ。
 大量の寄せ集め感動話で、こちらを圧倒する。
 ヒロインの#波瑠 は美しく、見惚れた。

(29作目)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』…4.0
 マーゴット・ロビー演じる
、このハーレイ・クイン、俺、全く魅力を感じない。

 美形なのだが、全くそそらないし、物語も、いまいちパッとしないで進んでいく。
 なんか、物語上、ハーレイクインを含めて5人の女が登場するが、いずれも、容姿にグッとくるものがなく、物語上 冴えないし、女優面では俺を引きつけない。
 と、思いきや、終盤で一気に、あれよあれよと、その5人の、社会からの「はみ出し者たち」がチームを組み、悪党に挑む。
 超盛り上がり展開!(^O^)v

(今年の30作目)『おいしい給食』…3.5
 深夜ドラマ版と平行して作られていた映画版。
 給食に命を賭けている教師と一生徒の、どちらがより給食をおいしく堪能出来ているか、の毎日のバトルの物語。
 前半は面白い。
 いつもテレビの画面で見ていた給食バトルが大画面で見られるのだ。
 笑いに不向きと思われた市原隼人の見事なコメディアン振り、生徒役のドヤ顔。
 たまらなく面白い。
 しかし、後半は劇場版ならではの事件が起き、その解決に2人は奔走する。
 それが妙にリアルに描かれ、悩む2人に、私は、こんな2人は見たくなかった、と思わせられるのだった…。

 ……映画興行界のドル箱の時期のゴールデンウィークも、映画館は閉鎖だろう……。

                                     (2020/04/13)


[最近 観た映画(4)]

2020-03-14 08:50:34 | 新・物語の感想

☆・・・

(今年の21作目)『野性の呼び声』…3.5
 これ、原作は冒険小説の古典ですな。
 私は、甘ったれた人物に苛立ちを覚える男なので、それが女の子ならば良いが、幼児であっても男には厳しい。
 主人公の犬が、金持ちの家のペットとして傍若無人に振る舞う様にイライラさせられるのだが、犬泥棒にさらわれ、ゴールドラッシュに湧くアラスカでソリ犬となり、犬たちとの友情を形づくり、信頼できる主人と出会い、最終的には野性に還り、狼の群れのリーダーになるまでが描かれる。
 人は変われるのだな、と考えさせられる(犬だけど)。

(22)『ミッドサマー』…3.5
 強烈な作品。
 凄い作品だとは思うが、あたいはカルト臭を嫌うので、なんかやだ。
 事件で家族を失った主人公が、彼氏や同級生らと、白夜のスウェーデンの片田舎の村で行われる90年に一度の祝祭に参加する。
 一見、自然豊か人和やかな雰囲気の村なのだが、徐々に異常な因習が見え隠れしていく。
 白昼堂々のホラー作品。
 不幸な状況にあった主人公の女の子。
 人は変わってしまうのだな、と考えさせられる。
 この作品、スウェーデンにとっては国辱もんだなと思うのだが、まあ、日本の田舎も勝手なカルトめかして描かれることもよくあるからいいのかな(^.^)

(23)『Fukushima50』…4.0
 良く出来た作品だ。
 佐藤浩市と渡辺謙のダブルメインがリアルを宿していて良かった。
 渡辺謙が演じた福島第1原発所長が感情を隠さないとこが特に良かった。
 原発事故の経緯は、菅直人総理の人災の側面があるが、最終的に、この人も自分の命を賭していたのが感じられ、そのセリフは事実か分からないが、物語的には許せる。
 現場にテレビ電話で無理難題を吹っかける本社の幹部も、最後には汗でドロドロになっていた。
 二号機がメルトダウンしなかった理由は、未だに不明だそうだ。
 「人事を尽くして天命を待つ」、その結果としか思えない。

(24)『キャッツ』…3.5
 舞台版を観てない私は、初め、話の方向性が分からずにかなり戸惑った。
 吹き替え版で観たのだが、ミュージカル故にセリフは歌われているので、言葉が十全に理解できなかったのだ。
 どうやら、町の片隅に捨てられた小ネコが行き着いた世界は、ナンバーワン猫を決めるセレクションの真っ只中だった。
 そこには、汚い手を使ってもナンバーワンになりたい悪猫や、今は落ちぶれて仲間に相手にされない元スターの汚れ猫がいた。
 猫たちは悪猫を駆逐し、野良として落ちぶれていた元スター猫が、「話のオチをつけるための如く」復権し、ナンバーワン猫になる。
 「♪メモリー」が流れると、うむを言わさずに感動させられる。
 しかし、ナイスプロポーションの女優のキャッツ扮装は、なかなかエロいもので^_^;

(25)『スキャンダル』…3.5
 アメリカのメディア界を揺るがしたセクハラ裁判の実話。
 古き常識にとらわれていた男社会のFOXニュース社。
 女が会社内で向上したく思うと、男の上司に「忠誠心」として身体を要求されるのが常となっていた。
 蜷川実花が見たら日本を舞台にリメイクしたくなるだろうなと思わせられる、女たちの、それでも美しい活躍が見られる。
 女たちのほとんどが、昇進と身体をバーターされることに苦渋を感じていることが意外だった。
 一人くらい、身体を武器にしてのし上がることに、なんら躊躇ない女がいてもおかしくないのに。

(今年の26作目)『スケアリーストーリーズ 怖い本』…3.0
 ギレルモ・デル・トロ監督がプロデュースと言うので期待していたのだけど、原作が児童書なので、なんだかソフトな作りのホラー作品だった。
 モンスター造形など、視覚デザインで良かった点はあるかな。
 物語の背景にベトナム戦争があり、その時代の舞台設定で、スティーブン・キング的なノスタルジーを出したかったかも知れないが、残念ながら、その効果はなかった。

                               (2020/03/14)