『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『空へ ─救いの翼 RESCUE WINGS─ 』を観た]

2008-12-14 09:48:10 | 物語の感想
☆航空自衛隊全面協力で撮られた、自衛隊レスキュー部隊の物語だ。

 私は、仕事を終えてからの時間帯で見られるレイトショーが、この作品だけだったので、それ程に興味がなかったのだが観た。

 昨今のシネマコンプレックスの乱立で、公開日の話題作でも、レイトショーになると、客もまばらなものだったが、何故か、この作品、かなりの客が入っていた。

 しかも、やや年配の方が、一人で多数来ていた。

 指定席制のMOVIX昭島(映画館)側も、それほどに客が入らないのを見越して、一人の客は、一席抜かしで配置させる。

 だから、客席中央は、一席抜かしの、列ごとに一席ずらしと言う「幾何学模様」を形成していた^^;

 中年オヤジが集うのは、主演の高山侑子目的ではなかろう。

 おそらく、子供の頃、「将来の夢は?」と聞かれたら、「パイロット!」と即答したような根強い航空ファンなのだろう。

   ◇   ◇

 物語は、至ってオーソドックスな、女性レスキューパイロット成長物語である。

 それはそれで悪くなく、私は無難に見た。

 ただ、個々の役者の演技が下手なのかうまいのか分からない、「妙なさじ加減」が感じられた。

 三浦友和や中村雅俊など、おなじみの顔も、妙によそよそしく見えた。

 ドキュメント的作りだったのかな?

 レスキュー映像も、CGは使われておらず、画面のいい意味での「がさつき」にドキュメントタッチのリアルさが感じられた。

 ただ、私が映像を見ながら、思わず、「また、あんたか・・・」と呟いた、最近、映画出ずっぱりの木村佳乃だけは、「ビクトリア朝」的演技で独自の路線を突っ走っていた^^;

   ◇   ◇

 作りのオーソドックスさで、私は、大森一樹の青春物を思い出していたのだが、そしたら、案の定、脚本に大森一樹の名前があった。

 私は、氏のSMAP主演『シュート』など、意外に好きなのであった^^

 ただ、その自衛隊ノリの飲み会などでの会話は、体育会系ではない私にとって、リアルなのか分からず、

 また、女性隊員同士での会話も、昨今の若い女性事情に疎い四十路の私には、どうも、ちゃちに感じられた。

 主演の高山侑子は、「欽ちゃん球団のピッチャーの娘」みたいな可愛さがあったが、私を夢中にさせるには至らなかった。

 どうも、目や眉が、私にはクリント・イーストウッドに見えてしょうがなかった^^;

   ◇   ◇

 実は、私、十日前に尿管結石になったのだが、今回の上映中に、またも強烈な腹痛にみまわれた。

 私は、腹を押さえながら、朦朧としつつ見た。

 レスキュー隊は、怪我した遭難者や、過疎地の急病人を助けるのだが、私は、そんな物語と自分をオーバーラップさせた・・・、・・・なんてことはない。

 ひたすらに腹痛に耐えて、最後まで見た。

 で、夜通し苦しみ、今日の早朝に、緊急医療で病院に行った。

 レスキュー隊に限らず、苦しんでくれる時に親身に力になってくれる人の存在は、それだけで痛みが和らぐもので・・・。

 ・・・いや、今も痛いのです・・・^^;

   ◇   ◇

 作中、二人の美少女が出ていました^^

 ゆきのちゃんと、渡辺優奈ちゃん、どちらもめんこかった(名前はうろ覚え、腹痛に苦しみつつも、それだけは見ていた)。

                        (2008/12/14)