☆・・・私は48歳の年男(トシオトコ)なわけだが、つくづく、中二病的な妄想をしてしまう。
この間も、<龍泉寺の湯>に行ったのだが、各種の岩盤浴を楽しみ、続いて、各種の湯に入った。
私のお気に入りは、かなりキツメ設定の「電気風呂」だ。
いくつもの電気刺激のパターンがあるのだが、電気をあてる場所によっては「こむら返り」する程の強烈さだ。
ある一定の時間で刺激は終わるのだが、手とか足とかのけぞって動けなるほどきつい、金縛りみたいになる。
・・・それが効いてる感じで、私には良いのだが^^;
・・・で、私は妄想する。
私は、ある世界的な悪の組織から逃げてきたC級エスパーと言う設定。
よく「抜け忍」のカムイなどが山の秘湯で身体を癒すものだが、「抜けエスパー」の私も銭湯で戦闘の疲れを癒していた(いや、ダジャレではない)。
が! 追っ手のA級エスパーが攻撃を仕掛けてきた。
「ウギャー!」
私は、A級エスパー「エレキテル」の電気攻撃を受け、手足をビリビリさせ、動くことがままならないのだった。
「ふっふっふっ、人間は筋肉の中の神経を伝う電気信号で身体を動かしている。俺様の<エレクトリカル・パレード>攻撃は、その電気信号をくるわせ、お前の身体を呪縛するッ!!」
「ウギャー!」
手足をビリビリさせ、白目をむき、よだれを流し、気を失う直前の私。
・・・絶体絶命の危機だったが、女風呂に入っていて危機を察したクノイチに、間一髪 助けられるのだった。
エレキテルは横たわりつつ、「俺を倒したとしても、お前にはS級エスパーの追っ手がすぐに来る。お前に安住の地はないッッ」と叫びつつ逝くのだった。
「・・・俺らには、安住の地はないのか・・・」
「まあ、元気出しなさいよ。これでも飲んで」
と、俺はパインスムージー、クノイチはキウイスムージーを飲み元気回復するのであった。
(2016/11/10)