『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『サムライマラソン』を観た]

2019-03-12 07:04:15 | 新・物語の感想

映画『サムライマラソン』予告

☆・・・なんか知らないけど、メチャ面白かった。
 幕末…、黒船の来航に危機感を抱いた安中藩藩主が、江戸の太平に身体を鈍らした藩の武士達を鍛え直すべく、遠足(とおあし:マラソン)を企画するのだった。
 しかし、江戸は、その平安を維持すべく、少なくない数の間者を全国に放っており、安中藩の遠足は、幕府転覆を謀る動きと解釈されるのだった。
 かくして、マラソンと、幕府の藩主暗殺団の行動が平行して描かれる。
 多くの参加者の動向がバランス良く描かれ、これもまた「グランドホテル」形式だ。
 私は、昔の映画『キャノンボール』を思い出した。
 マラソンの行程は、15里とか言ってたかな。
 とある神社まで行って帰ってくる、途中に関所がある。
 私は、映画内における「位置関係」を非常に重視していて、『ダイハード』1作目などは、舞台となる高層ビル内の位置関係の描き方が秀逸だった。
 スピルバーグや宮崎駿も、場の描き方が非常にうまい。
 この作品も、マラソンコースを丁寧に描けば、もっと素晴らしい作品になったはずだ。
 だが、雑だった!
 惜しい作品になってしまった。
 しかし、佐藤健の押さえた演技、「男前」の小松菜奈、竹中直人のいぶし銀の笑い、見どころはたくさんあります。
 それから、音楽が凄く良かった。
 日本人作曲家じゃないみたいだな。

                               (2019/03/05)

コメント
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