『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[最近、観た映画(7)…傑作多数!]

2020-06-21 19:21:17 | 新・物語の感想
☆・・・(今年の37作目)『ワールド・エンド』…3.0点(お客さんの数、私を含めて6人)
 先に見た「囚われた国家」と同じく、圧倒的な力を持つ異星人の地球侵略もの。
 民族移住すべく、地球人を、奴隷もしくは根絶やしにしようと、宇宙から放射線を地球規模で放出する。
 唯一、月の影にあったモスクワ周辺だけが、無傷で残る。
 さて、残された人類の反撃だ!
 と、物語の背景は魅力的で、映像技術も素晴らしいのだが、なんか、ちょっと話がズレる。
 異星人に支配されるのは前提で、ちょっとマシな支配者(異星人の地球侵略の前任者)とモスクワ人が組んで、現任者の地球侵略異星人と戦う話^_^;
 
 (38作目)『ライブ・リポート』…3.5点(お客さんの数、私を含めて7人)
 正義感の強い警察官、とっさの判断で少年を死に追いやってしまい、署内では疎まれている。
 しかし、とある誘拐事件と関わってしまった。
 上司からは謹慎を申しつけられ、それでも、自分だけが真相に迫れると孤独に犯人を捜査、スマホで撮影している素人リポーターの追跡にも遭う。
 スマホ撮影の映像は、ネット生配信され、主人公の捜査は、市民の皆が知ることに、そう犯人も…。
 設定も面白いが、アクションも最後の最後までアンが詰まっている良作!
 
 (39作目)『タワーリング・インフェルノ』…3.5点(お客さんの数、忘れた)
 超高層ビルの大火災、居合わせた人々と消防士たちの話。
 50年近く前の古い作品のリバイバルだが、画質以外はしっかりと楽しめる。
 特殊技術のまだまだ発展してない時代に、おそらく膨大な製作費でセットを組んで、時間をかけて撮ったのだろう。
 高所の表現の、観る者への体感の共感は難しいと思われるけど、私はちゃんと肝を冷やされた^_^;
 ただ、ストーリー上、死ななくてもいいような人物が死に、なんか「ガンダム」の富野監督演出を思い出した^_^;
 この作品がなかったら、「ダイ・ハード」もなかっただろう。
 
 (40作目)『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』…4.0点(お客さん多数)
 ちょっと退屈かな、と思いきや、冒頭からグイグイ引き込まれる。まあ、世界的な名著なので、内容は書くまでもない。
 テロリスト的に、感動エピソードが物語に挿入されている。^_^;
 主人公のジョー役、なんの作品で見たんだっけ…、とずっと考えていたら、「ラブリーボーン」の娘だ!
 美人だけど、なんかパンチのない女優だ。
 あっ、ハーマイオニー出てるよ!
 
 (41作目)『エクスマキナ』…5.0点(お客さん、いっぱい!)
 こりゃ、傑作!
 今回が封切りかと思いきや、日本では5年前に公開されていた。
 知らなかった不徳と、大画面で見れた感激。
 大IT企業勤めの主人公が、雲の上の存在の社長の、山奥で隠遁生活をしている館に招待される。
 歓待は偽りで、実はそこで人工知能の研究が為されていた。
 エヴァと言う女性人型のAIがいて、社長にその性能のテスターを依頼されるのだ。
 いつしか、主人公は、美しく無垢なエヴァと心を通わせていく。
 日本の、色んなSF作品の影響が見られるが、やはり、「静かで清潔なSF」であるキューブリックの影響が大だ。
 オーバールックホテルを彷彿とさせるロケーションの中での、HAL9000の進化形の物語。
 愛に生きるのが、AIが人間と変わらない証明なのか、
 愛を裏切れることこそ、AIが人間と変わらない証明なのか。
 ちなみに、私は何度も長文で書いているが、いつしか、人間はAIの権利を認めなくてはならない時代が来ると思っている。
 それは必ず、動物の権利よりも優先される。
 それから、もう一つ、これが重要!
 主な登場人物は、主人公、社長、エヴァ、そしてもう1人、ハウスキーパーの日系のキョウコがいる。
 このキョウコ、それこそロボットみたく、初期の綾波レイみたいに感情がないのだが、従順に仕事をこなす様が事務的かつ、それ故に男の支配欲を満たし、また、スレンダーな身体でセックスの相手もこなし、とにかくエロい!
 この傑作の中で、その場を支配する、日本人とイギリス人のハーフ女優(モデルらしい)のソノヤ・ミズノに敬礼ッ!
 
 (42作目)『デンジャー・クロース 極限着弾』…4.0点(お客さんは、10人くらい)
 これ、面白かった!
 スピルバーグやオリバー・ストーン、リドリー・スコットなどの「色」のついてない戦争物。
 ベトナム戦争に参戦したオーストラリア軍の遭遇した危難の物語。
 尋常じゃない臨場感!
 もう、遮蔽物に乏しいゴム園で、平地を進軍。
 敵は遊軍程度と思っていての会戦!
 その場で前線をしき、撃ち合う。
 しかし、それは罠だった。
 ベトコンは倒しても倒しても、四方から「無限」に押し寄せてくる。
 あっという間に孤立。
 平地で孤立。
 このままでは全滅、小隊長は、遥か後方の野砲隊に「近接着弾」を無線で依頼するのだ。
 近接着弾とは、ここでは、味方の砲撃を、自らを標的にして撃って貰うことを意味し、それ程の危機的状況。
 もう、小隊は3個隊あり、危機の小隊を助けようとすると「ミイラ取りがミイラ」状態に。
 最終的には中隊が孤立化。(インスタ字数制限で終わり!)
 (追記)戦闘の過酷な推移とともに、作戦責任が徐々に上位に流れていき、小隊長⇒中隊長⇒大隊長⇒准将へと流れ、それぞれの立場で「戦場の良心」が試される。
 私は、この平地の戦いに、興味を持って検討しているノモンハン事件での戦いを重ね合わせて興味深く見た。
 
                               (2020/06/21)
コメント
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