『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『キック・アス2』を観た]

2014-02-24 07:59:33 | 物語の感想

☆まあ、こんなものでしょう。

 オタク臭がなくなったのは寂しいが、続編たるもの、いつまでも主人公が変化しないわけにもいかない。

 情けなかったデイブが、ちゃんと大人の一面を見せてくれるのが、私としては寂しくもある。

 しかし、さり気なくだが、ちゃんと、オナニーネタもマウンテンデューネタも残しているところに、作り手のいらぬ気配りを感じるのだった^^;

 微妙にリアル、微妙に過剰に物語は進み、そのバランスの悪さに解せなさ感が起こるも、そもそもの一作目もそうだった。

 やはり、ヒットガールのアクションは冴える。

 画面上で、キレのある小さな美少女の動きを見るのは心地よい。

 路上の暴漢への容赦ない制裁・格闘ダンス・車上の戦い(レイダース!)、そして、特に、最強最凶の<マザーロシア>とのバトル、興奮と感心させられた。

     

 このマザーロシアが、郊外の一角で、押し寄せるパトカーを、ヴァリエーションを変えて、一台づつ血祭りにあげていく姿も、映画史に特筆すべきシーンである。

 大殺戮だ。

 対するヒットガールのクロエ・グレース・モレッツだが、最近、美少女としての劣化が始まったと思いきや、この作品では美しかった。

 アップの時の肌の美しさなど、惚れ惚れする。

 やはり、クロエ嬢は、ヒットガールで光る!!!

     

 柄にもない学園生活も、『エヴァンゲリヲン』での、もう一つの可能性としての平和な学園生活っぽい。

 さて、今回、デイブは、父親を、悪のマザーファッカーに殺害される。

 前作では、ヒットガールが、後のマザーファッカーに父親を殺され、マザーファッカーの父親も、キックアスによって成敗されている。

 また、今回、キックアスの所属することになったヒーロー組織<ジャスティス・フォーエヴァー>での、(過激だが)父親の如きリーダーも惨殺されている。

 このリーダーが「エホバの証人」であることが笑った。

 原理主義者なのね。^^;

 で、この一連の「父親殺し」だが、作品を語る上で何を意味するのか、私には分からない・・・。

                                           (2014/02/23)



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2 コメント

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Unknown (ふじき78)
2014-03-18 00:02:59
・・・変則的なんだけど、父親を殺して(父親を殺した相手を殺す事で代用)、母親と姦淫する(マザー・ファッカーがマザー・ロシアと)⇒オイディプス王⇒エディプス・コンプレックスですかね。大人になれない象徴。符号はギリギリ合うけどピンと来ない。

> 対するヒットガールのクロエ・グレース・モレッツだが、最近、美少女としての劣化が始まったと思いきや、この作品では美しかった。

これは私も凄く感じました。
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ふじき78さんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2014-03-24 11:08:49
エディプスコンプレックスがあからさまではないですが、父親殺しが連続しているってことは、作り手には、無意識以上の乱雑さで、それがあるのでしょうね。

正に「マザー・ファッカー」ですし。

私、「デス・ブラック」の命名のくだりで吹き出しちゃいました^^
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