☆・・・先ず、言っておくと、変なコメントが来ていたが、私は、面倒臭いので、読まずに消しましたから^^;(IP・IDなどで、変なヤツだと特定できている)
◇
そもそも、今 私は、『マダガスカル3』のことしか考えていない・・・^^;
・・・さて、これはちょっと、感想に困る作品だった。
きっちりと作られているのは分かるが、なんか、私が、ピクサー作品と言うか、アメリカ産のCGアニメに予想(期待か?)していたものと異なる手触りの作品であった。
あちらのCGアニメ作品が、作品の内容的に過渡期を迎えたのではなかろうかと『カンフーパンダ2』(クリック!)の感想で書いたつもりだったが、
この作品は、それを乗り越えようとしたのではないかと思える、先の読めないドラマ性であった。
住んでいる町に何らかの災厄が起こり、それを解決するために、主人公のメリダが「おそろしの森」に旅立つ・・・、と言う、予告編で感じられた展開とは全く違った。
あちらの作品は、アニメは、絶対的に子供対象とされており(大人はそれに惹きつけられる)、先ず、定番の展開の中、分かりやすいテーマを、独特の、アニメ的リアリティのある動きによって語ってくれる。
だが、この作品、定番のようでいて、各所に変格があった。
一番の違和感は、タイトルの「おそろしの森」の冒険の物語でなく、
限りなく、主人公の王女の住むお城界隈で話が進む点だ(原題はどうなんだろ?)。
なんちゅうか、外界との戦いの結果、テーマである「親の思う子の幸せ・子の思う自分の幸せ、の和合」を語るのではなく、
あくまでも、お城内で、それが収束していく点がせせこましく感じた。
そのテーマも、子供にはかなり難しくもあろう。
正直、いつものピクサー作品としての面白さとは言い難い。
「どうしちゃったの・・・!?」と思った。
だけども、ピクサーなりの、CGアニメの行き詰まりに対しての危機感を感じた結果の、新しい方向性の打ち出しとも思えた。
大人アニメの先輩としての、ジブリ作品へのオマージュもそこかしこに感じられた。
とっつき難い、今どき「萌え顔」でない主人公であるメリダの、最終的には、やっぱり魅力も感じられる表情や、そのカーリーヘアーの質感、
魔法で熊に変えられた女王が、熊になっても、その挙動が女王にしか見えない演出など、
さすがのピクサー品質なのだが、
私は、この、現代アメリカ版「かぐや姫」に、途中で寝てもしまうのだった・・・^^;スマソ!
(2012/07/22)
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