『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[私の1991年のメモ日記・19 <皆勤賞ワヤ、リンチ鑑賞>]

2011-01-15 19:23:46 | 1991年の日記
☆このシリーズも、ちょうど20年前になりましたね^^v

   ◇

 1991年1月14日(月)

 <バイトの後、新宿へ。オスカーで岡本喜八監督の『大誘拐』を観た。紀州一の大金持ちのおばあちゃん(北林谷栄)を誘拐した三人の男が、逆におばあちゃんに振り回されるコメディだ。どうも僕は、このコメディと言うジャンルに興味がない。ギャグでは笑えるのだが、コメディでは笑えない。「巨匠」と呼ばれる喜八監督が、軽いノリ(良い意味)で作っているのは好感である。マスコミに対しての風刺が効いていて、結構クスクス笑わせられるも、多彩な個性的な人物を生かしていない。筋の省略も激しく訳が分からないときがある。そして、一番の酷さは関西弁の活舌だ。音がこもって聞えないよ。新宿オスカーの音響設備が悪いのかなあ。シナリオ重視でありつつ、クライマックスのシナリオが破綻しているのだが、北林谷栄の魅力で楽しめる一編。おっと、それから、丸山さんに一万円借りる>

 最近の私は、コメディが大好きである^^

     

   ◇

 1991年1月15日(火)

 <休日にもかかわらず、丸さんと池袋へ行く為に早起き。文芸座で『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』『3』大会だ。中野駅で電車を待っていると、晴れ着の女性が美しい。成人式なのでニ十歳だろうに、僕よりも大人っぽい。午後2時、マーティとの旅に疲れながら観終えた。三観目ながらも、やはり『2』は傑作、『3』もまあまあ、丸山さんも満足していたが、「デロリアンは二台あるのか?」と時間のパラドックスに悩んでいた。デロリアンは一台だよ^^; 丸山さんと別れ、僕は新宿トーア2へ、待望の『ワイルド・アット・ハート』だ。少々、大衆化してしまった感のあるD・リンチだが、カメラの美しさ、テンポの良さ、N・ケイジの蛇革ジャケット(本人の自前らしい)、選曲の良さ、W・デフォーの不気味さ、I・ロッセリーニも良いね。しかし、あれだけ好き勝手にぶちかましながら、最後に「ラブ・ミー・テンダー」だぜ、全く、ジンときちゃう>

 もう10年以上、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズを観ていないけど、<バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズ三部作大会>をどこかでやってくれないだろうか、俺、観に行くよ!

 

 

 D・リンチで思い出したのだが、

 そう言えば、ミニシアターの閉館が続いているらしいが、シネマライズは3スクリーンから一館に規模収縮し頑張っているそうだ。

 私、高校三年間を皆勤賞で過ごしたのだが、一度だけ、早退している。

 そう、D・リンチの『ブルー・ベルベット』の試写会かなんかに、このシネマライズに、制服ブレザーで観に行ったのである!(でも、公開日とか考えると計算が合わないんだよなぁ^^;)

     

                                                    (2010/01/15)

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