☆仕事が年末に向けて異常に忙しい。
本来なら公開日(金曜)に観に行きたかった『ウォーリー』だが、日曜にやっと見られそうだったが、日曜も出勤となり、でも、おかげで、土曜が早くあがれて、レイトショーを鑑賞できた^^
ちなみに、明日の出勤も、午前10:00からで良いそうで、こうして零時を過ぎても書いていられるわけだが、長くは書けないのであしからず^^;
◇ ◇
いい映画だった。
どこがいい映画かと言うと、同じくピクサーの前作である『レミーのおいしいレストラン』では見られなかった、異世界を描こうとも観客に共感を抱かせるような普遍性があったからだ。
この物語は、簡単に言うと、「さえない男が、高嶺の花の女に惚れて、その頑張りによって、女の気持ちを捉える物語」なのだ。
それは例えば、ピクサーの初期の作『トイ・ストーリー』が、サラリーマン社会の悲哀とオーバーラップさせることで、大人の鑑賞に耐えられていたのと同義だ。
高嶺の花のイブは、とても魅力的だった。
工業的な無骨なロボット<ウォーリー(ジョニー5にクリソツ)>と、全く異なるコンセプトの、デザイナーズ的な<イブ>・・・。
しかし、その装いは、「殺し屋」の様である。
その「クール・ビューティー」が、ウォーリーと触れ合うようになって、徐々に心を開いていくさまが、べタな展開だが、実に良い。
・・・いや、ベタではないか・・・、繰り返し心を動かされる普遍なんだな。
一本気なウォーリーに宇宙まで追われて、そして、何故か、イブは自分の使命を成し遂げられない。
故障しているのかと、ロボット病院に送られるイブの複雑な心境。
隣りには、そんな胸中を察することもなく、ウォーリーがキョトンとしている。
自分の使命と、心の中に湧いてきた複雑な愛情…、そんなイブのアンビバレントな思いを感じると、私は胸がキュンキュンするのだ。
◇ ◇
多くのアイディアとギミックに彩られている作品だが、それらは強調されることなく、自然と物語に存在させている。
私は、その豪勢な使い方に、感心する。
ウォーリーの一人暮らしのコレクションだが、その見せ方も、カタログ的に紹介するでもなく、画面の端にさり気なく、だ。
廃墟の地球のビジュアルは、遺跡のように「滅美(ホロビ:私の造語)」が感じられて良い。
その廃墟の都市には、宇宙に旅立った地球人のハイテクが主なく機能している。
それらは、DVDが出たときにゆっくり鑑賞したい。
◇ ◇
物語的に突出させているところもなく、そこに作り手の抑制も感じられる。
宇宙に飛び立った地球人は、どう考えてもまだ完全に環境回復していない地球に帰還し、また、長年の宇宙生活における宇宙に出ていた地球人の体調は、とてもとても安易に重力下の生活に戻れるとは思えなかった。
そこら辺に決着はつけていない。
また、映画紹介で強調させている「ウォーリーの700年の孤独」も「孤独なウォーリーの愛する者との手をつなぐ行為への思い」も、それほどダイナミックには描かれない。
ウォーリーの手をつなぐと言う行為への思いも、物語のクライマックスでは、それを否定することによって、ウォーリーの「大義(地球を元に戻したい)」が示され、そこにウォーリーの男気が爆発し、イブを惚れさせるのである。
それで良い・・・^^
◇ ◇
ちなみに、この作品でも「HAL9000」祭りが行なわれていましたね^^;
(2008/12/06)
本来なら公開日(金曜)に観に行きたかった『ウォーリー』だが、日曜にやっと見られそうだったが、日曜も出勤となり、でも、おかげで、土曜が早くあがれて、レイトショーを鑑賞できた^^
ちなみに、明日の出勤も、午前10:00からで良いそうで、こうして零時を過ぎても書いていられるわけだが、長くは書けないのであしからず^^;
◇ ◇
いい映画だった。
どこがいい映画かと言うと、同じくピクサーの前作である『レミーのおいしいレストラン』では見られなかった、異世界を描こうとも観客に共感を抱かせるような普遍性があったからだ。
この物語は、簡単に言うと、「さえない男が、高嶺の花の女に惚れて、その頑張りによって、女の気持ちを捉える物語」なのだ。
それは例えば、ピクサーの初期の作『トイ・ストーリー』が、サラリーマン社会の悲哀とオーバーラップさせることで、大人の鑑賞に耐えられていたのと同義だ。
高嶺の花のイブは、とても魅力的だった。
工業的な無骨なロボット<ウォーリー(ジョニー5にクリソツ)>と、全く異なるコンセプトの、デザイナーズ的な<イブ>・・・。
しかし、その装いは、「殺し屋」の様である。
その「クール・ビューティー」が、ウォーリーと触れ合うようになって、徐々に心を開いていくさまが、べタな展開だが、実に良い。
・・・いや、ベタではないか・・・、繰り返し心を動かされる普遍なんだな。
一本気なウォーリーに宇宙まで追われて、そして、何故か、イブは自分の使命を成し遂げられない。
故障しているのかと、ロボット病院に送られるイブの複雑な心境。
隣りには、そんな胸中を察することもなく、ウォーリーがキョトンとしている。
自分の使命と、心の中に湧いてきた複雑な愛情…、そんなイブのアンビバレントな思いを感じると、私は胸がキュンキュンするのだ。
◇ ◇
多くのアイディアとギミックに彩られている作品だが、それらは強調されることなく、自然と物語に存在させている。
私は、その豪勢な使い方に、感心する。
ウォーリーの一人暮らしのコレクションだが、その見せ方も、カタログ的に紹介するでもなく、画面の端にさり気なく、だ。
廃墟の地球のビジュアルは、遺跡のように「滅美(ホロビ:私の造語)」が感じられて良い。
その廃墟の都市には、宇宙に旅立った地球人のハイテクが主なく機能している。
それらは、DVDが出たときにゆっくり鑑賞したい。
◇ ◇
物語的に突出させているところもなく、そこに作り手の抑制も感じられる。
宇宙に飛び立った地球人は、どう考えてもまだ完全に環境回復していない地球に帰還し、また、長年の宇宙生活における宇宙に出ていた地球人の体調は、とてもとても安易に重力下の生活に戻れるとは思えなかった。
そこら辺に決着はつけていない。
また、映画紹介で強調させている「ウォーリーの700年の孤独」も「孤独なウォーリーの愛する者との手をつなぐ行為への思い」も、それほどダイナミックには描かれない。
ウォーリーの手をつなぐと言う行為への思いも、物語のクライマックスでは、それを否定することによって、ウォーリーの「大義(地球を元に戻したい)」が示され、そこにウォーリーの男気が爆発し、イブを惚れさせるのである。
それで良い・・・^^
◇ ◇
ちなみに、この作品でも「HAL9000」祭りが行なわれていましたね^^;
(2008/12/06)
最初は子供向けの映画かと思って観たのですが
意外にも考えさせられることが多く、
ラストでは思わず泣いてしまいました。
見終えて、しばらく経って、思い出すことが多いのです。
私は、本日は休日だったのですが、二本見るパワーはなく、でも、「ウォーリー」がもう一度見たくて悩んでしまいました(結局、違うのを観た)。
もう少ししたら、幼い姪や甥を連れて行こうと思います。
これからもよろしく^^v
ウォーリーとイブの心の交流は
忘れかけていた純粋な愛を気付かせてくれました。
冒頭30分無音でしたが、ウォーリーの孤独な姿が
伝わる見事な演出でした。
様々な小ネタも盛り込み、子供たちに後世まで
伝えていきたい映画です。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
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