☆なんか妙なブームになっている「アナと雪の女王」だが、前回、私、寝てしまい、あらすじを追うことしか出来なかったので、も一度観に行った。
それなりに面白かったけど、何が、このブームを生んだかまではわからなかった。
私の店の「看板娘(kang-bang musume)セカンド」さんは、かなり感動したらしく、「日本のアニメは勝てないね!」とまで言い始めた。
いやまて、この「セカンド」さん、卒論は宮崎駿のアニメを研究したんだぞ、簡単に「日本は勝てない」とか言うなよ!
ちなみに、「看板娘(kang-bang musume)サード」さんは、犯罪心理学の一環として、卒論は「宮崎勤」がテーマだったそうだ^^;
くしくも、W(ダブル)宮崎である^^
これは、「アナと雪の女王」のWヒロインみたいなものだ(全然 違う!)。
ただ、私、前回、中抜きでちょい寝ただけだと思っていたのだけど、他の部分でも半睡していたらしく、新鮮な思いで見ることができた。
また、前回は字幕だが、今回は吹き替えで見たので、映像を余裕持って鑑賞した。
女がメインの物語の中で、序盤の氷取りの男たちの作業姿はバランス面でいいと思うし、
日本人の感覚だとやり過ぎに思える、アナとエルザの表情の変化も楽しめた。
特に、屈託ないアナに対し、エルザの苦悩の表情は、あたかも、不倫に困っている人妻の様なエロスが感じられる(両の眉をへの字に曲げるのなんかいいね)。
アニメならではの、1カット1カットへのアイディアの詰め方も堪能した。
アナが、絵画室の絵画と自分を重ね合わせつつのミュージカルシーンはいいね。
エルザの有名曲のシーンだが、歌詞も良く分かった。
が、この歌詞に影響されて、「自分勝手」を「ありのまま」と思い込む女の子が現れなければいいなぁとは思う。
(参考)・・・[若者よ! 「物語」の表面だけをなぞるな!]・・・クリック!
上記リンクを読んでいたら、なんで、この作品がヒットしたか分かったような気がする。
それは、それぞれの悩みを抱えた個人個人が、その構成要素は異なるのだけど、自分の特殊個性で悩んでいるという一点でもって共感しているのだろう・・・。
ただ、この物語、引きこもるのは一時避難として認められているが、最終的には「社会」への復帰を指向している。
しかし、エルザには、自分を引きもどしてくれるアナがいた。
一時的にひきこもる貴女たちを引き戻してくれる「アナ」が、貴女たちにはいるのか?
となると、所見では、その豹変がショッキングでしかなかった、マイナスのベクトルでもってエルザを「社会」に引き戻したハンス王子の様な存在が、いかに重要なものかも分かってくるってもんだ・・・。
それから、ハンス王子においては、アナの酷い初恋相手でもあり、そこでの重要性も大きく、
また、ハンス自身の生き様は、見ている男に反面教師とも成り得、
考えれば考えるほど、すっげえキャラクターであることが分かる。
・・・ネットで拾った写真
(2014/05/06)