☆私の働いている業界は、年末が忙しく、短い更新でゴメンちゃい。
なお、私の本名は「ナカムラ」と言うのだが、来年の元日に「ナカデミー賞」を発表したいので、皆さん、チェケ!!
さあ、作品賞は? 美女賞は? 美少女賞は? 美幼女賞は?
◇ ◇
予告編の限りでは、あまり派手な印象の作品ではなかったが、それが良い意味で裏切られることもなく、淡々とした作品であった。
これが、『X-FILE』だったら、超傑作だったんだろう。
『地球が静止する日』と言うタイトルだが、私は、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』のパクリだと思っていたのだが、この作品は、1951年のアメリカ映画(ロバート・ワイズ監督)のリメイクであり、『ジャイアントロボ』のほうが、このタイトルを借りていたそうです^^;
つまり、
『地球の静止する日(1951)』
↓
『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日(1992~1998)』
↓
『地球が静止する日(2008)』
の、順番となる。
しかし、リメイク版でインパクト大の、大きな球形の異物体のイメージは、オリジナルにはなく、『ジャイアントロボ』で出てくるんだよなあ。
ただ、地球人の是非を問う異星人と言うキャラ付けは、『ジャイアントロボ』の原作者である横山光輝が、『マーズ(1976)』でも描いている。
横山光輝は、ワイズ版の『地球の静止する日』にかなり影響されていたのか。
『マーズ』のラストシーンは、地球人に幻滅したマーズが、地球を爆発させるという救いのない終わり方をしている。
これは、この頃、マンガ『三国志』で中国と交流を持った横山光輝が、中国共産党に、大陸での、旧日本軍の「幻想(嘘)の悪行」を吹き込まれた結果だと思われる。
『マーズ』の作中でも、戦争中の、「幻想(嘘)の<南京大虐殺>」と思われるシーンが繰り返し描かれていた・・・。
◇ ◇
話が脱線してすいません。
でも、今回の『地球が静止する日』のモチーフを語るには、重要なことだと思うのだ。
オリジナルの監督は、この作品を冷戦時代のソ連との関係をイメージしたようだ。
ただ、ワイズ監督は、苛酷な時代を背景に『サウンド・オブ・ミュージック』というミュージカル映画に撮り上げた監督である故に、その「異星(ソ連)の使者・クラトゥ」を友好的な人物に描いている。
今回の作品でのクラトゥ役のキアヌ・リーブスは、寡黙だが表情をしかめて感情を表わすという、一時のハリソン・フォードみたいな芸風であったが(竹中直人は、そのフォードを批判していた)、この作品においてのキアヌは良かったと思う。
他の作品で見られるような「改心」キャラと異なり、今回のクラトゥは、その感動の揺れ動きがこちらにあまり伝わらず、それがかえって、演出の抑制に感じられた。
だから、クライマックスのクラトゥの行動も、激しい感情の変化に至る大きなエピソードがある訳でなく、小さな「観察」の積み重ねだったのだなと、そこにも、大作映画に見られぬ大人の抑制を感じてしまうのだった。
◇ ◇
不思議な巨大ロボット<ゴート>は、凄まじく魅力的だった。
私は、あのような、シンプルでパワフルなロボットが大好きなのだ。
動力とか素材とかが不明なので、神秘的ではないですか?^^;
私は、『エヴァンゲリオン』のヒットも、その主役ロボの生物的な秘密に起因すると思っている。
そして、「文明を喰う虫」のケレン味も良かった~。
◇ ◇
PS.私は、この作品を見て、横山光輝のロボット・アニメを多く連想させられた。
自分へのクリスマス・プレゼントに、アニメ映画『鉄人28号 白昼の残月』のDVDを買うことに決めました^^v
(2008/12/21)
なお、私の本名は「ナカムラ」と言うのだが、来年の元日に「ナカデミー賞」を発表したいので、皆さん、チェケ!!
さあ、作品賞は? 美女賞は? 美少女賞は? 美幼女賞は?
◇ ◇
予告編の限りでは、あまり派手な印象の作品ではなかったが、それが良い意味で裏切られることもなく、淡々とした作品であった。
これが、『X-FILE』だったら、超傑作だったんだろう。
『地球が静止する日』と言うタイトルだが、私は、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』のパクリだと思っていたのだが、この作品は、1951年のアメリカ映画(ロバート・ワイズ監督)のリメイクであり、『ジャイアントロボ』のほうが、このタイトルを借りていたそうです^^;
つまり、
『地球の静止する日(1951)』
↓
『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日(1992~1998)』
↓
『地球が静止する日(2008)』
の、順番となる。
しかし、リメイク版でインパクト大の、大きな球形の異物体のイメージは、オリジナルにはなく、『ジャイアントロボ』で出てくるんだよなあ。
ただ、地球人の是非を問う異星人と言うキャラ付けは、『ジャイアントロボ』の原作者である横山光輝が、『マーズ(1976)』でも描いている。
横山光輝は、ワイズ版の『地球の静止する日』にかなり影響されていたのか。
『マーズ』のラストシーンは、地球人に幻滅したマーズが、地球を爆発させるという救いのない終わり方をしている。
これは、この頃、マンガ『三国志』で中国と交流を持った横山光輝が、中国共産党に、大陸での、旧日本軍の「幻想(嘘)の悪行」を吹き込まれた結果だと思われる。
『マーズ』の作中でも、戦争中の、「幻想(嘘)の<南京大虐殺>」と思われるシーンが繰り返し描かれていた・・・。
◇ ◇
話が脱線してすいません。
でも、今回の『地球が静止する日』のモチーフを語るには、重要なことだと思うのだ。
オリジナルの監督は、この作品を冷戦時代のソ連との関係をイメージしたようだ。
ただ、ワイズ監督は、苛酷な時代を背景に『サウンド・オブ・ミュージック』というミュージカル映画に撮り上げた監督である故に、その「異星(ソ連)の使者・クラトゥ」を友好的な人物に描いている。
今回の作品でのクラトゥ役のキアヌ・リーブスは、寡黙だが表情をしかめて感情を表わすという、一時のハリソン・フォードみたいな芸風であったが(竹中直人は、そのフォードを批判していた)、この作品においてのキアヌは良かったと思う。
他の作品で見られるような「改心」キャラと異なり、今回のクラトゥは、その感動の揺れ動きがこちらにあまり伝わらず、それがかえって、演出の抑制に感じられた。
だから、クライマックスのクラトゥの行動も、激しい感情の変化に至る大きなエピソードがある訳でなく、小さな「観察」の積み重ねだったのだなと、そこにも、大作映画に見られぬ大人の抑制を感じてしまうのだった。
◇ ◇
不思議な巨大ロボット<ゴート>は、凄まじく魅力的だった。
私は、あのような、シンプルでパワフルなロボットが大好きなのだ。
動力とか素材とかが不明なので、神秘的ではないですか?^^;
私は、『エヴァンゲリオン』のヒットも、その主役ロボの生物的な秘密に起因すると思っている。
そして、「文明を喰う虫」のケレン味も良かった~。
◇ ◇
PS.私は、この作品を見て、横山光輝のロボット・アニメを多く連想させられた。
自分へのクリスマス・プレゼントに、アニメ映画『鉄人28号 白昼の残月』のDVDを買うことに決めました^^v
(2008/12/21)
後、これはホント偶然ですが。次のキアヌの映画予告でベートーベンの月光って曲が流れていました。銀鈴OVAでも流れていたなぁ。
追伸…私も白昼の残月を自分へのプレゼントに買う事にしていたので。共感デス。
いや、考えれば考えるほど、横山アニメとの相似点が多いのです。
でも、私は、オリジナル版を見ていないので、どこまでが影響か分からないのです。
ゴートが、軍の監視下で検査されるとこなんて、『マーズ』でガイアーが自衛隊に解体されるシーンみたいです。
『ジャイアントロボ』にも、ガイアーが少し出てきますよね^^
ところで、『ジャイアントロボ』ですが、廉価版が来年一月に出るのですね。
私は、いまだにこの作品のサントラを繰り返し聞いております。
この廉価版も買います^^
甥っ子と見ます!^^