雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

凡人には無理です。

2011-06-22 19:59:46 | …and so on
今日の東京は真夏のような暑さになりました。ってか、今年初めて最高気温が30℃を超えました。対前年比25%の電力削減目標を掲げているうちの事務所は、真夏日に限りなく近い気温だというのにやっぱり空調を入れてはくれませんでした。ワタクシも周囲の同僚も想定済みのことではありましたが、実際問題として本当に30℃を超えた執務室ではほとんど仕事になりません。ワタクシも事務所に着いた時と昼休みにビオレさらさらパウダーシートで汗を拭いて仕事に臨んだものの、その効果が1時間ももたず、すぐに腕や足が汗でべたべたになってしまいました。単純に暑いのが耐えられないというのもありますが、汗でべたべたの身体が気持ち悪くて仕事にならないというのも結構なウェイトを占めました。低温サウナの中で服を着て仕事をしているような感じ…というのが一番近いかもしれず。

心頭滅却すれば火もまた涼しという言葉がありますが、難行苦行を積んだ徳の高いお坊さんならそういう境地に達するのでしょう。毎日をヨレヨレと生きているワタクシのような凡人には、とてもそんな境地に達するのは無理です。熱中症予防のために通勤途中のコンビニで買ったミネラルウォーターのペットボトルが、デスクに置いて5分後ぐらいには汗をかき始め、1時間後には生ぬるい水になってしまう環境です。そもそも、気合で涼しくなるのであれば、今回のような原発事故が起きても電力不足騒動にはならず、対前年比25%の電力削減などという目標を掲げる必要もないわけです。今年の夏はずっとこんな調子なのかと思うと、心底げんなりしてしまいました。同僚の皆さまもさすがにつらいとみえて、あちこちで団扇や扇子がパタパタ揺れていました。片手がふさがっても仕事にはなりません。

ワタクシも、途中で何度か扇風機の前に立ってみましたが、これだけ暑くなると生ぬるい風をかき回しているだけでした。それでも風が吹いてくるほうに座っている人はまだ恵まれているわけで、誰か軽い熱中症にでもなって救急車を呼ぶような事態でも起こらないかと不謹慎極まりないことを考えながら1日過ごしました。同僚女子が「これで代謝が上がってダイエット効果でもあるなら頑張るけど」と申しておりました。これもある意味、難行苦行の一つではないでしょうか。