雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

人を見る目。

2011-09-13 19:57:36 | works
今日も、東京は残暑の厳しい1日になりました。といっても、今日は本社からの呼び出しもなかったので、事務所から1歩も出ずにPC上の数字と格闘していました。数学はおろか算数の加減乗除さえ怪しいワタクシが、何故この年齢になっても数字と格闘しているのか、未だに理解に苦しんでおります。うちのエライ方々も、ドジョウ首相を見習って「適材適所」の人事を心がけていただきたいものです。ワタクシのような不適任者はとっとと更迭していただき、手堅い実務者を後任に据えれば、うちの事務所の9割方の予算は安泰だと思われます。実は、ワタクシのほうが、事務所予算の9割近くを持っていて、残りの1割が先輩の女性の担当ということになっております。加減乗除ができない人間にそんなに予算を任せているのだから、うちの事務所のエライ方々は、ある意味とっても肝が据わっているのかもしれません。

ワタクシのほうの会計は、どんなに小さい数字を動かす場合でも必ず本社の審査部門を通すことになっております。1円でも10億円でも必ず本社からOKを貰わないとお金の入出金ができません。我が社の通常のシステムでは、ある程度は各事業所に裁量権があるので、事業所の審査でお金を動かすことができます。そういう意味でも、ワタクシが担当している会計はヒジョーに特殊なのです。…と、ここまで書いてきて、加減乗除の間違いも本社でチェックするから、ワタクシのように、算数ができなくて弟に思いっきり馬鹿にされた人間でも務まるのかもしれないということに気がつきました。本日、最大の気づきかもしれません。事業所の裁量で入出金する場合、処理が終わった後で「間違った」では遅いけれど、本社の審査が1枚(実は2枚)入ることによって、書類のミスが事前にチェックできるんですね。

あー、そういうことかと思ったら、一気に気が楽になりました。本社にミスを指摘されて書類が返ってくるたびに、事業所の裁量で入出金ができる会計がうらやましかったのですが、本社さまがチェックしてくださることによって、おのれのミスが外部に出なくて済んでいるわけですね。だから、ワタクシのように加減乗除も怪しい人間でも貼り付けておけるんだと思うと、意外にも、うちのエライ方々は人を見る目があるのかもしれないと思い直してしまいました。