雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

普段の備えは重要です。

2015-03-10 05:18:01 | …and so on
おはようございます。
3月も中旬になるというのに、今日は日本全国で大雪が降るという予報が出ているようです。
幸いなことに東京近郊だけはお天気が良くなるようですが、朝夕の気温は真冬並みの寒さのようです。
そろそろスプリングコートでも…と思っていたのに、まだまだダウンコートや厚手のストールが手放せません。

3.11の後、首都圏を襲ったのは福島原発停止による電力不足と、それに伴う計画停電騒ぎでした。
3.11が金曜日だったので、翌週の月曜日から首都圏の電車が計画停電による運転規制で大混乱に陥りました。
西武線が長い距離は動けず、たまたま隣駅が始発という電車が多かったので、隣駅まで歩いたことを覚えています。
ワタクシなどはそれでも恵まれているほうで、常磐線沿線の人々などは1週間近く通勤できませんでした。
雨にも風にも雪にも人にも弱い首都圏交通網ですが、震度5弱の地震でこれだけ麻痺するものかと驚いた記憶があります。
首都直下地震への備えが叫ばれるようになって久しいですが、交通網一つをとっても首都圏の脆さが露呈した4年前でした。

計画停電で事務所の暖房を使うことを禁じられ、日中に防寒着を着て仕事をしたことも鮮明に覚えています。
怖いお局様が庁舎管理担当だったために、3.11以降は一切の暖房が使えず、カイロを足や腰に貼って寒さを凌ぎました。
当時は被災者の方々のご苦労を思えば致し方ないと思って耐えましたが、それにしても劣悪な職場環境でした。
被災地の悲惨さを報道でずっと見ていたので、首都圏の多少の不都合は当たり前という空気が流れていた記憶があります。
あの体験から4年経ちますが、今、首都直下地震が起こったら…と思うと、普段の備えの重要性を改めて感じます。