日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* あなたへ * 

2012年08月26日 | 歌・音楽・映画・観劇

昨日公開の映画、「あなたへ」 TVの前宣で何度か見ていた。   夫は土曜半ドンだったので、午後見に行こうと言っていた。
にもかかわらず、お昼友達から電話で誘いがあり、さっさと麻雀に行った。

午後8時40分からのがあるけど・・と言うと、それがいいと麻雀から帰り食事をすませ行った、ココエ尼崎のシネマ。  
難波パークスは人が多いので、ここは穴場なのだ。 神戸の夫人の近くの、HAT神戸シネマもそうだ穴場、好きな席が大体選べる。
8時も過ぎた時間なのに、フロアに人が多いのには驚いた。  若い人は多分「
私たちくらいの年齢の人もいたが、始まってびっくり。 10人足らず。 貸し切りだ~! 楽々見られた。
こんなに遅くから見るので、寝ないと言う自信はなかった。  ど真ん中で周りには誰もいないと言う、このリラックスさが仇になった。

時々夫がつついてくる。 その度に「寝てへんよ(多分)」 2回ほどあった。  後はそれは無かったのか、夫はもう無視したのか。
恐らくクライマックスシーンと思われる所・・そこなんだかどうだか、健さんがポストに手紙を投函する場面で起きた、なんのこっちゃ私。
夫は「お金出してると思うたら、寝られへんけどな」と言う。  汗して働いてくれている夫の言葉、申し訳ないと言うか耳が痛かった。
もし私がパートでもしていたら、寝たらもったいない!そう思ったかも知れない。

あ~感想が・・9割は見ているけど・・ありきたりの感想は言える、なるほどと思うし、旅の途中で合った人々とのふれあいや情にはうなずける。
奥さんの夫への愛情、処し方には学ぶべきところを見た。  しかし心を揺さぶるような深い感動が・・
かと言って、私たち映画は結構見ているし、感動ものは純粋に感動して2人で涙することはある。  
全部見たと言う夫だが、すかっとしていない。  私も。 健さんらしい役柄だとは思うが、なんだかもったいないような、夫も同じことを言っていた。
しかし81歳だと言う健さん、やはり大スターである。  語らずとも訴えるものがあり、そこにいるだけで存在感がある。 
健さんだから見たいと思ったし、見に来たと言っても過言ではない。 それに健さんが亡き妻のふるさとに向かうまでに立ち寄った場所、風景目的。

「小説を読んだ方がもっと分かるかもね」 夫も同じ事を思っていた。
夫は映画の中で何度も聞いた田中裕子さんが歌った歌、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を、帰るなり探して聞いていた。  
ボリュームをあげて私にも聞かせようとした。

田中裕子さんの声ではないが・・ http://youtu.be/q0gQSKKjh9M 

妙に耳に残る。 映画の中で、その歌を聞くと何とも言えず涙が出た。 それにしても田中裕子さん上手い、歌にふさわしい声だったような気がする。 
 
脚本が小説化されたようだから、内容はどうだろう。  ネットで本を注文しようとしたら、夫はまずは図書館に行ってみよと言う。  
図書館なんてもう20年以上行ったことがない。 昔は良く通ったのに、まぁ小説を借りて読むことはないだろうが、趣味の本など借りようか。  
でないと読もうと買った本、全部読まないうちに結構たまっている。  いつか読む、そのうち読む・・で、処分も出来ないでいるんだもの。

のち、この映画が3日、モントリオール世界映画祭で”エキュメニカル賞”を受賞されたそうだ。  


* ライブdeデート・・ *

2012年01月22日 | 歌・音楽・映画・観劇

今度こそ行ける・・と思ったら、家族の行事や夫の公私と重なったり・・ほんと不思議な位な私たちだった。
やっと・・ ”ブルーグラス・ランブル”が会場を北新地の”ミスター・ケリーズ”に変り初めて行けるようになったのである。
次女一家が車で送ってくれた。  要ワンドリンク・ワンフーズと書いてあったので、夫は多分ビール飲むし
車では帰れないだろうから。

ホテルビスタプレミオ堂島一階にあるジャズクラブハウス”ミスター・ケリーズ” 12時オープン、演奏は1時から。

12時10分に入ったが、すでに2、30人前後の方が席について食事をされていた。
老舗のジャズハウスとあって、毎夜行われる演奏、過去の栄光な人たちや現代の人たち(ちゃんと見ていないので多分)
5、60席くらいあるだろうか、雰囲気のいいお店だった。
お昼は早い目に食べていたので、夫は特選チーズの盛り合わせ、生ビール、私はサンドイッチと珈琲。 



今一お店のフットワークが今一なのか先に来てもメニューを忘れられて、一気のお客で対応が大変なのか、
ビールはすぐきても、チーズの盛り合わせ如きが中々遅くて催促でやっと。 
遅くなって珈琲が出ても、サンドイッチがまた待たせ過ぎ、珈琲冷めているしなくなるし、タイミングが悪い。 
初めてなのでこんなものか、印象にダメージ。 (私たちに忍耐がないのかも)
今年初めて、皆さんおなじみさんが多く、あちこち挨拶に行ったり賑やかで演奏前のひと時を楽しまれていた。

夫は(こういう雰囲気の中でブルーグラスを聞くのは自分には合わない)そう言っていた。 私も少しそう思った。
今日は結成14目に突入された”ブルーグラス・ランブル”139回目のライブ。

サンドイッチが出て来てすぐに出演者が揃い、稲葉さんの挨拶で演奏が始まる。
5人のそれぞれの楽器が鳴った、パワフルなアップテンポな曲で。 演奏が一気に波打った。



あ~、これだこれ!  アコースティックなギター、マンドリン、フィドル、バンジョー、ベース 

(こう言う雰囲気の中で聞くのは苦手かも・・)そんな思いが一気に払しょくされた。 
夫を見たら・・同じ気持ちなのが分かった。   

フラッシュをたかなければOKと言われて何枚も撮ったけれど、古いコンデジでは動きのある室内はさっぱり。

なので、ただただ演奏に浸った、懐かしくさまざまな思いに胸がいっぱいになった。

13年前だったか、新聞で当たったライブに行き、初めて出会った稲葉さんとカントリー&ブルーグラスの演奏。
私たちが育った音楽のひとつ、どれだけ懐かしかったことだろう。 私が夫に惹かれたひとつに夫が弾くギターの音色。
アコースティックなギターの音色は、私をあの頃の少女時代へ戻した。 
それに何よりも印象深かったのは、稲葉さんの透明感のある声と誠実で控え目なトーク。

久々に聴いたカントリー。 帰りに煌めく夜空の星を見ながら梅田でバスを待っているとき、初めて聞いた演奏に
「最近映画でもこんなに感動した事はない」と夫が目を輝かせて言ったのを今でも覚えている。

その1年後に卓球場のしおりに載っていたのを夫が見つけ、コンサートがあるのを知り喜び勇んで出かけた。
「クリスマスコンサート」 再び出会えた感激で包まれた。
以来まるで追っかけみたいに・・・雨の日滋賀県の山奥のブルーグラスフェスにも行ったことがあった。
その時、稲葉さんが地元の方たちとのお食事の場に「どうぞ」と声をかけてくれた。 
演奏が終わると、来られた方に頭を下げられる、私たちはそんな事がらさえ楽しんだ。 会場が変わる度、夫と。  
出会い以来それだけいっぱいの思い出が出来た。 人生を塗り変えてくれたと言っても過言ではない。

子供たちが結婚し、次々と孫が出来・・みんなが近所と言う事で、夫の公私予定と何かと重なる事が多く
足が遠のいてしまった。 夫はまめにHPやブログで稲葉さんの演奏を楽しんでいたけれど。

稲葉さんのファン、中でも女性の多くは演奏はもちろんだが、稲葉さんのお人柄にも惹かれてではないだろうか。
懐かしのジャンルに加え、何年たっても控えめなトーク、変わらないその姿勢に。

会うといつもお声かけをして下さり、頭が下がる思い。
第2ステージまでの休憩のとき、入り口で出会い「お久しぶりです、ありがとうございます。 ご主人も・・また後で挨拶を」
そんな気遣いに

夫と話した。 想定外の雰囲気の良さ。 「この距離感がいいね」 熱い演奏が体中を包み込む。
来て良かった~。 1年前、神戸の夫人を誘ったクリスマスコンサートあれ以来の生演奏である。

私には講演会など人の話を聞くとき、(同感です)と言わんばかりにうなずく癖がある。
夫は「年寄りみたいやし目立つからやめとき」時々私の肩をたたくが・・。
ブルーグラス、時にカントリー・・心地良く自然に拍子をとっている私には何も言わない。 夫もそうだから。 
こんなに素敵な演奏、身体を動かさずにはおれない? 
(いや、最初の出会いでは・・演奏に身も心も貼りついたような私だったかも) 皆さんがそうかも。

熱い演奏は終わった。 皆さんが帰るのをお見送りするために稲葉さんは入り口付近でお嬢さんも
一緒におられたので記念に。 女優を目指しつつ、演奏や歌にも・・多彩な美少女小学生のありさちゃん。

稲葉さんのHP オフィス・ホワイト・オーク 、のブログやミュージック・クリップスでこの日の何曲かを・・

腰痛人間ケン&ミクのライブでデート。

もし・・2人が歩けるようなら、帰りのバス停の大阪駅へ行ってみようかと言っていた。 
演奏でアドレナリン放出? 歩ける・・歩ける! そばを通ったことはあっても、駅の正面へ出たのは初めてである。
昨年の祇園祭宵山の帰り降りたのに、私の調子が悪くてそれどころでなく何も覚えていなかった。
まぁ・・大阪人としてはお恥ずかしい、いつでも行けると言うあれ・・近い所ほど意外と行ってないと言う。

 遠くから見る屋根のスロープはこんなんだった・・

 クリスマスバージョンのイベントで行った空中庭園。

 空間。



こんなスポットは嬉しい。 シネマもある。

エスカレーターで降りながら、雰囲気を楽しんだ。 三越伊勢丹や大丸のデパ地下で今夜の食料調達。
すごいなぁ・・の一言。 ミナミとキタ、人の流れが変わる所までは行かないかなぁ・・しかし大阪にしては
しょぼすぎた駅、今後の発展を期待。

バスに乗り込むや否や夫は寝てしまった。 時折いびき・・最近仕事も忙しいので夫には良い日だった。
もちろん私にも。 朝からつけていた万歩計が1万歩近い数字を示していた。 


* 湊かなえさん書き下ろし ドラマ「境遇」本日放映! *

2011年12月03日 | 歌・音楽・映画・観劇

9月ごろからこの冬・・湊かなえさん書き下ろしでドラマ化。 「境遇」が「TABC創立60周年記念スペシャルドラマとして・・
が、ついに本日午後9時から放映される。  
前に記事にしたが、湊かなえさんは同級生で頭が良かったちづちゃんの娘さんである、なんだか自分の事のように嬉しい。 
映画「告白」は衝撃だったが、松雪泰子さん、りょうさんの演じておられる予告を何度も目にしながらわくわくしている。

お昼、ちづちゃんに「今夜見るからね~」って電話したら、いつもの明るく高い声で電話したことを喜んでくれた。
「本はね、人それぞれ好みがあるから読んでやってねって言えないけど、TVは誰でも見られるから嬉しいわ」って言ってた。
「本は好きだったけど、普通に育った子なんだけどね、こんな風になっちゃって」喜びが隠せないって感じ。
後は同級生のブログに始まり、還暦以後の同級生のみんなの絆の深まりに花が咲いた。

湊さんは新聞にも大きく載っていたし、今日もTV朝日で主演のお2人と同席でのインタビューがあった。
TVでもどれだけ出ているか。 今日は朝日放送の画面の端に時々 「境遇 今夜9時」と文字が出ているからすごい。

「けんちゃんにもよろしくね」のけんちゃんはゴルフ、それまでに帰れるかなと出て行ったが、録画予約OK。 
次女も出先から「湊かなえさん、9時からやったね」と電話、「見てよ!」


* 映画観賞の秋 ”マネーボール” *

2011年11月06日 | 歌・音楽・映画・観劇

大阪ビジネスパーク街、並木道は紅葉していた。 
次女一家が買い物に行くので、車で降ろしてもらった。

Y新聞の特別試写会が当たったので、夫と。 ブラッド・ピットの「マネーボール」
IMPホールに着いたのは、2時開場のところ1時10分。 もうすでに、30人位が列を作っていた。
足腰の弱い私たちは今から並ぶなんてとんでもない・・と、IMPビルの1階フロアのお店でお茶をした。
それでも20分前には並ぼうかと行ったら、びっくり! もう100人ほどの列。 皆さん早い。
並んでいる駐車場の向こうに、大阪城・・。 夫にプレゼントしたウォークマンがあるので、2人で片方づつイヤホンで聞いた。
ちょっとしたいい時間だった。 雨がパラパラ・・相合傘。 

試写会の前のトークで特別ゲスト、なんと野球解説者の”赤星憲広”さんが・・! 
先に映画を観られた赤星さんへ司会の女性からインタビュー、10分位てきぱきと感想を述べられていた。 
サインボールを持ってニッコリ! トークが終わるとTVや新聞のカメラマンさんの撮影もあった。 
野村さん、星野さん、真弓監督と、どんな方だったかと感想を聞かれ、戸惑いながら汗びっしょりで好感の持てる赤星さんだった。
その日の模様・・

映画・comより・・「マネーボール」 アメリカの同名の実話小説を映画化。
赤星さんが「感動と言うよりも、こんなのが本当にあるのかな・・と思うとむしろ衝撃でした。 日本では考えられないです」
そんな感想も言われたが、まさにそんなGMをブラピさんが恰好良く演じた映画だった。 引き込まれて行った。 
選手がぽんぽんデータによって退団や引き抜きが簡単にお金で繰り返される、プロとは言え物扱い・・人ではない気がして怖かった。

帰りは娘たちが車で待っていてくれたので、今日は愛ちゃんの誕生日だったので、夫と次女となつめかんたと一緒に
マンションへ行ってプレゼントを渡した。 とても喜んでくれた。 なつめもお手紙を書いていた。
かんたがRSウィルスで体調が悪かったので愛ちゃんの乾杯は、次の日曜、ひろとの七五三が終わった後、みんなで食事に行ってから。


* 映画に・・ *

2011年10月22日 | 歌・音楽・映画・観劇

夫は今日樟葉でゴルフだった。 
雷や大雨やと間違いないような天気予報に、延期にしてもらった。 昔ならキャンセル料とられたが来週に延期。
雨男には違いないが、昨年のこの時期の樟葉のゴルフもどしゃぶりの予報で延期にしてもらったのだ。
そのお陰で夫婦で京都の姉の所に行って一日過ごす事が出来たんだけど。

予定が無いので、娘婿からもらっていた映画観賞券「探偵はBARにいる」を観に、難波パークスへ。
ちょっと寝たけれど、なんせ時に鉄砲の打ち合いや格闘シーン・・血だらけ・・心臓に良くない、この手は苦手。
しかしながら、大泉洋さんと松田龍平さんのタイプの違う2人が心の奥で引き合い支え助け合う役、
いい味・・大泉さんの役柄、仕事と心情にほっとさせられた。 
小雪さんの役に女の怖さを感じながら見ていたが、結末を見て納得、ほっとした。
彼女は私の中では決して美人顔ではないと思うが、容姿や時に見せる顔の表情は、
あの渡辺謙とトム・クルーズの出た「ラストサムライ」で初めて彼女を映画で見て、ぞくっとさせる
日本人女性の色気を感じたそれに似ていた。 怪しい美しさ・・とでも言おうか。 





今日から京セラドームで始まった実業団野球のチケットももらっていたのだが、自転車で行くべしが急に雨が降り出し、
それに私は苦手なタイプの映画で心身ともに疲れが出ていたし行くのをやめた。 
疲れたけれど、ゆっくりと過ごした土曜日だった。 
口数の多くない我々だが、夫の中に認めざるを得ない夫婦2人暮らし、言葉を発する努力が見えている。