昨日公開の映画、「あなたへ」 TVの前宣で何度か見ていた。 夫は土曜半ドンだったので、午後見に行こうと言っていた。
にもかかわらず、お昼友達から電話で誘いがあり、さっさと麻雀に行った。
午後8時40分からのがあるけど・・と言うと、それがいいと麻雀から帰り食事をすませ行った、ココエ尼崎のシネマ。
難波パークスは人が多いので、ここは穴場なのだ。 神戸の夫人の近くの、HAT神戸シネマもそうだ穴場、好きな席が大体選べる。
8時も過ぎた時間なのに、フロアに人が多いのには驚いた。 若い人は多分「
私たちくらいの年齢の人もいたが、始まってびっくり。 10人足らず。 貸し切りだ~! 楽々見られた。
こんなに遅くから見るので、寝ないと言う自信はなかった。 ど真ん中で周りには誰もいないと言う、このリラックスさが仇になった。
時々夫がつついてくる。 その度に「寝てへんよ(多分)」 2回ほどあった。 後はそれは無かったのか、夫はもう無視したのか。
恐らくクライマックスシーンと思われる所・・そこなんだかどうだか、健さんがポストに手紙を投函する場面で起きた、なんのこっちゃ私。
夫は「お金出してると思うたら、寝られへんけどな」と言う。 汗して働いてくれている夫の言葉、申し訳ないと言うか耳が痛かった。
もし私がパートでもしていたら、寝たらもったいない!そう思ったかも知れない。
あ~感想が・・9割は見ているけど・・ありきたりの感想は言える、なるほどと思うし、旅の途中で合った人々とのふれあいや情にはうなずける。
奥さんの夫への愛情、処し方には学ぶべきところを見た。 しかし心を揺さぶるような深い感動が・・
かと言って、私たち映画は結構見ているし、感動ものは純粋に感動して2人で涙することはある。
全部見たと言う夫だが、すかっとしていない。 私も。 健さんらしい役柄だとは思うが、なんだかもったいないような、夫も同じことを言っていた。
しかし81歳だと言う健さん、やはり大スターである。 語らずとも訴えるものがあり、そこにいるだけで存在感がある。
健さんだから見たいと思ったし、見に来たと言っても過言ではない。 それに健さんが亡き妻のふるさとに向かうまでに立ち寄った場所、風景目的。
「小説を読んだ方がもっと分かるかもね」 夫も同じ事を思っていた。
夫は映画の中で何度も聞いた田中裕子さんが歌った歌、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を、帰るなり探して聞いていた。
ボリュームをあげて私にも聞かせようとした。
田中裕子さんの声ではないが・・ http://youtu.be/q0gQSKKjh9M
妙に耳に残る。 映画の中で、その歌を聞くと何とも言えず涙が出た。 それにしても田中裕子さん上手い、歌にふさわしい声だったような気がする。
脚本が小説化されたようだから、内容はどうだろう。 ネットで本を注文しようとしたら、夫はまずは図書館に行ってみよと言う。
図書館なんてもう20年以上行ったことがない。 昔は良く通ったのに、まぁ小説を借りて読むことはないだろうが、趣味の本など借りようか。
でないと読もうと買った本、全部読まないうちに結構たまっている。 いつか読む、そのうち読む・・で、処分も出来ないでいるんだもの。
のち、この映画が3日、モントリオール世界映画祭で”エキュメニカル賞”を受賞されたそうだ。