日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

:* クリスマス会・・ *

2005年12月17日 | 料理・その他食

 賛美歌98番 主イエスキリスト 降誕を歌う

「あめにはさかえ み神にあれや つちにはやすき 人にあれや」と  みつかいたちの たたうる歌を 
ききてもろびと 共によろこび  今ぞうまれし 君をたたえよ

朝日のごとく かがやき昇り みひかりをもて 暗きを照らし つちよりいでし 人を活かしめ 
つきぬいのちを 与うるために  いまぞ生まれ 君をたたえる

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毎月、第三土曜日の午後は、夫の会社で牧師さまをお呼びして珈琲やお菓子を頂き、お話を聞かせて頂く。
私も去年から 社長さまが声をかけて下さり、参加させていただくようになった。
初めて参加させていただいたとき、最初に賛美歌を歌ったとき、近くにいる夫の声が聞こえてきてぐっときた。
(話は聞いても俺はキリスト教は)と言っていた夫が、いつの間にか洋々と賛美歌を歌っているではないか。
私は、夫の声を聞きながら、それまでの夫婦としての年月を思うとき、胸がいっぱいになって涙が出て来た。

仲のいい夫婦・・そうではあるが32年と言う年月の中で、私がやっていたことで夫には色々な思いをさせた。
別れ話まで行った事がある。 長女と長男は小学校だったから夫が、小さい次女は私が・・と言う事で。
夜中にそんな話をして、トイレに行った夫が子供たちの寝ている横を通って涙を流して戻ってきた。
「子供は一緒に育てなあかん、何の罪もないのに・・ いい寝顔で寝てるわ・・ 別れたら可哀想や」
夫のその言葉で夜中に二人はぼろぼろと泣き明かした。 夫の深い愛情をひしひしと感じた。
私たちは、と言うより私は別れなくてすんだのである。

夫が月に一度ではあるが、聖書を読み、牧師さまのお話を聞いてきたのはどれだけになるであろう。
社長さまの熱心なお心で、その重ねて来た年月のお陰で、私の今がある・・・いつもそう思っている。

毎年クリスマス会の席で、社長さまの話を聞かせていただくとき、不況の中トップに立たれて従業員を
その家族を、抱えていると言う思い・・話される言葉の端々にその責任感を強く感じるとき、
家庭がうまく行っていてこそ、夫は会社で存分に仕事が出来るんだと言う、昔お聞きしたその言葉が
思い出されるのである。 
毎日のように麻雀、(社長さまはじめとして、従業員や得意先の人の)子育てをしながらいつも父親不在
の夕食を、「お父さんは今日もみんなの為に、中国語の勉強をしているのよ」「ふ~んえらいね」そんな
会話をしながら、幼児期や小学校時代を過ぎた。 
心の中では(いいかげんにしてよ)と時には腹立たしい思いをしながら。
けれど船場では毎日どこかで倒産の話を聞いた時期もあったのに、家族のようなこの会社で、今夫が
働かせていただけているのは、麻雀にしても、やっと私はそのことの意味が分かるようになったのである。

何年前かのクリスマス会で、会社の大きな得意先倒産の折、会社の存続を思われた時、社長さまは
「自分のどこが悪いのだろうか・・イエスさまにずっと祈りながら尋ねていました」とおっしゃられたことが
あった。 胸が詰まったときにもガラス張りの会社経営、イエスさまのもとに生活の全てをおかれたそんな
思いの中に、私たちが守られているのだと、お陰さま・・を何度も心の中でつぶやいた。 

                 

年を重ねるほどに、私や家族をすっぽりと受け入れてくれる、仏さまのようになってきた夫の全ては・・
月に一度のお話・・その積み重ねのお陰以外にはない。
だから私たちに危機があったことを知らずに「けんつくさんには勿体ない」とか私のことを言われたりした時、
私は夫に申し訳なくて申し訳なくて、一番いやなのである。  私にはもったいないのが、夫なのだから。
なのに夫は私が話を聞きに来ることを、とても喜んでいる。 何でだろう。

                                         

新しく参加の方、お怪我のあとで欠席の婦人がおられたが、来年もどうぞ皆さんと楽しい場に参加
できますように、そんなことを思いながら、美味しい料理に話しにクリスマス会を過ごさせて頂いた。

お父さん、こんな場でいつも嫌な思いさせて・・ごめん。

日曜の午後は、中の島の中央公会堂で稲葉和裕さんの「クリスマスコンサート・2005」二人で。
寒い! 腕組んで行こうっと。