日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 敬老・・・・? *

2007年09月17日 | 雑感

 

朝から、お惣菜やさんのようにせっせと幾種類もの和風料理を作った。 
秋物のブラウスとベストに添え、神戸に住む一人暮らしの婦人のところへ持参するために。
今日は一緒に食べないでその分、保存食にしていただくために多めに作る。
私たちと娘夫婦なつめも同行。 腰痛の夫は近くにある温泉へ、娘夫婦はHAT神戸へ買い物に。
私は婦人と束の間の母娘になる。 話を聞いてあげながら近況も話しながら時を過ごす。
味噌汁も作らないと言うので沢山作ってあげる「冷蔵庫に入れててよ」念を押す私は娘。
「スーパーのお惣菜は美味しいことあらへん」いつも上のおばさんにもおすそ分けなんだけど、
「今日はあんまりあげへんねん」二人で冷凍できるものはパックにする。
会うたびに少しづつ進む老いを感じるとき、田舎の母のように兄夫婦や孫とにぎやかに暮らす
そんな当たり前のような日々が、なんと幸せで有難いことかと兄夫婦に感謝が湧く。

家族がなく震災後の復興住宅の為、住んでいる方の多くは一人暮らし。
震災以前は好奇心旺盛、明るくていつも私が励まされるくらい見習うべきそんな婦人だったのに。  
あっと言う間にマンションが増え、若い人や子供が溢れ、学校、映画館やスーパー、
など大きな複合施設
出来上がって一気に街は素晴らしく活気付いて見事に出来上がった街ではあるが、
たった道路を挟んだだけで、この辺の住宅はひっそりとしていていつも侘しさを感じる。

夫や娘たちが揃いにぎやかなひと時、なつめの存在がいかなる時も場を和ませる。
2時間半の滞在ではあるが、来た時よりずっと明るい顔になられたのが救われる。
見送られるのは辛いがいつも笑顔のあと寂しげな表情に戻るのが見えた。
帰りの車窓からまるで晩秋のような景色、また来て上げよう秋は物悲しい季節だから。

 

帰路息子から電話、「今西宮よ」 「寄るから」 「なん?」 「いや別に・・」
着くと同時に息子夫婦がやってきた。 
なんと・・愛ちゃん手作りのクッキー、ひろとの手形のクッキーも、なつめにはアンパンマン。
「敬老・・って」 「おじいちゃんとおばあちゃんですから」 違いないが、でも
ひろとの保育所、仕事。 愛ちゃんも毎日大変なのに・・顔は誰が? 二人で?
お惣菜の残りがあるので、みんなで賑やかに食事。 
グアムの挙式で着るアロハの話、若い夫婦たちは近づく旅行の話で盛り上がり。

ひろとの手形・・もったいなくて食べられないよ~。 では? 夫の耳あたりからいこうか、がぶりと!

 

ひろとが・・押した・・親子のその光景が、きらきら輝いて見える。

 

なつめにも大好きなアンパンマンのパン。
思いがけないサプライズに感激。 そっか、私たちにも敬老の日・・か・・ね・・。