「花を植えたらきれいやで」とか「お隣の花きれいやなぁ」とか言うくせに、たま~にお土産に花の苗
買って来てくれたりするくせに、なんて言うか夫はいい気なものだ、屋上などいっさい上がらない。
「たまには見てよ、綺麗に咲いてるんやから」 と夫を無理やり押しやった屋上の一角。
せまい我が家の屋上にも、平等に春がやってきて眠っていたような花たちもいっせいに嬉しげに開花。
雨の日の美容院になったが、次女がパートの休みなので予約していて長女に連れて行ってもらい
心斎橋のいつもの美容院へ。 そこはスタッフが20人近くはいる、今日は男性だった。
人によって話しかけてきてずっと会話する時もあれば、寡黙な人で時に嬉しい時もある。
はさみと櫛の絡み合いがなんともリズム感良く、いかにも楽しく仕事を会得した風な男性が担当だった。
黒い帽子ちょび髭大きなチェックのシャツからズボンから靴アクセサリーに至るまでトータルなおしゃれ。
「はさみと櫛の動きが絶妙、楽しそうで見ていて気持ちいいですね、カット今までで一番気に入りました」
そう言うとニコっと笑って、いっそう好印象となりブローから仕上げまでも念入りにしてくれたようで、
ちょうど席が隣だった長い髪を短くした次女よりも長くかかった。
「男の場合、動作が小さいと不安に思わせるふしがあるんです、髪を切るのが大好きなんです」
本当にそうだろうな、嫌いじゃ出来ない、それに相手に喜んで帰ってもらわないといけない。
気になりつつ思えば二ヶ月もカットに行っていなかった・・あ・・すっきり!