今年小学1年生になったばかりの一人っ子の男の子を持つ、お母さんがいる。
幼稚園の時夜中ビデオを見るので寝るのが遅いから、朝が起きにくいし不機嫌だと言っていた。
入園しても泣いたり機嫌悪かったりで親と中々離れず、やっと落着いたのが1年くらいしてからだった。
なぜそんなに夜中までビデオを見せるのだろう、そんな習慣をつけたのかと、疑問に思っていた。
夜勤もあった旦那さんの勤務が、普通になったそうで良かったなぁと思った。
その父親が「帰宅が9時か9時半ころなんで、子供が寝る時間で帰ったら具合悪いから、
外で時間つぶしをして、子供が寝た後に帰っている」と淡々と言う。
メールでやりとりしているのだろうか、聞いて唖然とした。 (9時であろうが帰ったらいいじゃん)
せっかく家族の為に働いている父親が帰ってくるのに、少しでも親子が顔が合わせられるのに。
子供を寝かせる為に、寝たのを見計らってわざわざその後に父親が帰るなんて。
それぞれの家庭事情子育てだし、きっちりしたお母さんなのでそれに対してアドバイスには躊躇。
9時に寝るのならその習慣の中で、父親が帰れば「パパお帰りなさい」 「おやすみ」
こんな風に教えることも大切なのではないかな。 それが躾なのではないだろうかと思う。
息子の調理師と言う仕事上、帰宅する父親を待てないひろとのことを思うと羨ましい話である。
私の子育てでも感じたことだが、親が子供に合わせてばかりでは子供は何でも自分の思うままで、
そんな積み重ねは、我がままとか親の方が子供に振り回されるようになるのではと思えてしまう。
こうしたらいいのかなと手探り自分の子育てと違い、孫育てはただ遊んでいてやればいいのではなく、
自分が関ることは若い夫婦の子育てにも繋がるのだと、少なからず責任を感じている。
可愛いくてつい孫の言いなりになりそうだが、言って聞かせることは今特に大事だろうと思っている。
娘は最初の頃そっと部屋を出ることもあったが、あえて仕事に行くから留守番することを教え
「行ってらっしゃい、ママお仕事がんばってね」と送り出させている。 あっさりで返って寂しいかな娘。
娘が洗濯を干せなかった時 「屋上で洗濯を干してくるからね」と言えば、遊んで待っつようになった。
洗濯物の籠を見ると「お洗濯干してくるから待っててね」 なつめが自分の方から言うので笑える。
炊事や掃除も、これをするから終ったら遊ぼうねと待たせ、その事に参加させたりする。
女の子だから一生ついてまわる家事。 しかし・・すぐに真似して覚える今の時期はかなり怖い。
掃除機を足で押さえ、コードなんか引っ張り出そうものならすぐに真似をするに違いない(しないよ私)
孫育ては自分育てなのかも知れないと、最近苦笑いしながら思っているばぁば2年生である。