日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* ライブdeデート・・ *

2012年01月22日 | 歌・音楽・映画・観劇

今度こそ行ける・・と思ったら、家族の行事や夫の公私と重なったり・・ほんと不思議な位な私たちだった。
やっと・・ ”ブルーグラス・ランブル”が会場を北新地の”ミスター・ケリーズ”に変り初めて行けるようになったのである。
次女一家が車で送ってくれた。  要ワンドリンク・ワンフーズと書いてあったので、夫は多分ビール飲むし
車では帰れないだろうから。

ホテルビスタプレミオ堂島一階にあるジャズクラブハウス”ミスター・ケリーズ” 12時オープン、演奏は1時から。

12時10分に入ったが、すでに2、30人前後の方が席について食事をされていた。
老舗のジャズハウスとあって、毎夜行われる演奏、過去の栄光な人たちや現代の人たち(ちゃんと見ていないので多分)
5、60席くらいあるだろうか、雰囲気のいいお店だった。
お昼は早い目に食べていたので、夫は特選チーズの盛り合わせ、生ビール、私はサンドイッチと珈琲。 



今一お店のフットワークが今一なのか先に来てもメニューを忘れられて、一気のお客で対応が大変なのか、
ビールはすぐきても、チーズの盛り合わせ如きが中々遅くて催促でやっと。 
遅くなって珈琲が出ても、サンドイッチがまた待たせ過ぎ、珈琲冷めているしなくなるし、タイミングが悪い。 
初めてなのでこんなものか、印象にダメージ。 (私たちに忍耐がないのかも)
今年初めて、皆さんおなじみさんが多く、あちこち挨拶に行ったり賑やかで演奏前のひと時を楽しまれていた。

夫は(こういう雰囲気の中でブルーグラスを聞くのは自分には合わない)そう言っていた。 私も少しそう思った。
今日は結成14目に突入された”ブルーグラス・ランブル”139回目のライブ。

サンドイッチが出て来てすぐに出演者が揃い、稲葉さんの挨拶で演奏が始まる。
5人のそれぞれの楽器が鳴った、パワフルなアップテンポな曲で。 演奏が一気に波打った。



あ~、これだこれ!  アコースティックなギター、マンドリン、フィドル、バンジョー、ベース 

(こう言う雰囲気の中で聞くのは苦手かも・・)そんな思いが一気に払しょくされた。 
夫を見たら・・同じ気持ちなのが分かった。   

フラッシュをたかなければOKと言われて何枚も撮ったけれど、古いコンデジでは動きのある室内はさっぱり。

なので、ただただ演奏に浸った、懐かしくさまざまな思いに胸がいっぱいになった。

13年前だったか、新聞で当たったライブに行き、初めて出会った稲葉さんとカントリー&ブルーグラスの演奏。
私たちが育った音楽のひとつ、どれだけ懐かしかったことだろう。 私が夫に惹かれたひとつに夫が弾くギターの音色。
アコースティックなギターの音色は、私をあの頃の少女時代へ戻した。 
それに何よりも印象深かったのは、稲葉さんの透明感のある声と誠実で控え目なトーク。

久々に聴いたカントリー。 帰りに煌めく夜空の星を見ながら梅田でバスを待っているとき、初めて聞いた演奏に
「最近映画でもこんなに感動した事はない」と夫が目を輝かせて言ったのを今でも覚えている。

その1年後に卓球場のしおりに載っていたのを夫が見つけ、コンサートがあるのを知り喜び勇んで出かけた。
「クリスマスコンサート」 再び出会えた感激で包まれた。
以来まるで追っかけみたいに・・・雨の日滋賀県の山奥のブルーグラスフェスにも行ったことがあった。
その時、稲葉さんが地元の方たちとのお食事の場に「どうぞ」と声をかけてくれた。 
演奏が終わると、来られた方に頭を下げられる、私たちはそんな事がらさえ楽しんだ。 会場が変わる度、夫と。  
出会い以来それだけいっぱいの思い出が出来た。 人生を塗り変えてくれたと言っても過言ではない。

子供たちが結婚し、次々と孫が出来・・みんなが近所と言う事で、夫の公私予定と何かと重なる事が多く
足が遠のいてしまった。 夫はまめにHPやブログで稲葉さんの演奏を楽しんでいたけれど。

稲葉さんのファン、中でも女性の多くは演奏はもちろんだが、稲葉さんのお人柄にも惹かれてではないだろうか。
懐かしのジャンルに加え、何年たっても控えめなトーク、変わらないその姿勢に。

会うといつもお声かけをして下さり、頭が下がる思い。
第2ステージまでの休憩のとき、入り口で出会い「お久しぶりです、ありがとうございます。 ご主人も・・また後で挨拶を」
そんな気遣いに

夫と話した。 想定外の雰囲気の良さ。 「この距離感がいいね」 熱い演奏が体中を包み込む。
来て良かった~。 1年前、神戸の夫人を誘ったクリスマスコンサートあれ以来の生演奏である。

私には講演会など人の話を聞くとき、(同感です)と言わんばかりにうなずく癖がある。
夫は「年寄りみたいやし目立つからやめとき」時々私の肩をたたくが・・。
ブルーグラス、時にカントリー・・心地良く自然に拍子をとっている私には何も言わない。 夫もそうだから。 
こんなに素敵な演奏、身体を動かさずにはおれない? 
(いや、最初の出会いでは・・演奏に身も心も貼りついたような私だったかも) 皆さんがそうかも。

熱い演奏は終わった。 皆さんが帰るのをお見送りするために稲葉さんは入り口付近でお嬢さんも
一緒におられたので記念に。 女優を目指しつつ、演奏や歌にも・・多彩な美少女小学生のありさちゃん。

稲葉さんのHP オフィス・ホワイト・オーク 、のブログやミュージック・クリップスでこの日の何曲かを・・

腰痛人間ケン&ミクのライブでデート。

もし・・2人が歩けるようなら、帰りのバス停の大阪駅へ行ってみようかと言っていた。 
演奏でアドレナリン放出? 歩ける・・歩ける! そばを通ったことはあっても、駅の正面へ出たのは初めてである。
昨年の祇園祭宵山の帰り降りたのに、私の調子が悪くてそれどころでなく何も覚えていなかった。
まぁ・・大阪人としてはお恥ずかしい、いつでも行けると言うあれ・・近い所ほど意外と行ってないと言う。

 遠くから見る屋根のスロープはこんなんだった・・

 クリスマスバージョンのイベントで行った空中庭園。

 空間。



こんなスポットは嬉しい。 シネマもある。

エスカレーターで降りながら、雰囲気を楽しんだ。 三越伊勢丹や大丸のデパ地下で今夜の食料調達。
すごいなぁ・・の一言。 ミナミとキタ、人の流れが変わる所までは行かないかなぁ・・しかし大阪にしては
しょぼすぎた駅、今後の発展を期待。

バスに乗り込むや否や夫は寝てしまった。 時折いびき・・最近仕事も忙しいので夫には良い日だった。
もちろん私にも。 朝からつけていた万歩計が1万歩近い数字を示していた。