夫、木曜は休日なのだが、仕事先との打ち合わせがあり仕事で奈良は斑鳩へ行くことになった。
「どこか落としたるで」
仕事先の比較的近くに法隆寺か矢田寺。
聞いたことはなかったが、あじさいのお寺らしいので矢田寺を選んだ。
あじさい寺、矢田寺(正式には矢田山金剛山寺) 高野山真言宗別格本山。 (パンフレットより)
車なので久しぶりに重い眼レフにしたが、肝心な老眼鏡を忘れた。
撮影も昔ならAFでさっとピントが合ったのだが、視力がどんどん落ちる上に最近とみに左目がぼやっとして
AFでは中々ピントが合わないのだ。
なので裸眼でMFで撮る。
その時はピンとを合わせているのに、PCに落としたら全部ぼけていた!! めっちゃショック!
病院へ行かなければいけないのだが4月心臓のカテーテル検査で3泊4日の入院とかしたので、精神的に疲れ躊躇している。
どうせまた手術なのだ。 いくら簡単日帰りとか言ってもね。
あじさい園山門の左方向は谷間になっていて、1日から始まったばかりなので花はまだこれからだ。
それでも沢山の方が来ている。
平日だしまぁ50代以上と行ったところ。 石段を結構登るので、車椅子は無理だろう。
すれ違う人々はたいてい「早いね・・まだ」「こんなに種類あるのに、もっと後ならきれいやろうね」
それでも咲いた花にみなさん、カメラや携帯にきれいを取りこんでいた。
本堂へのお参りが後になった。 お線香を求め心静かにお参り・・。
あじさいは約60種1万株とあったが、石段を登ったり山を降りたり、前日の雨で石が濡れたりして、足元が悪いので
気をつけて歩かないと。 膝には結構きついし時間の余裕もない。
本堂の裏山にも御影堂やあじさい園があるらしいが、アウト。
もうやめ・・と思った頃夫から「終わったからそっちへ行く、30分くらいやなぁ」と電話。
山門を出て坂道をぼつぼつ歩いて降りる。
あじさいもいいけど、一面田んぼや畑の中を日傘をさして歩くこちらの風景が、郷愁を感じさせいい時間だったかも。
思わず(え?) 近くにおばさんたちが草取りをしていたので、後ろ向きの時てっきりおばさんかと思ったら・・
草むらの中にはグラサンかけたなんと、かかしさん!
夫の近しい友人、病気で亡くなられてもう4年くらいになるだろうか。
「いいなぁいっぱい家族がおって、みんなが近くにいて」 会うとそう言っていた。 ブログもいつも見てくれていた。
お子さんがいなくてご夫婦二人だったので、我が家のファンみたいに子供の結婚の時にも大安の朝スーツを着てお祝いを、
お年玉なども孫たちに下さったりと、親戚のように心遣いしてくれた温厚な人柄の方だった。
せっかくなのでお墓参りを予定していた。
場所のプリントアウトしていたのに、迷いに迷って到着、きんきら立派なお寺霊山寺だ。
バラの生垣を横目に、少し離れた霊園へ向かう。
めっちゃ広くて何もかもゴージャス、いかにもお金をあっけたと言う霊園である。
掃除用具も至れりつくせり貸していただけて、供えるお花もいっぱい売っているし、休憩所も広く取ってあるし、素晴らしい。
一路帰路へ。
田園風景の中を走る。 田んぼのそばに花菖蒲が・・緑の中に上品に鮮やかに咲いていた。
あじさいよりもこっちがきれいだった?
お昼を食べる時間を逃した私たち、こんなこともあろうかと炊きたてご飯でおにぎりを作っていた。
車を走らせながらとりあえずお昼ご飯、もう2時半。 コンビニのそれよりも美味しい、これに限る。
新緑の中を走るのって本当に目にいい気がした。
連れて行ってくれた夫に感謝!