日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 22日は冬至で・・ *

2005年12月21日 | 料理・その他食

トップのふれあい掲示板にも書いてあるが、明日22日は冬至。一年中で最も夜の長い日。 
この日より日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始点と考えられた。 
冬至には南瓜を食べることや柚湯に入ると言う慣習がありますね。

夫曰く 「あ・・やっとや、やっとこの日が来た。 いかんいかん日がはよう沈むのは、実に侘びしい」
夏は七時半くらいでも明るいのに、この時期五時を過ぎるともう暗いのだ。 損をした気分になるそうだ。
私は夜が長いの嫌いじゃない、むしろ好きかも・・ 静かにゆっくりと過ごせる時間がある!わくわくなのだ。

それからこの日「ん」がつくものを食べると、運がつくそうである。
例えばみかん、れんこん、おうどん等などでも・・。 


* 年かなぁ・・ *

2005年12月20日 | 雑感

同じ大阪の友達、pekoさんのところでとっても楽しい動画をみつけましたよ。 さぁどんな動画でしょう
お忙しい年の瀬ではありますが・・ 少しの間ポチってしてみて下さい。 きっと和みますよ。
みなさんもきっと・・多分・・知らず知らず・・同じように・・やってませんでしたか? 

 夕食の時
「年末っちゅう気がひとつもせえへんなぁ」 「ほんまやね、年賀状もなんだか手につかへんし・・」
(毎年仕事忙しかったし、いつもクリスマスの後に書いていた・・100枚あまり)

「もうあと10日なんやで、なんでやろ、年末やのにこんなに静かな時間」 
「若いときは、子供がいたしね、冬休みだのクリスマスだのウェイト大きかったしね。 若い人は年末や、
クリスマスはカップルで過ごすことやら楽しみな計画たててたしね」
「今は二人やと別にこれって特別ないもんな」 「そう・・特別にどうってことないしね」
「それだけ年とったっちゅうことなんやろうか」 「そうやね、そうかもね・・」 

・・年とったんやね、うんとったよ確かに。 でもええやん、静かに過ごせるって。
夫は身近で色々あるイベント見つけてチェックしている。 好きやね~。


* ささやかな喜びと嬉しかったもの *

2005年12月19日 | 雑感

三年前に買った、かにさぼてん。 かにさぼてんとしゃこばさぼてんを総称して
デンマークカクタスと呼び、しゃこばさぼてんにかにさぼてんを交配したものが、
クリスマスカクタスと言う園芸品種だそうだ。 本当に葉は、かにやしゃこの爪のようなつき方だ。
シャコバンさぼてんには棘があるし、花期はかにさぼてんよりは少し早いそうである。
 
我が家のかにさぼてんは二年目に咲かなかった、三年目の今年もそうだった。 
何でやろうと思いながらすぐに検索したがりの私が、珍しく何もしなかったのは、
花は咲かないけれど一年中緑で、ずっとダイニングに置いて眺められていたからである。

たまたまNHKの趣味の園芸を何気なく見ていたら、(小さな花芽が出てきたら
三、四節目をねじるように取ると花が咲く)と言っていたのだ。
本当に芽を摘んでまた生えてくるのかな。 少し半信半疑だったが、花芽が出たら画期的だ。
早速ちょうど出かけていた花芽をねじるようにして取った。  
それからどの位たったであろうか、ブラインドの前においていた鉢植えから、濃いピンクの
花芽が出ているのを発見! (や~、本当なんや~)喜んだ。

以来ぽっぽぽっぽと小さな花芽が大きくなり、やがて蕾となり、漏斗状の花が沢山咲いた。
(ねぇ、見て!見て!) あんまり嬉しくて毎朝夫に、やいやい言っている。「ほんまやな」
最初は驚いて嬉しそうに言っていた夫も、「あ、ほんまやきれい」適当に演技で答えた。

調べようともせずに、咲く生命を持っていたのに、三年も努力を怠っていた私。
毎日咲いた花が、温かい部屋でどんどん多くなっていくのを見るのはささやかな喜び。

もうひとつの喜び。 誕生日に、マフラーやシャンプー&コンディショナー等などが届いた。
思いがけない縁で一年以上が経過した友、適当な値段の我が家のそれらとは違い、
美容室の匂いのするシャンプー&コンディショナー・・。 私と夫のヘァに潤いが・・。
やっぱり値段・・ってあるんね~、毛は増えへんけどね。

ブログにも縁がなければ、花の写真を撮ってもHPくらいしか載せなかったと思うし、
花の名前だって知り得ることもなかったと思う。 そんな視野が広がったと言う幸せ。

縁者を前に、語りはしないかもしれないけれど、生き様をここで語りながら、色々な方との、
大げさに言えば人生を見つめ考えて、そして共感したりアドバイスをいただいたり、
それもまた幸せ・・かけがえのない幸せ・・かな。

しかしながらTVを見なかったら、今年も咲かずに終っていたであろうことを思うと、
(こんなに美しい花になるんやね・・)謝りたい気持ちになる。


* クリスマス・コンサート *

2005年12月18日 | 歌・音楽・映画・観劇


大正ロマン溢れる中の島の中央公会堂で、稲葉和裕さんとバンジョーのカリスマ的存在、
ブッチ・ロビンスさん、レインボー・ヴァレー・ブルーグラ・スバンドのアンサンブル。
日本列島寒波に見舞われた、寒さの中の日曜日であったが熱いコンサートが開催された。

第一部はブルーグラス&カントリー、第二部はクリスマス・ソング&アンコール曲。
稲葉さんとの出会いから、欠かしたことがないけれど一年の終わりのコンサート。
思い起こせば一回一回に思い出がある。
言えない悲しみに涙が止まらなかったとき、癌騒ぎの夫がそばにいると言う喜び、
あるいは懐かしいふるさとを親や兄弟や友達を思い出し、うるうるしながら。

第二部のクリスマス・ソングは賛美歌や馴染みの曲でる。 口ずさんだりして楽しくて、
来年はまた、いい年を送ろう・・等と、リズムをとりながら心に誓うコンサートでもあるのだ。

10年ぶりに再会されたと言う、ブッチ・ロビンスさんは大変にユーモラスでお話好き。
素晴らしいバンジョーの演奏、稲葉さん通訳のトークで楽しく場を盛り上げて下さった。
中でも和をイメージされた独特のご自分で作られたバンジョー演奏・・素敵でした。

毎月のライヴも然りだが、演奏は言うまでもないが、いつまでも変らない穏やかで
やさしいお人柄に加え、控えめな心が見える稲葉さんの楽しいトーク、それらが
みなさんが感じられる魅力なのだと思う。

稲葉さんとブッチさんは、20日(火)は名古屋、21日(水)は東京、23日(祝)は熊本で、
最後は25日(日)毎月のライヴ、大阪桜ノ宮で最後になる会場で演奏される。

年齢層は、高くなるけれど、みなさんが懐かしい聞き覚えのあるカントリーや
クリスマスソングはこれからの時代、楽しむめるジャンルではないだろうか。
無理はしなくていいけれど、お互いの楽しみにおつきあいしてみるのもいいよね。
私たちがそうであったように、夫婦で楽しむひとつの場にしてもいいのではないかな。

外は寒いけれど、公会堂のホールには熱い演奏で、みなさんが大いに楽しまれた。

 

稲葉さんのHPより、ブッチ・ロビンスさんからのメッセージ引用させていただきますね。

With love,
Unkl Butche'


平和と好意のクリスマスの季節に
多大な喜びを体験できる国に滞在できることは大きな喜びです。
同時に、雪だるまや堅雪小屋を作る才能を発揮できる季節に
滞在していることに喜びを感じます。

愛を込めて、
アンクル・ブッチー

同じgooさんで、稲葉さんのことを書かれた、なるちょさんのブログがありましたので
紹介させて頂きます。

 


:* クリスマス会・・ *

2005年12月17日 | 料理・その他食

 賛美歌98番 主イエスキリスト 降誕を歌う

「あめにはさかえ み神にあれや つちにはやすき 人にあれや」と  みつかいたちの たたうる歌を 
ききてもろびと 共によろこび  今ぞうまれし 君をたたえよ

朝日のごとく かがやき昇り みひかりをもて 暗きを照らし つちよりいでし 人を活かしめ 
つきぬいのちを 与うるために  いまぞ生まれ 君をたたえる

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毎月、第三土曜日の午後は、夫の会社で牧師さまをお呼びして珈琲やお菓子を頂き、お話を聞かせて頂く。
私も去年から 社長さまが声をかけて下さり、参加させていただくようになった。
初めて参加させていただいたとき、最初に賛美歌を歌ったとき、近くにいる夫の声が聞こえてきてぐっときた。
(話は聞いても俺はキリスト教は)と言っていた夫が、いつの間にか洋々と賛美歌を歌っているではないか。
私は、夫の声を聞きながら、それまでの夫婦としての年月を思うとき、胸がいっぱいになって涙が出て来た。

仲のいい夫婦・・そうではあるが32年と言う年月の中で、私がやっていたことで夫には色々な思いをさせた。
別れ話まで行った事がある。 長女と長男は小学校だったから夫が、小さい次女は私が・・と言う事で。
夜中にそんな話をして、トイレに行った夫が子供たちの寝ている横を通って涙を流して戻ってきた。
「子供は一緒に育てなあかん、何の罪もないのに・・ いい寝顔で寝てるわ・・ 別れたら可哀想や」
夫のその言葉で夜中に二人はぼろぼろと泣き明かした。 夫の深い愛情をひしひしと感じた。
私たちは、と言うより私は別れなくてすんだのである。

夫が月に一度ではあるが、聖書を読み、牧師さまのお話を聞いてきたのはどれだけになるであろう。
社長さまの熱心なお心で、その重ねて来た年月のお陰で、私の今がある・・・いつもそう思っている。

毎年クリスマス会の席で、社長さまの話を聞かせていただくとき、不況の中トップに立たれて従業員を
その家族を、抱えていると言う思い・・話される言葉の端々にその責任感を強く感じるとき、
家庭がうまく行っていてこそ、夫は会社で存分に仕事が出来るんだと言う、昔お聞きしたその言葉が
思い出されるのである。 
毎日のように麻雀、(社長さまはじめとして、従業員や得意先の人の)子育てをしながらいつも父親不在
の夕食を、「お父さんは今日もみんなの為に、中国語の勉強をしているのよ」「ふ~んえらいね」そんな
会話をしながら、幼児期や小学校時代を過ぎた。 
心の中では(いいかげんにしてよ)と時には腹立たしい思いをしながら。
けれど船場では毎日どこかで倒産の話を聞いた時期もあったのに、家族のようなこの会社で、今夫が
働かせていただけているのは、麻雀にしても、やっと私はそのことの意味が分かるようになったのである。

何年前かのクリスマス会で、会社の大きな得意先倒産の折、会社の存続を思われた時、社長さまは
「自分のどこが悪いのだろうか・・イエスさまにずっと祈りながら尋ねていました」とおっしゃられたことが
あった。 胸が詰まったときにもガラス張りの会社経営、イエスさまのもとに生活の全てをおかれたそんな
思いの中に、私たちが守られているのだと、お陰さま・・を何度も心の中でつぶやいた。 

                 

年を重ねるほどに、私や家族をすっぽりと受け入れてくれる、仏さまのようになってきた夫の全ては・・
月に一度のお話・・その積み重ねのお陰以外にはない。
だから私たちに危機があったことを知らずに「けんつくさんには勿体ない」とか私のことを言われたりした時、
私は夫に申し訳なくて申し訳なくて、一番いやなのである。  私にはもったいないのが、夫なのだから。
なのに夫は私が話を聞きに来ることを、とても喜んでいる。 何でだろう。

                                         

新しく参加の方、お怪我のあとで欠席の婦人がおられたが、来年もどうぞ皆さんと楽しい場に参加
できますように、そんなことを思いながら、美味しい料理に話しにクリスマス会を過ごさせて頂いた。

お父さん、こんな場でいつも嫌な思いさせて・・ごめん。

日曜の午後は、中の島の中央公会堂で稲葉和裕さんの「クリスマスコンサート・2005」二人で。
寒い! 腕組んで行こうっと。