ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

コアでマニアックな洋楽に坂道シリーズにアニメと声優が好きな
マイノリティによるブログタイトル通りのカオスなブログですw

メロディーが中心じゃない音楽のススメ(アンビエントテクノ編)

2014-02-23 08:34:45 | ○○の時に合うと思う洋楽/洋楽企画
以前に書いたロック編に続いて、
今回はメロディーが中心じゃない音楽「エレクトロニック/テクノ編 その1」として、
「アンビエントテクノ編」を書いてみます。

一時期アンビエントに嵌ったのもあり、
思いのほか選択肢が多くなったので、
今回は前回同様にメディアでの評価も高い物という点を踏まえつつ、
2000年以降に発表された物に限定して選びました。

メロディーのある分かりやすいアンビエントもあるのですが、
今回は「メロディー中心じゃない」という名目で集めたので、
多少難解かもですがヒーリング音楽的に、
雰囲気を楽しむ/感じるように聴いてもらえば理解しやすいと思います。

前回同様に下に行くほど難解になってますw



◆Gas - Pop

サンプリングした環境音をミニマルに鳴らして、
シンセ音が重なる形の分かり易いアンビエントテクノ。
アルバム後半でテクノ色が強くなるので印象変わりますが、
基本↑の曲のように穏やかでクラシック要素も含んでたりして、
聴きやすい部類の作品だと思うのでアンビエントテクノ初心者にも取っ付き易いかと。


◆Boards of Canada - 1969

「1969」というタイトル通り昔の雰囲気があり、
幼年期の記憶を呼び戻すような古いアナログの電子音と、
フワフワしたエフェクトと奇妙なサンプリング音の層が重なる不思議な浮遊感溢れる曲で、
ノスタルジーとも虚無感とも違う独特で不思議な感覚があって実に奥深い!
この作品を買った当時は全く良さが分からなかったのも今となっては良い思い出ですw


◆Fennesz - Venice

「ARIA」の舞台のモチーフとして、
漫画/アニメファンには広く知られてるヴェニス(ヴェネツィア)を舞台にしてる、
ノイズ/グリッチ/現代音楽要素も入ってるアンビエント/エレクトロニカ作品。
ヴェニスの綺麗な側面だけではなく、
町なのに車の音が全く聞こえない(ヴェニスは車の通行が許可されてません)不思議さ/不気味さや、
異世界感や神秘的な側面や夜の独特の雰囲気やダークな側面などなど、
表裏関係なく、いろんなヴェニスが描き出されており、
数十年後には沈んでしまうと言われてるヴェニスだけに、どことなく儚さも感じますし、
実に奥深く神秘的で深遠で美しい…


◆Vladislav Delay - Anima

浮遊感のあるシンプルなシンセ音なんかをミニマルにループさせながら、
有機物的な様々なサンプリング音やシンセ音を重ねていく…コラージュされていく形の曲で、
ドローン/グリッチ要素もあり難解かもですが、
生命や魂を感じるようなスピリチュアルな雰囲気さえあり、
FenneszのVeniceとは違う意味でこちらも実に深遠で奥深くて美しい…
知的とも言えるような膨大な音の取捨選択と音の重ね方と、
音数のバランスの取り方は数あるテクノ作品でも屈指のレベルで、
今回紹介した中でも難解な部類に入る作品ですが同時に独特の深みや凄みがあると思う。




PS
メロディーメインでは無いアンビエントといえば、
Aglaiaの「Three Organic Experiences」と、
Tim Heckerの「Harmony In Ultraviolet」も素晴らしいので紹介したかったけど、
上記の4枚の方が個人的に好きなんで今回はあえて外しました。
もうやりつくした感のあるジャンルなのもあるのか、
最近はあまり作られないジャンルの音楽になりましたが、
2010年代に新たなアンビエントの名作が出るといいな……

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メタルメモ2 | トップ | メロディーが中心じゃない音... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

○○の時に合うと思う洋楽/洋楽企画」カテゴリの最新記事