みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

気仙沼市での「難聴者等トータルコミュニケーション教室」報告

2017年11月24日 13時54分43秒 | 日記
11月18日(土)気仙沼市ワン・テン庁舎 2階で
「難聴者等トータルコミュニケーション教室」を
開催しました。


テーマは主に
「補聴器について知ろう!」について
宮城県言語聴覚士会の安部知華先生より
聞こえの仕組み、
聞こえかたによる補聴器の効果、補聴器の
限界と改善などなどの説明をいただきました。


よく勘違いされやすいことですが、
補聴器はメガネのように効果がすぐに
表れるのではないかと言うことです。

メガネは目の中にあるレンズ(水晶体)が
近視、遠視、老眼により、弱くなったのを
補正するためにあります。

つまり、光や色を感じる網膜が損傷
しなければ、弱くなったレンズ(水晶体)を
メガネによってピントを合わせて、正常な
ときと同じように見えることができます。

ところが、補聴器は特に感音性難聴の場合、
目で言う網膜にあたる音を感じる蝸牛の
有毛細胞が損傷しているために、補聴器に
よって音を大きくしても効果が得にくい
そうです。
(ちょっと難しかったかな?)

最後に安部先生からメガネをかければ
元の見える世界には戻れるが、補聴器を
かけても元の聞こえる世界にはもどれない、
新しい世界に入ることを知って欲しいとの
ことでした。

コミュニケーションの工夫や、ヒアリング
ループなどの補聴援助システムの活用を
知った上で補聴器を上手に使えるように
して欲しいと思います。

交流会では、補聴器の購入にあたっての割引
や、高い補聴器を購入するといいのかなどの
様々な情報交換ができて有意義な時間と
なったようです。

私も長年、補聴器を使っていますが、今回の
難聴者等トータルコミュニケーション教室は
かなり勉強になりました。

次回は平成30年1月13日(土)13時から
白石市中央公民館 2階 視聴覚室で行います。

時間を作ってご来場してみてはいかがでしょうか。

お待ちしています。

松本

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