東北ボランティアの続きです。
ボランティアセンターから海沿いの現地へ向かう途中、この辺りまで津波が来たんですよ、とガイドの今井さんから説明がありました。
海岸線まで車で5分以上あったと思います。津波の規模の大きさがうかがえます。
途中山積みになっている車は、おもちゃの車を巨人が指でつまんだかのように、歪んでつぶれています。
頑丈な車とは思えないのです、おもちゃのようです。
津波の被害と聞かなければ、開発中かと思うほど、陸前高田市は更地になってしまっています。
でも瓦礫は山づみ。
今は下を車が走っていますが、国道跡です。この足(柱)の上に国道があったそうです。
すぐそこに海があります。
凪いでいて、とてもきれいな海です。
でも本当は、このずっと向こうに海岸線があったそうです。 観光地の海水浴場はこの70メートルほど先だったそうです。
地震による地盤沈下で、海がすぐそこに。
この街は、どのように変わっていくのでしょうか・・・。
私たちは辛い過去の記憶を共有することはできませんが、希望に満ちた未来を、共に描く事ができます。
小さな手がたくさん集まって、大きな街づくりをする事ができます。
人の力ってすごい、そう思ったボランティアツアーでした。