ヤフオクで入手した日立製クリーンベンチKCV-750APG3は、既に製造中止され交換部品供給も終了していました。
メーカーに問い合わせ、操作マニュアルを送ってもらい全ての機能が問題なく作動している事を確認をしました。
これを使って一年半に渡り既に200瓶を越える播種、移植作業を行いましたがコンタミの発生は数瓶に留まりました。
それらのコンタミも原因はクリーンベンチ機能以外に起因するものと推察しています。
とても性能の良いクリーンベンチだと思います。
機能低下は稼働時間に比例して発生するフィルターの目詰まりですが、風速が0.2m/sec以下(一般的な使用でクリーンルーム内3〜4年、外で1〜2年)となっていることから、取り敢えず交換用フィルターを入手しておくことにしました。
交換部品の供給は終了のため日立産機システムのT氏のご尽力により特別にHEPAフィルターを製造して頂けることになりました。
納期は発注より3ヶ月、価格も割高になるとのことであったが特注をお願いしました。
2024年10月、HEPAフィルターが届きました。
思ったより大きなフィルターで、価格は値引きもして頂きましたが、このサイズのクリーンベンチ用フィルターとほぼ同じ価格でした。
この特注フィルターは予備として保管しておきます。
コンタミの発生が多くなった時点で交換しようと考えています。
いつになるかわかりませんがそれまで安心して作業を続けられるし且つ新しいクリーンベンチを買うよりは遥かに安価です。
Tさん、たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。