雪国の大変さ、この冬は尋常じゃなさそう、島岡美延です。
乾燥した晴れ続きの首都圏、これで寒いとか、コロナ拡大とか大騒ぎしていたら、毎日吹雪という地方の皆さんに申し訳ないくらい。それにしてもウイルスとは、色々な戦略で人類を苦しめ続けるものですね。来週には何が起きる?
相手の出方がわからない、それこそが最大の不安材料。この物語、不安の先に何が見える?
映画『さがす(21日)』をご紹介します。『岬の兄妹』で鮮烈デビューの片山慎三監督の長編2作目。この複雑でオリジナリティあふれる圧倒的な脚本がどこから生み出されるのか、体感してください。
大阪の下町。「指名手配中の連続殺人犯見たんや、捕まえたら300万円もらえるで」と告げた父(佐藤二朗)は、中学生の娘(伊東蒼)をひとり残して姿を消した。懸命にさがす娘が見つけたのは、父の名前になった連続殺人犯だった…。
「かつて両親が営んでいた卓球場」が色々な意味で特別な場所。
キャストも絶妙で特に佐藤二朗さんの演技力はさすがでした。
物語の進め方、うまいですよね。本当にこわいです。
佐藤二朗はコメディとの振れ幅がすごくて、この演技には、うなるしかないです。娘役の伊東蒼も今後ますます楽しみな俳優です。