元首相銃撃から1ヶ月、見えてきた旧統一教会の保守系議員の関係、島岡美延です。
せめて8月は、戦争のことを。図書館で借りた、野坂昭如著『新編「終戦日記」を読む』(中公文庫)。終戦60年にNHKの番組があった後に出版、さらに文章を加えて2020年出版。
1945年8月5日、今の中学1年にあたる森脇瑤子さんは「明日からは、家屋疎開の整理だ。一生懸命頑張ろうと思う」と書きました。木造家屋を壊すため、広島各地から集められた男女学生の上空で原爆が炸裂。
『終戦日記』には作家ら著名人の空襲、「8月6日」以降「8月15日」や戦後の文章。14歳の野坂少年が見た大人の身勝手さ、直木賞作品『火垂るの墓』の元となった体験も。
戦後60年の野坂氏の言葉。「ぼくは、日本国民、12月8日に呆然として、(中略)戦争の何たるかを知らぬまま、知ろうともしないまま、ほとんどの人間が、戦争を他人ごととして受けとって、呆然と過ごし、8月15日、ようやく戦争を認識した」
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