この度も文楽のゆかりツアーに参加。
開演前に、初めて衣装部屋へ案内していただきました。
すごいでしょう? もうびっくり。
怖い職人さんがいるのかなぁ
という取越し苦労をよそに
部屋に入ると優しい女性の方が色々と説明してくださいました。
文楽の中でとてもお金がかかる部所だそうで、刺繍も染めも全て人形のためにオーダーされた生地を使って手作業で準備されるそうですよ。
縁の下の力持ち、素晴らしいお仕事に感動しました。
その後は後藤静夫先生に事前解説を。
「そんなアホな」というストーリーにホロリとさせられる文楽の魅力、
そして人形のかしらに仕掛けられた、早変わりの真実。
これは舞台を観て拍手喝采しました。
玉藻前曦袂(たまもまえあさひのたもと)という出し物でしたが、
中国~インド~日本に渡った狐、それも金色で九尾の「グワァ」な狐が主人公でした。
この狐を操るのが、桐竹勘十郎さんでした。
勘十郎さんに妖狐が取り憑いたのでは?
と思うほどのスペクタクルな舞台で、たいへん面白かったです!
Hata婆さんの紬の着物に、桃李さんの格子の名古屋帯。
狐の根付けも忘れずに連れて行きました。