アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

髙田郁「あきない世傳 金と銀」

2018-08-14 | 読み物
暑い暑い。
地下鉄ひと駅分を歩く度胸もないので、至近駅から電車に揺られて本を読む毎日です。

今読んでいるのは、高田郁さんの「あきない世傳 金と銀」1~5巻

あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)
髙田郁
角川春樹事務所



たまたま出会ったサイン本


丁稚のスタンプがなんとも可愛らしく、あの子かなぁと想像してみたり

「出世花」もその続編も大好きだったのですが、この「あきない世傳」も面白い!
江戸時代の呉服屋の話なので、当時のキモノのことが色々出てくるのに興味津々。
時代考証もさることながら、お蚕さんやあれやこれや、情報量にも長けて頼もしい限り。
また、舞台がほぼ大阪で大阪弁。
(細かく言えば、船場言葉などの違いもあるでしょうが)

たまに音読しては自分の大阪弁の技量を計ってみるのも酔狂かと
「お家はん」言えますか?(女主人のこと)
おえはん、と発するのはなかなか難しいもんです。
いやいや、そんなことよりも、一番気になるのは、主人公「幸」の人生なのです。
現在5巻まであるのですが、早く続編が出ないかなぁと首を長くして待っています