今回の多事奏論は、昔使ったクレヨンや絵の具の話から始まりました。
昔はその色の中に「肌色」があったと。長年、無自覚に肌色という言葉も使っていたと書かれています。
そう、ワタクシもそんな世代です。
人の顔を描けば塗る色は肌色。便利な色だったのを覚えていますわ。誰の絵でもそれかが使われていました。
それほど小さな枠の中で暮らしていたのでしょう。
1ドル360円って固定相場だったし。海外旅行など夢のまた夢。だいたい北海道から海を渡るってことは、高校生の修学旅行が初めてなんだから。
今回アメリカで起きている白人警官による事件。
各地でデモも巻き起こっているけど、次の事件もまた起こってしまい、何とも怖い国だなと思ってしまう。
「自分の身に起こったことでは無いからといって、何も起こっていないワケでは無い」
静観、傍観、沈黙が現状容認。
そうなんだな、自分はどう思うかの答えを出さなきゃ。どんな人でも問われれば答えるっしょ。
アスリートは、とか芸能人は、とか。
そんな前置きで政治に口出しするんじゃ無い的なことを言う人もいますけどね。ホントにいるんだね、こんな時代に。随分遅れた考えだと思うけど、思うだけなら勝手だけどさ、行動に移すなど言語道断、失礼極まりない。
東京五輪の開催は、微妙な状況なのかも知れませんがね。
大会理念に多様性と調和ってことを掲げているのだと。「人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無…」
それらの違いを認め合い、共生社会を育む契機となるような大会とすると記されているとも。それがこれからの世界。
それぞれの国のリーダーにはその考えが求められるのだと思うし、自分自身もそうならなきゃと思うのであります。
大会のレガシー作りは前倒しで。
そんな提案でしたけどね、今の政治はアベ君のレガシー作りが急務だから。五輪などに構ってはいられないのでございます。