最近は『クラーナハ』と言うらしい、私が学生の頃は『クラナッハ』と言っていたはずだが・・・。
チケットを買って地下3階へとエスカレータを降りて行く。
今回のクラーナハ展は日本初!!!今年の美術展の中ではイチ押しです。
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※『マルティン・ルター』
クラーナハといえば世界史の教科書に必ず登場するマルティン・ルターの肖像!!!あれを描いた人ですが、実はクラーナハの本領は別のところにあります。何といってもクラーナハはエロい!!!
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※『正義の寓意』
一応絵画にヌードを描く言い訳として『これはビーナスですよ』とか『これは正義の女神ですよ』とか・・・申し訳程度に主題があるンですが、これって絶対『隣のお姉さんの裸』だよね。実に生々しいヌードです。ちょっとアンバランスなデッサンが妙にソソります。これらは実物を見ると『えっ!?こんなに小さいの!!』と驚きます。公には飾れずに、個人の楽しみのために描かれたヌードですから、夜中にこっそり取り出して壁に飾って『むふふ』と喜ぶ・・・いやー何ともいえませんなぁ(これで夜な夜な楽しんでいるなんて全くのダメ男でしょう!・・・ホント)。
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※『泉のニンフ』
一見裸のように見えるこれらの作品ですが、実はごく薄いレースを纏っていて、それが透けて肌が見えているという設定です。
いやーポルノよりも着エロの方が扇情的だというイイ見本ですなあ。ただ見せるよりも、隠そうとして見えている方がエロいんです。このあたりは電車やエスカレーターでスカートの中を盗撮しようとして捕まるようなダメなオジサン達の心理を衝いているようです。ご丁寧に『見ちゃダメ!(彼女の眠りを妨げることなかれ)』などと書いてあったりして、もうドウシヨウモないですなぁ。
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※『ホロフェルネスの首を持つユディト』
代表作は『ホロフェルネスの首を持つユディト』ですが、この切られたホロフェルネスの首にご注目!!
ダンナ・・・いい貌してますなあ。実に気持ち良さそうです。だいたいの男性は『切られたホロフェルネスの首になりたい!!』と思うことでしょう。そう思ったアナタのために会場の入り口にこの絵画のパネルが置かれています。パネルにはユディトの顔とホロフェルネスの首のところに穴が開けられていて、穴から自分の顔を出して写真に収まることができるので、ぜひ試してみてください。
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※『ヘラクレスとオンファレ』
この他にも女性に囲まれて骨抜きにされるヘラクレスやら、髪を切られて力を失うサムソンやら、ダメ男満載です。
女性にイイようにされたい欲求は結構あるようで、最近のAUスマホのCMで、学校にやってきた乙姫さんが『やってみたかったんだよね・・・スパルタ教師!!!』と鞭を取りだすと、生徒役の浦島太郎が『もう、ココ天国ーっ!!!』と叫ぶ、アレですがな。
実に楽しめます。クラーナハの作品は様々な美術館に分かれて保管されているので、これだけの作品を一度に見ることができるチャンスはもうないでしょう!!!ぜひ足を運んでみてください!損はありません!