「①天目茶碗・青花・粉青」からの続き
※青花龍波涛文(せいかりゅうはとうもん)扁壺
明代永楽年間に景徳鎮で作られた扁壺。
青の発色が鮮やかな逸品。龍のカラダを白抜きで表した斬新な表現です。
※青花龍牡丹唐草文(せいかりゅうぼたんからくさもん)双耳壺
景徳鎮でもこれは時代が遡って元時代の作。堂々とした龍の姿が目を引きます。
※青花透彫龍文(せいかすかしぼりりゅうもん)紙筒
こちらは朝鮮の青花。
精緻な透彫を施した紙筒(しとう)です。
※青花龍文(せいかりゅうもん)壺
龍の爪が5本あるので最高級の格式の壺になります。皇帝が使用したのかも。
※釉裏紅牡丹文(ゆうりこうぼたんもん)盤
釉薬の下に銅で絵付けをした釉裏紅の大盤です。柔らかな淡い発色で上品な色合いを醸し出しています。
※緑釉楼閣
副葬品として製作されたもの。
四層の巨大な楼閣で、私の想像ですが多分「何分割かしたパーツを組合せたもの」だと思われます。
※三彩獅子
いわゆる唐三彩。脚を噛む獅子のポーズが何だかネコっぽくて愛らしい作品。
※加彩婦女俑(かさいふじょよう)
彩色が失われたことで、かえってフォルムの美しさが際立ちました。指に止まった小鳥(失なわれています)の歌声に耳を傾ける様子が愛らしい作品。
※大甕・・・これは日本の作品、越前窯の大甕です。
※ルーシー・リーの器
東洋陶磁美術館にこれがあるとは知らなかったでしょう。ルーシー・リーの器も置いてあるンですよ。
「③青磁」に続く