談・2004.9.5
宇垣一成書
(城見小学校の忠魂碑は宇垣一成(当時参院議員・元大将・元陸軍大臣)書だが、そのいきさつは?)
大のやっさんが頼んだ。
大尉で復員した。
それなりの地位の人でないと頼めんし、金も(その系統で頼むと)そんなに要らん。
やっさんは、なんでもよう世話をする人じゃったが早ぅ死んだ。
薄荷(母の話)
仲買人がいた。小川さん。
武徳さんの自転車置き場があったへん。
大きな釜がありょうた。
(用之江で無くなった後)絞るのは吉田のひでさん方ようた。
薄荷は二番が出る。
除虫菊(母の話)
学校の下の加藤さん。
干たのを買いにきょうた。けっこうにひたのはええ値で買ぅてくりょうた。
花は三べん切る。乾かしたら買いにきょうた。
除虫菊はええ相場がしょうた。
穀物はなんでもしょうた。ササゲや小豆やゴマ。
米でも残ったら売りょうた。米は買うこともできょうた。
有田の松浦でも買いにきょうた、売りに行きょうた。
今はああゆう商売しょうる人はおらん。
カドで干す(母の話)
稲はハゼだけでは、ええように干んのじゃ。
ほれでハゼの後で庭に2~3日干しょうた。その後で脱穀するとおいしいコメになりょうた。
ムシロは爺さんが長屋で自分で編みょうた。
機織り(母の話)
賀山(実家のこと)にゃあ、もう棄ててないかもしれんが
ええ機織があった。ぎったんぎったん踏んで反物ができる。
それで縞の着物ができょうた。
糸は買ようた。
着物から織ったそれで学校に着ていきょうた。
綿(わた)(母の話)
綿は寄ったりしょうた。(綿糸でなく)綿打ち屋へ出した後は、毎年ふとんを打ち変ようた。
用之江のさかえさん方へ綿打にもっていきょうた。近までもっていきょうた。
今は軽い化繊品。
綿打ち屋はいらんようになってしもうた。
なるのおばさん(母の話)
あるのおばさんは草履(藁草履)を編みょうた。
編んでは人に配りょうた。
自分でも「ゾーリがいちばん好きじゃ」ゆうて、どこへ行くにも草履を履いて行きょうた。
(或るとき、いっしょに行ったことがあり)「こっからはええのを履いて行かんと失礼になる」と、途中で履き替えていったことがある。いっつも予備をもっとった。
草履を作っちゃあ、「みんなにもろうてもらう」
うちにも何足ゆうてもろた。記念に一つ残しとる。
ハミ(母の話)
(ハミが出ることある)堂面や新涯の畑に行く時にゃあ一升瓶をもって行きょうた。
一人じゃったら鍬で殺すしかないが、二人おったら捕まようた。
いっかい、冬に石垣を直しょうたら7匹でてきたことがある。
今は安うなった。
2~3年前、一升瓶で農協へ出す人がいて、札をみたら一匹500円じゃった。
芋坪
芋は副食・おやつ、
家の下に芋坪、芽が出る春までもつ。
宇垣一成書
(城見小学校の忠魂碑は宇垣一成(当時参院議員・元大将・元陸軍大臣)書だが、そのいきさつは?)
大のやっさんが頼んだ。
大尉で復員した。
それなりの地位の人でないと頼めんし、金も(その系統で頼むと)そんなに要らん。
やっさんは、なんでもよう世話をする人じゃったが早ぅ死んだ。
薄荷(母の話)
仲買人がいた。小川さん。
武徳さんの自転車置き場があったへん。
大きな釜がありょうた。
(用之江で無くなった後)絞るのは吉田のひでさん方ようた。
薄荷は二番が出る。
除虫菊(母の話)
学校の下の加藤さん。
干たのを買いにきょうた。けっこうにひたのはええ値で買ぅてくりょうた。
花は三べん切る。乾かしたら買いにきょうた。
除虫菊はええ相場がしょうた。
穀物はなんでもしょうた。ササゲや小豆やゴマ。
米でも残ったら売りょうた。米は買うこともできょうた。
有田の松浦でも買いにきょうた、売りに行きょうた。
今はああゆう商売しょうる人はおらん。
カドで干す(母の話)
稲はハゼだけでは、ええように干んのじゃ。
ほれでハゼの後で庭に2~3日干しょうた。その後で脱穀するとおいしいコメになりょうた。
ムシロは爺さんが長屋で自分で編みょうた。
機織り(母の話)
賀山(実家のこと)にゃあ、もう棄ててないかもしれんが
ええ機織があった。ぎったんぎったん踏んで反物ができる。
それで縞の着物ができょうた。
糸は買ようた。
着物から織ったそれで学校に着ていきょうた。
綿(わた)(母の話)
綿は寄ったりしょうた。(綿糸でなく)綿打ち屋へ出した後は、毎年ふとんを打ち変ようた。
用之江のさかえさん方へ綿打にもっていきょうた。近までもっていきょうた。
今は軽い化繊品。
綿打ち屋はいらんようになってしもうた。
なるのおばさん(母の話)
あるのおばさんは草履(藁草履)を編みょうた。
編んでは人に配りょうた。
自分でも「ゾーリがいちばん好きじゃ」ゆうて、どこへ行くにも草履を履いて行きょうた。
(或るとき、いっしょに行ったことがあり)「こっからはええのを履いて行かんと失礼になる」と、途中で履き替えていったことがある。いっつも予備をもっとった。
草履を作っちゃあ、「みんなにもろうてもらう」
うちにも何足ゆうてもろた。記念に一つ残しとる。
ハミ(母の話)
(ハミが出ることある)堂面や新涯の畑に行く時にゃあ一升瓶をもって行きょうた。
一人じゃったら鍬で殺すしかないが、二人おったら捕まようた。
いっかい、冬に石垣を直しょうたら7匹でてきたことがある。
今は安うなった。
2~3年前、一升瓶で農協へ出す人がいて、札をみたら一匹500円じゃった。
芋坪
芋は副食・おやつ、
家の下に芋坪、芽が出る春までもつ。