場所・岡山県井原市東江原町 井原鉄道「早雲の里荏原駅」
戦国時代、屈指の長寿の武将として知られる北条早雲。
後北条氏の初代・北条早雲の生誕地である備中高越城の、
いちばん近い駅でる”早雲の里江原駅”の駅前に、早雲の石像が建っている。
(像の碑文)
戦国の魁
北条早雲は、永享4(1432)年、高越城主伊勢新九郎盛定の子として生まれ、
新九郎と名乗った。
備中伊勢氏は室町幕府の政所執事を世襲した名族京都伊勢氏の分流である。
新九郎は青年期を荏原荘で過ごし武芸と学問を菩提寺法泉寺の古潤仁泉に学び、
三十三歳で京に上り伊勢貞道の養子となり足利義視に仕え応仁の乱で伊勢に下る。
その後妹の嫁ぎ先、駿河の守護今川家の内紛を収めた功によって駿河興国寺城主となった。
その後堀越御所に足利茶々丸を攻め、またたく間に伊豆一国を平定、
さらに版図を相模に拡げ小田原城、新井城を攻めて関東制覇の礎を築いた。
このように武勇と情勢判断に優れた早雲は領国経営にも卓越した手腕を発揮し領民から名君と慕われ戦国大名の魁となったのである。
訪問日・2023年3月11日
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