KANYE WEST / LATE REGISTRATION
3月31日、幕張メッセへスプリングルーヴを見てきました。初めて行くイベントですがなかなか楽しめました。後半は疲れましたけど…。
では、印象に残ったアクトをいくつか。
まずジョイ・デナラーニ。最新作「BORN & RAISED」で聴けるような強烈なシャウトは控えめで、期待していたよりライトな印象を受けました。ただ微妙にハスキーで、気持ちダミ声なあのヴォイスはCD通りの土っぽい個性を感じさせてくれました。どこか垢抜けない雰囲気もR&Bというよりソウル・ディーヴァ的で、私は好印象を受けました。ずっとこのままでいて欲しいな~。
そしてそのジョイ・デナラーニと被っていて残念だったヴォイスメール。デナラーニが終わり次第、グリーン・ステージへ走った結果、少し見ることが出来ました。ダンスホール系のレゲエ・トリオですが、これがもうアゲアゲで凄い事になっていました。前方へ延びた花道を最大限に活用したパフォーマンスは強烈でした。
そしてジギー・マーリー。当初ローリン・ヒルを見るためにあきらめていたジギー・マーリーですが、ローリン・ヒルを待っている間、雰囲気だけ味わえました。と言うのも、メイン・ステージであるレッド・ステージとブルー・ステージは隣同士にあり、セットチェンジを利用して交互にライブが行われるのです。なので、お目当てのアーティストを待っている間、隣のステージの音も聞こえるし、巨大スクリーンでその模様も分かるのです。立ち位置次第ではステージも見えます。
私の居た位置では残念ながら肉眼でジギー・マーリーの姿を確認する事はほとんど出来なかったものの、力強さの中に静けさすら感じさせるスピリチュアルなジギー・マーレーの歌声が素晴らしく、朴訥としたレゲエのリズムも心に響きました。父親であるボブ・マーリーの曲も嬉しかったです。
そして本来はトリのはずが、ローリン・ヒルの遅刻によりトリ前の登場となったカニエ・ウェスト。流石に盛り上がりました。オーラが違います。私は残念ながらローリン待ちのため基本的にはスクリーン観戦でしたが、カニエが激しく動いてくれたおかげで、生の姿も結構見ることが出来ました。ローリン遅刻に失望と怒りを感じていたであろう、私の周りのローリン待ちの人たちも、隣で繰り広げられるカニエの熱いステージに両手を挙げて盛り上がっていました。順番こそ入れ違ったものの、この日のハイライトはやっぱりカニエだったのかもしれません。
そして問題のローリン・ヒル。横浜でのライブも2時間程遅刻したとか…。そして今回はあいだにカニエ・ウェストが入った事もありますが、本来7時15分スタート予定が、実際始まったのはたぶん9時半ごろでした。その間私はぎゅうぎゅうなブルー・ステージ前で待ち続けることに…。
ようやく登場したローリンは、予想に反してやたらアッパーでした。レゲエ・ファンク・ロック的なサウンドの生バンドをバックに、アグレッシヴにラップを決めていきます。そして力強い歌声!ただこのローリンのテンションに充分に応える体力は、私にはもちろん、おそらく私の周りにいたオーディエンスの多くにも残っていなかったのではないでしょうか。
想像以上に待ち時間が過酷だったのです。その辺りの話はまた次回。
*写真のアルバムは、カニエ・ウェストの昨年のアルバム「レイト・レジストレーション」。超大物ながら、大トリを遅刻のローリンに譲るという大人な決断に思わず、カニエ・ウェストって、一見怖そうだけど良いやつジャン、みたいな。ちょっと好きになりました。このアルバムも正直あまり好きな作品ではなかったのですが、あのライブの後に聴き直したら相当良かったです!
3月31日、幕張メッセへスプリングルーヴを見てきました。初めて行くイベントですがなかなか楽しめました。後半は疲れましたけど…。
では、印象に残ったアクトをいくつか。
まずジョイ・デナラーニ。最新作「BORN & RAISED」で聴けるような強烈なシャウトは控えめで、期待していたよりライトな印象を受けました。ただ微妙にハスキーで、気持ちダミ声なあのヴォイスはCD通りの土っぽい個性を感じさせてくれました。どこか垢抜けない雰囲気もR&Bというよりソウル・ディーヴァ的で、私は好印象を受けました。ずっとこのままでいて欲しいな~。
そしてそのジョイ・デナラーニと被っていて残念だったヴォイスメール。デナラーニが終わり次第、グリーン・ステージへ走った結果、少し見ることが出来ました。ダンスホール系のレゲエ・トリオですが、これがもうアゲアゲで凄い事になっていました。前方へ延びた花道を最大限に活用したパフォーマンスは強烈でした。
そしてジギー・マーリー。当初ローリン・ヒルを見るためにあきらめていたジギー・マーリーですが、ローリン・ヒルを待っている間、雰囲気だけ味わえました。と言うのも、メイン・ステージであるレッド・ステージとブルー・ステージは隣同士にあり、セットチェンジを利用して交互にライブが行われるのです。なので、お目当てのアーティストを待っている間、隣のステージの音も聞こえるし、巨大スクリーンでその模様も分かるのです。立ち位置次第ではステージも見えます。
私の居た位置では残念ながら肉眼でジギー・マーリーの姿を確認する事はほとんど出来なかったものの、力強さの中に静けさすら感じさせるスピリチュアルなジギー・マーレーの歌声が素晴らしく、朴訥としたレゲエのリズムも心に響きました。父親であるボブ・マーリーの曲も嬉しかったです。
そして本来はトリのはずが、ローリン・ヒルの遅刻によりトリ前の登場となったカニエ・ウェスト。流石に盛り上がりました。オーラが違います。私は残念ながらローリン待ちのため基本的にはスクリーン観戦でしたが、カニエが激しく動いてくれたおかげで、生の姿も結構見ることが出来ました。ローリン遅刻に失望と怒りを感じていたであろう、私の周りのローリン待ちの人たちも、隣で繰り広げられるカニエの熱いステージに両手を挙げて盛り上がっていました。順番こそ入れ違ったものの、この日のハイライトはやっぱりカニエだったのかもしれません。
そして問題のローリン・ヒル。横浜でのライブも2時間程遅刻したとか…。そして今回はあいだにカニエ・ウェストが入った事もありますが、本来7時15分スタート予定が、実際始まったのはたぶん9時半ごろでした。その間私はぎゅうぎゅうなブルー・ステージ前で待ち続けることに…。
ようやく登場したローリンは、予想に反してやたらアッパーでした。レゲエ・ファンク・ロック的なサウンドの生バンドをバックに、アグレッシヴにラップを決めていきます。そして力強い歌声!ただこのローリンのテンションに充分に応える体力は、私にはもちろん、おそらく私の周りにいたオーディエンスの多くにも残っていなかったのではないでしょうか。
想像以上に待ち時間が過酷だったのです。その辺りの話はまた次回。
*写真のアルバムは、カニエ・ウェストの昨年のアルバム「レイト・レジストレーション」。超大物ながら、大トリを遅刻のローリンに譲るという大人な決断に思わず、カニエ・ウェストって、一見怖そうだけど良いやつジャン、みたいな。ちょっと好きになりました。このアルバムも正直あまり好きな作品ではなかったのですが、あのライブの後に聴き直したら相当良かったです!