ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロックの10曲!

2011-08-05 08:17:50 | フジロック
数日遅れですが、月末恒例の今月の10枚! と行きたいところですが、今月はお休み。という訳で、毎年恒例の「フジロックの10曲」!! (実際に何曲並んでいるかは数えないでください…。)


Amadou & Mariam / Africa(7/29 heaven)
Sam Moore / I Take What I Want(7/29 orange)
CSS / Art Bitch(7/29 white)
Widespread Panic / Tall Boy(7/29 heaven)
G Love & Special Sauce / The Things I Used to Do(7/30 green)
Jojo Swing Quintet / It Don't Mean a Thing(7/30 paris)
Marc Ribot & Los Cubanos Postizos / Dame Un Cachito Pa'Huele(7/30 orange)
Congotronics vs Rockers / Super Duper Rescue Heads ! (7/30 orange)
なぎら健壱&OWN RISK / 夜風に乾杯(7/31 orange)
木村充揮 / 嫌んなった(7/31 orange)
Kensington Hillbillys / Cocaine Blues(7/31 avalon)
Wilco / Via Chicago(7/31 white)


今年は初日から大充実の3日間でした。まずはヘヴンで観たマリの盲目夫妻アマドゥ・エ・マリアムが衝撃的に格好良かった!特に「アフリカ~!アフリカ~!」というサビが印象的なその名も「Africa」という曲の熱気にやられました。どことなくニュー・ソウルっぽいと感じたのは私だけでしょうか? 当初の予定ではアマドゥ・エ・マリアムを途中で切り上げ、オレンジのサム・ムーアを観に行くつもりでしたが、あまりの格好良さにその場を動くことが出来ず、結局最後まで観てしまいましたから…。そして急いでオレンジに向かい、私の目がミスター・ソウル・マン、サム・ムーアを捉えた瞬間に始まったのがサム&デイヴ時代の名曲「I Take What I Want」。痺れましたね。しかし残念ながら私はそこにゆっくりしていられなかったのです。なぜならこの日の個人的メイン、CSSがホワイトで始まってしまうからです。なんとか間に合った1曲目が「Art Bitch」。バッキバキの爆音と同時にステージに躍り出たラヴフォックスのアクションが格好良いこと!!!この3日間で間違いなく最も興奮した瞬間でした! CSSで踊りまくった後は、ヘヴンに戻りワイドスプレッド・パニック。終盤、ボナルーのライヴ盤で聴き馴染んだ「Tall Boy」のイントロがなった瞬間はまさに至福でした。

2日目、グリーンで観たGラヴ。自身の代表曲の前にギター・スリムのカヴァーで「The Things I Used to Do」を披露。これにはやられました! そしてこの日は再奥の小屋、カフェ・ド・パリを堪能。ジョジョ・スウィング・クインテットは良かったですね~。ドラマーさんが曲によってはウォッシュボードを擦るんですけど、これが上手い上手い! さらにギターがジプシー・ジャズ的なバカテク奏者で、痺れました。女性シンガーもチャーミングでしたね。さらにこのクインテットの後にはこの小屋を賑わすセクシーなテキーラ・ガール達がポール・ダンスでアクロバティックな技を見せ、続いてビッグ・ウィリーズ・バーレスクがコミカル且つ猥雑なステージで沸かせてくれる。カフェ・ド・パリ、ディープでした! そしてオレンジでマーク・リーボウと偽キューバ人たち。もうね、これはどの曲もみんな最高に格好良かったです!とにかくマーク・リーボウのギターですよ!異形な程にギラギラと響くその音色とフレージングに痺れまくり! そして最後はコンゴトロニクス VS ロッカーズ。アフリカンなリズムのあまりの祝祭感と官能性に大興奮でしたが、意外とディアフーフの「Super Duper Rescue Heads !」のメロディーが耳に残って離れません。これ名曲ですね。

最終日。意外にと言っては失礼ですが、なぎら健壱がやたら盛り上がってました! 3日間、ず~と雨のち曇りだった天気もこの人の時だけ何故か快晴! スティール・ギターの入ったカントリー・テイストが苗場の森にぴったりの雰囲気で、もちろん歌声も素晴らしかった!さらにチクチクと毒を刺すようなトークも絶好調でしたね。それも含め、全てが気持ち良いライヴでした。フジロックってほんの気まぐれが功を奏すことってありますよね。例えばヘヴンでコーナーショップを堪能中、ちょっとオレンジのFUJI BLUES PROJECTに浮気しようかな?と覗いてみたら、木村充揮が「おそうじおばちゃん」を歌ってて、ギターが内田勘太郎でびっくりするとか。これには参りました!その後も憂歌団時代のレパートリーを演って最後は「嫌んなった」を熱唱。なんか憂歌団のライヴをよく観に行っていた頃を思い出した一時でした。そしてアヴァロンでケンジントン・ヒリビリーズ。カナダからのカントリー・バンドだそうで、私はまったく知らないバンドでしたが、凄く楽しみにしていました。全編気持ちよい程ストレートなカントリー! 特に最後にやったジョニー・キャッシュで知られる名曲「Cocaine Blues」は格好良かった!こういったバンドを呼んでくれるフジってやっぱ素敵ですよね! 至福の3日間の実質的な締めはウィルコ。「Via Chicago」はアヴァンギャルドな展開になると分かっていても、その瞬間、あまりにも暴力的な音の乱れ方にビビりました!そして元のテンションに戻った瞬間の高揚感!堪りませんね!!


さて、次回からはいよいよ恒例の個人的ベストアクト5です。お楽しみに!