ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

Earth Day Tokyo 2019 @代々木公園

2019-04-21 23:36:54 | フェス、イベント
代々木公園にて開催された、アースデイに行って参りました!


数年前までの大混雑に比べると、随分と過ごし易いイベントになりました。今日は天気もよかったですし。



メインステージ一発目のcooking songsは初めて観るバンドでしたが、高橋保行さん(渋さ知らズ)と伴瀬朝彦さん(片想い)による双頭リーダーバンドだとのこと。フリー・ジャズをベースにしているようですが、それ以上に、ソウルフルで、ファンキー。そしてアヴァンギャルドなスパイス。こういうバンド、大好きです!! クッキングなだけに、フードエリアでカレーも売ってました。



お馴染みのフジロックブース。もっと人呼び込めば良いのに…。みんな、コースター作ろうよ!!



毎年食べてるおにぎりやさん。今年はパクチーとタケノコ寿司を頂きました。



結成50周年という頭脳警察。夕焼けに近づく日差しが美しい時間帯の「ケサラ」が滲みました。キーボードを弾いていたのは、アーバンギャルドのおおくぼけいさんだそう。



トリを務めた、いとうせいこう is the poet 。レゲエのリズムとダブな空間から突き刺さってくような言葉。格好良かったです!!

UA @Ginza Sony Park

2019-04-21 20:08:12 | 邦アーティスト
昨日、4月20日、銀座 SONY PARK にて、UA のライヴを観てまいりました。

銀座 SONY PARK では『#007 eatrip city creatures』を開催中で、昨日がその初日でした。 銀座の地下湧水を汲み上げた「水畑」というインスタレーションを舞台にした、UAのライヴは、そのオープニング・イベント的な位置づけでした。


開演予定時刻を少しまわった頃、ギタリストの内橋和久と共に軽やかに舞台へ登場したUA。「ブエノスアイレス」に始まり、「空っぽな空の色」、「ランドリーより愛を込めて」、「黄金の緑」、「TARA」など、内橋和久さんの幽玄のエレキギターをバックに、どこまでもスピリチュアルに響くUAの歌声。それはまるで「水畑」というステージと共鳴するかの様で、その世界に吸い込まれるようでした。特に足下の野菜達に捧げると言って歌い始めた「黄金の緑」は美しかった!!

内橋和久さんはギターの他に、ダクソフォンという木製楽器も操っていました。ハンス・ライヒェルというドイツの音楽家が発明した楽器だそう。小さな木片を弓で弾くという、一見簡素に見える楽器ですが、曲ごとに取り替えるその木片は、それぞれ違う種類の木材で出来ているそうで、その種類ごとに音が違うとか。しかもその木片は全部で400本ほどもあるとか。なかなか一筋縄ではいかなそうな楽器なのであります。

もるで即興のようにユニークな音を紡ぐダクソフォン。ループを駆使して重ねられたそれは多彩なパーカッションのような響き。そこにUAの動物の鳴き声のような奇声が絡んでいく。そのUAの変幻自在な歌声を、そっくりダクソフォンが繰り返したり、2人による刺激的なセッションには、目と耳を奪われるばかりでした。


さて、ステージ後半では、スペシャルゲストに、ハナレグミと、リトルクリーチャーズの青柳拓次が登場し、場内が沸きに沸く。この特別なステージのために青柳拓次さんが作曲したという曲を披露。青柳さんがベースを弾き、ハナレグミはバックコーラス。とは言えハナレグミですからね。バックコーラスをやったってその歌声と存在感は破格ですよ。ほぼ、UAとのツインヴォーカルの様相でした。そして観客をUA側とハナレグミ側に分けてハモらせるという全員参加の盛り上がりへ。なかなか上手く歌えない観客達に困惑しながらも、ユーモアたっぷりに導いていくUA。ハーモニーという難題を任されながらも、ハッピーに煽動していくハナレグミ。”すっぽり! すっぽり!”って楽しかったな〜。

最後は、また内橋和久さんとの2人に戻っての名曲「水色」。滲みましたね〜。そしてアンコールに「Moor」。これ、良い曲ですよね〜。いやもう、絶品でした。

美しい空間の中で聴く、UAの歌声。めちゃくちゃソウルフルな、極上この上ない1時間強でした。



UAがソウルメイトと語る野村友里さんによるインスタレーション「水畑」。ソニーパークの地下を流れるわき水を汲み上げ、その水で野菜を育てているそう。その野菜の入った水槽は、音に反応して柔らかく光る。その中央でUAが歌いました。