ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京

2016-05-27 19:39:35 | SSW
5月25日、ビルボードライヴ東京にてプリシラ・アーンを見てまいりました!私が観たのは2ndショー。今回はSNS等によるリクエストを元にセットリストを組んだそうで、どんな選曲になっているのか、それも楽しみでした。


水色のワンピースを着てステージに登場したプリシラ・アーン。いたって自然で素朴な感じがプリシラらしい。バック・メンバーは、お馴染みのウェンディ・ウォン(Guitar, Bass, Background Vocals)とアーロン・レッドフィールド(Drums)、そしてイーサン・グルースカ(Keyboards, Background Vocals)の3人。

デビュー・アルバム「A GOOD DAY」から「Red Cape」で始まったステージ。アップテンポに弾むドラムのビートと、爽やかに駆け抜けるようなプリシラの歌声。そのナチュラルな美声に早くも癒されっぱなし。続いて最新作「LA LA LA」から「Forever & Forever」、2nd「WHEN YOU GROW UP」から「Oo La La」と、序盤はポップな曲が続く。プリシラ・アーンというと静謐な雰囲気がありますが、こういうポップなプリシラも素敵です!

とは言えやはりプリシラと言えばスロー・ナンバー。2nd作から「I Don’t Have Time To Be In Love」。こちらはプリシラが別プロジェクトとして組んでいる男女デュオ、SWEET HERATSの相方チャーリー・ワダムスとの共作曲で、何とも言えないスウィートな気だるさと、プリシラのピュアヴォイスが絶妙でした!続いて宇多田ヒカルのカヴァー「ぼくはくま」。可愛らしい曲でプリシラにぴったり。

そして個人的にこの日のハイライト、「Masters in China」。こちらは1st作からベンジ・ヒューズのカヴァーなんですけど、いやもうホントにうっとりでしたね。目をつむるようにしっとりとした陶酔感を漂わせながら歌うプリシラのその歌声は、まるでゆったりと空気に溶け込んでゆくかのようであり、時折消え入りそうになる儚さを伴いながら、静かに深くエモーショナルを染み入らせていく。素晴らしかった!これこそ私が聴きたかったプリシラ・アーンですよ!!これリクエストしてくれた方に感謝です!

続いてフィンガー・ピッキングも鮮やかな「In A Tree」。まるで「Masters in China」の魔力的な静けさを払しょくするかのような軽やかさが素敵でした。そしてジブリ映画「思い出のマーニー」の場面が目に浮かんでくるようだった「Fine on the Outside」、ウェンディ・ウォンとの静かなデュエットにただただ聴き惚れた「With You」。さらに「Rain」。なんとメジャーデビュー前の自主EPに収録されていた曲ですよ!エンディングが良いんですよね~。余韻を残すフットスイッチによるコーラスも美しかった!そして「This Is Where We are」から唯一披露された「You And Me」。アルバムで聴けるエレクトロニカとはまた違う、ストレートなアレンジが良い感じでした。

それにしても新旧織り交ぜた素敵な選曲ですよね~。もっと日本的な曲が多くなるかと思ってたのですが、そんなこともなく。とてもプリシラらしい選曲だったと思います。ファンもこういうプリシラを望んでるんだなと、ちょっと嬉しくなりました。選曲もヴァラエティに富んでましたが、プリシラも曲によってキーボードを弾いたり、ギターを弾いたり。バンドメンバーも出たり入ったりで、シンプルな中にも緩急のつけられた構成も見事でした。そして何と言ってもプリシラの歌声ですよ!もう本当にトロけてしまいそう。ず~っと浸かっていたかった…。


とは言えコンサートですから、終わりが近づいてくるんです。名曲「Dream」。もうこの曲は何度聴いても素晴らしいですね!そして「次の曲は子守歌なのであくびをしてもいいですよ」みたいな日本語MCも可愛らしかった「In My Bed」。眠くなるのとはまた違う甘いトリップ感に襲われる。さらに本編ラストは意外なカヴァー「Moon River」。ギター弾き語りによるこの曲がまた染みましたね~。静かにロマンチック。最高でした!



そしてアンコールは「Country Roads」。綺麗な日本語が心地よい。続いて「I Don't Think So」。こういう初期の定番曲をアンコールでやってくれるのも嬉しい。そして本当のラスト・ソングはユーミンの「ひこうき雲」。前回のめぐろパーシモンホールでもこの曲を最後にやっていましたね。思わず歌詞に聴き入ってしまいました。プリシラの綺麗な歌声がしみじみ。




およそ1時間10分ほどのステージ。プリシラ・アーンのピュア・ヴォイスをたっぷり堪能させていただきました。日本語を交えながら色々と喋ってもくれましたし、相変わらず柔らかい人柄にもうっとりでした。最後に「おやすみなさ~い!」と言ってステージを後にしたプリシラ・アーンは、お母さんになっても可愛らしい方でした!!




この日のセットリスト↓

01. Red Cape
02. Forever & Forever
03. Oo La La
04. I Don’t Have Time To Be In Love
05. ぼくはくま
06. Masters in China
07. In A Tree
08. Fine on the Outside
09. With You
10. Rain
11. You And Me
12. Dream
13. In My Bed
14. Moon River
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15. Country Roads
16. I Don't Think So
17. ひこうき雲








よろしければこちらもどうぞ!!(以前のライヴレポです)

2014-12-23  プリシラ・アーン@めぐろパーシモンホール(2014年12月3日 めぐろパーシモンホール)
2013-08-29  フジロック ベスト・ナチュラル(2013年7月27日 FUJIROCK RED MARQUEE)
2012-07-22  プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京(2012年7月18日 Billboard Live TOKYO 2nd)
2012-07-17  プリシラ・アーン@渋谷タワーレコード(2012年7月16日 タワーレコード渋谷店)
2012-07-16  プリシラ・アーン@ミッドタウン東京(2012年7月15日 Mercedes-Benz Experience)
2011-08-25  プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京(2011年8月17日 Billboard Live TOKYO 2nd)
2009-08-05  フジロック・ベスト5 第4位!(2009年7月25日 FUJIROCK ORANGE COURT)
2009-01-08  プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京(2008年11月30日 Billboard Live TOKYO 2nd)

フジロック第8弾!

2016-05-27 11:38:21 | フジロック
フジロックの出演アーチスト第8弾がオフィシャルサイトにて発表されました。今回は3組。


奇妙礼太郎
LOOK PARK
ROVO


まあ、あと2ヶ月を切ったこの時期ですから、少ないのは仕方ありませんね。ファウンテインズ・オブ・ウェインのクリス・コリングウッドによるソロ・プロジェクトという、ルック・パークは楽しみですね。

さて、6月入ったらいよいよステージ割りですかね?ドキドキしますね~。



そして今週末はタワレコ渋谷店でフジロック・デイズですね。過去に抽選でリュックとかコールマンの椅子とか、何気で凄いもの当たってるので、今回も頑張ります!


同じ日に渋谷パルコのスペイン坂広場ではサマソニのスペシャル・デイ・イベントをやってるんですよね。なんか賑やかですね~。とりあえず2日券を買って、特賞の「”手ぶらでキャンプ”キャンプサイト券」を当てるぞー!!

そう、サマソニと言えば、フジに噂されていたイエロー・モンキーはサマソニでしたね。






東京JAZZ 第2弾!

2016-05-26 18:08:35 | フェス、イベント
東京JAZZの出演アーティスト第2弾がオフィシャルサイトにて発表されました。今回の追加は6組。


小曽根真 presents JFC All Star Big Band meets Juilliard Jazz Ensemble
寺井尚子 meets パブロ・シーグレル “THE JAZZ TANGO PROJECT”
パット・メセニー&クリスチャン・マクブライド
アロルド・ロペス・ヌッサ
石若駿 PROJECT 67 (粟谷巧、大林武司、寺久保エレナ) with friends
fox capture plan

パット・メセニーとクリスチャン・マクブライドのデュオは観たいですね~。こちらと第1弾で発表済の上原ひろみさんのトリオがもし同じプログラムなら、これはぜひとも行きたかったのですが、残念ながら、という結果でした。そうなんです、今回は同時にプログラム割も発表されてるんです。私が気になるのは、上原ひろみトリオ、パット・メセニー&クリスチャン・マクブライド、セルジオ・メンデス辺りなのですが、上原さんは9月4日(日)の夜公演、パット・メセニー&クリスチャン・マクブライドは9月3日(土)の夜公演、セルジオ・メンデスは9月4日(日)の昼公演と、見事に割れました。ま、仕方ないですね。

第3弾に期待!!

プリシラ・アーン

2016-05-25 21:12:23 | SSW
CD買うとサイン色紙がつくということは、サイン会は無いってこと?超残念なんですけど~。





帰宅後追記:

プリシラ・アーン、凄く良かったです!今回はリクエストからセットリストを決めたそうですが、新旧織り交ぜた楽曲が選ばれ、これまでの活動で培われた彼女の歌世界をたっぷり堪能させていただきました。そしてサイン会はやっぱりありませんでした。残念。ライヴの詳しいレポはまた後日書きますね。

矢野顕子×上原ひろみ、5年ぶりのレコーディングライブ!!

2016-05-23 23:23:55 | ジャズ
Akiko Yano × Hiromi / Get Together~LIVE IN TOKYO~

矢野顕子さんと上原ひろみさんの、5年ぶりとなるレコーディングライブが決定したそうです!

そうですか、「Get Together~LIVE IN TOKYO~」から5年ですか。あの収録ライヴは私も観に行きましたが、演奏が凄いのはもちろん、トークも含め、最高に楽しかったですからね。今回もぜひ行きたいですが、チケット取れるかな~。ちなみに矢野顕子さんは、デビュー40周年だそうです。そこで、再びレコーディングライヴを行うに至った、「去年の2人の、とある会話」というのが上原ひろみさんのオフィシャルサイトに載っていました。

去年の2人の、とある会話。
「来年、40周年なのよねぇ…」
「何やるか、決まっているの?」
「せっかくだから、大変でも挑戦し甲斐のあること、したいわねぇ…」
「40年間で、大変だったことってなぁに?」
「………(じろり)。また一緒に2人でやろっか」


面白いですね。まあ、確かに、前回のレコーディングライヴの時、ステージ上でも矢野さんは上原さんに呆れ気味な感じではありましたけどね。

そんなことも含め、今回はどんなライヴになるのか、楽しみですね! しかもサブタイトルが『ラーメンな女たち』ですから。前回は「ラーメン食べたい」を”みそ味”と”とんこつ味”の2ヴァージョン披露してくれましたけど、今回はいかに!!



【コンサート情報】
矢野顕子40th Anniversary
矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo
~ラーメンな女たち~

日時:2016年9月15(木) 開場18:30 開演19:00
会場:Bunkamura オーチャードホール
料金:S席7,560円 A席6,480円(いずれも税込・全席指定)





よろしければこちらもどうぞ!!(前回のライヴレポです)

矢野顕子×上原ひろみ@昭和女子大学人見記念講堂(2011年9月9日)

Peter Barakan’s LIVE MAGIC! 第1弾!!

2016-05-22 23:03:25 | フェス、イベント
SONNY LANDRETH / BOUND BY BLUES

今年もピーター・バラカンさんがお届けする「Peter Barakan’s LIVE MAGIC!」の開催が発表されました! 10月22日(土)・23日(日)の2日間、恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール&ザ・ガーデンルームにて開催とのこと。気になる第1弾アーティストは以下の12組。


Sonny Landreth
吾妻光良 (The Swinging Boppers・Trio+2)
高田漣
バンバンバザール
Reggaelation IndependAnce
Jack Broadbent
Arvvas
Mike Garner & Neil Billington
濱口祐自
Rei
Sara meets ichiro
Naoito


一昨年はジェリー・ダグラス、昨年はアイム・ウィズ・ハーと、私にとってドンピシャなアーティストを読んでくれるこのフェスティヴァル。今年はサニー・ランドレスですよ!! 楽しみですね~。そして邦楽勢の充実も言わずもがなですが、他にも気になるアーティストがいらっしゃいます。




Sonny Landreth on Mountain Stage

ルイジアナが誇るスライド・マスター、サニー・ランドレス。来日は4年振り。今年もトリオで来てくれるようですね。「Pedal To The Metal」格好良いー!!


Jack Broadbent amazing busker in the Amsterdam Red Light district 1/2

ジャック・ブロードベントと読むのでしょうか?すいません、勉強不足でよく存じ上げないのですが、YouTubeで検索すると、ストリートでのライヴ動画がザクザク出てきます。その筋では有名な方なのでしょうか?とにかくこのスライドはヤバい!


Arvvas - Drench My Soul (2015)

サラ・マリエル・ガウプとスタイナー・ラクネスのデュオ。女性シンガーのサラ・マリエル・ガウプの個性的な歌、これはヨイクという北欧少数民族サーミ族の伝統歌唱だそう。一方、スタイナー・ラクネスは、ノルウェーのジャズ・ベーシストで、かの地の現行ジャズの最先端を行く一人だとか。このArvvasは昨年などにも来日しているので、お馴染みかもしれませんね。


Mike Garner & Neil Billington - Take a Little Walk With Me

ニュージーランドのベテラン・ブルースメン、マイク・ガーナーとニール・ビリントンによるデュオ。こちらも何度か来日していますよね。



さあ、今年も楽しみですね!!

Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN

2016-05-22 10:19:25 | フェス、イベント
EART, WIND & FIRE / RISE!

今年も「ブルーノート・ジャズ・フェスティバル・イン・ジャパン」の開催が発表されました。こちらはNYでスタートし、かの地では今年で6回目を迎えるというジャズ・フェスティヴァルだそうで、日本では昨年初めて開催されたばかり。2回目となる今年の開催概要は以下の通り。

開催日:9月17日(土)
会場:横浜赤レンガパーク野外特設ステージ
出演:EARTH, WIND & FIRE, GEORGE BENSON,
   and more.
チケット:S指定席¥26,000-(税込)※特典あり
     A指定席¥19,000-(税込)
     スタンディング¥10,800-(税込)



昨年もパット・メセニー、ジェフ・ベック、インコグニート、ロバート・グラスパー、ハイエイタス・カイヨーテ、スナーキーパピーなど、新旧及びジャンルを跨いだ豪華アーティストが名を連ねましたが、今年もいきなりアース・ウィンド&ファイアーですか!さらにジョージ・ベンソン!!これは今年も期待出来そうですね。

とは言え私、まだ行くかどうしようか迷ってます…。仮に行くとしても、スタンディングか?A席か?S席か?で迷いますし。ちなみに去年はS席で行きました。高かったですけど、かなり満足でした。でも今年、なんか値上がりしてますよね?


*写真は私の大好きな「Let's Groove」を収録したアース・ウィンド&ファイアーの「RISE!」。今年の2月にモーリス・ホワイトが亡くなられるという悲しい知らせが届きました。ですがアース・ウィンド&ファイアーは不滅です。元気なステージを見せて頂きたいですね!!

フェスエコ

2016-05-21 19:48:34 | フジロック
Festival Echoゲット!毎年、フジロックデイズの帰りに喫茶店に寄ってこれを読むのが楽しみ!

それにしても、今日はてっきりタワレコでもフジロックデイズやってると思ってたのに、やってなくてがっかりでした。CD買ってガラガラ回す気満々でしたのに…。今週はPARCO前で、来週末にタワレコでやるようです。