変なタイトルで驚かせてしまいましたか。
Aさんと二人で、ロサンジェルスまでモラを見に行くと決まったとき、
二人とも英語が出来ないのでとても不安でした。
そこで通訳の人を頼みました。
空港まで迎えに来てくれていたのは壮年の男性でした。
私たちが美術館にモラを見るためだけに来たことを知って呆れていました。
「日本の主婦はまったく・・」といった様子がアリアリでした。
さて美術館に連れて行ってくれて、チケットを買ったまでは良かったのですが
中に入って解説をしてくれるかと思いきや、最初の何点かを見ていなくなってしまいました。
日常会話はできるのでしょうがそれ以外はどうも不得手な様子でした。
モラの下に書いてある説明文くらい読んでくれるかと期待していたのですが・・
まあでも、たいした金額ではなかったので、元々美術館まで連れてくる(それって通訳?)だけだったのか、役立たないったらありません。
で、何でこんなことを書いているかというと、このモラはその男性に頂いたものだからなんです。
美術館に入ってすぐ、「あれ、これと同じようなものを人に貰って持ってますよ」
「僕が持っていてもなんなんであげましょうか」なんて話になったんです。
次の日に、約束通り人を介して私たちの手元に届けられました。
半信半疑で受け止めていましたので、正直驚きました。
美術館では彼は役にたちませんでしたが、私たちは代わりにこのモラをゲットしたというわけです。
今でもこのモラを見ると、これって通訳代の代償だったのかしら、それとも彼の親切心だったのかしら
どちらとも言えるような・・彼のみぞ知る出来事でした。