平成19年11月場所千秋楽。なんと、千代大海が休場して優勝が決まってしまった。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
各段の優勝決定状況、ほか。
・序ノ口
◎7戦全勝
藤嵐(西23)
平成5年初土俵と言うことで、わたしと同い年。新十枚目の芳東も同い年…。
・序二段
☆7戦全勝
旭秀鵬(東5)・若光(西27)・吐合(東106)
巴戦になった。巴戦は通常の取り組みと違って、二番続けて勝たなければ白星とならない。まず、3人揃って花道に集う。「東」「西」「○」と書かれたくじを引き、「東」と「西」を引いた力士は、それぞれの方屋から土俵に上がる。「○」の力士は東の控えで待機。
旭秀鵬(東)と吐合(西)が対戦。呼出しが両者を呼び上げ、行司も両者を呼び、「優勝決定巴戦にござりまする」と触れる。旭秀鵬が勝ち、団扇を上げる。続いて若光が西に廻って土俵に上がる。呼出しが若光を呼び上げ、行司は「入れ替えまして、若光」と触れる。再び旭秀鵬が勝ち、旭秀鵬に勝ち名乗り。これで優勝決定。
ちなみに、若光が勝った場合は団扇を若光に上げ、吐合が東に廻って土俵に上がるところだった。この場合、呼出しの呼び上げは行なわない。勝ち名乗りも、優勝決定の一番でしか行なわない。
・三段目
◎7戦全勝
佐田の海(東44)
・幕下
◎7戦全勝
土佐豊(西33)
もと幕内の鳥羽の山が2勝目、旭天山は1勝6敗で終了。“モンゴル6人衆”の一人である旭天山は引退することになった。残った3人のうち、唯一関取に届かなかった。
若天狼(東12)6勝目、また関取復帰に挑戦だ。
朝陽丸(西7)を破り、霧の若(西4)5勝目。どうやら十枚目へ!?
陥落者が多そうだったが、下田(東4)は1勝止まり。
・十枚目(十両)
東幕下2枚目の蒼国来は3勝目、惜しい…。芳東は4勝11敗で終了。
東幕下5枚目の栃栄が勝ち越し。磋牙司は6勝9敗で終了。
西幕下3枚目の八木ケ谷が勝ち越し。しかし、1枚下の霧の若が5勝目を挙げたので、十枚目は微妙。旭南海(西13)は9敗目。
境澤が13勝目、相星の市原を待つ。
市原も13勝目、ハイレベルの決定戦が確定。
安壮富士勝ち越し。
千代白鵬勝ち越し、将司負け越し。
霜鳳が10勝目、幕内は!?
琴春日勝ち越し、皇司負け越し。
協会ご挨拶より、GTV中継開始。千代大海がいないが、挨拶では一切触れず。申し訳ないけど、今日は無料開放でも充分では?
光龍が良い相撲で10勝目。来年の活躍に期待!?
岩木山11勝目。普通の場所なら、優勝してもおかしくない星であるが、まあこういうこともあるでしょう。
☆2敗
○市原(東11)・○境澤(東13)
2人だけの場合は、通常どおり呼出しが両者を呼び上げ、行司が両者を呼び上げのあと「優勝決定戦にござりまする」と触れる。ちなみに、4人の場合は三番行なわれることになるが、最初の一番でも触れる。最後の一番は、正真正銘の優勝決定戦なので、やはり触れる。
木瀬部屋の新十枚目市原と、尾上部屋の境澤。師匠が兄弟弟子の両者の対戦は、本割と同じく境澤が勝利。初の勝ち越しは優勝となった。13勝の決定戦は、平成12年3月の巴戦(琴光喜・栃乃花・戦闘竜)以来の椿事。
最多勝争いの第16次中間報告(シコ名・勝-敗-休・今場所の勝敗)。
光龍 48-42 ○○●○●○●○●○●○○○○
光龍の星は、去年の最多勝者と同じ。来年は登場しないように…。
武雄山が引退し、「大鳴戸」を襲名。もと関脇琴ケ梅の大鳴戸親方は退職(出島からの“隠れ借り株”だった)。
また、今月で準年寄在籍期間満了の春ノ山親方は、「竹縄」を借りて残った。これで、平成10年に創設された「準年寄」という名称が消滅。
武雄山と言えば、平成13年7月、9勝6敗“8人のどんぐり”を制して十枚目優勝を果たした頃が懐かしい。
・幕内
まったく力が出ない白露山をそっと押し出し、栃乃花(東十枚目3)は2勝目。どうやら十枚目にとどまりそう。兄弟子栃栄には残念だが…。来場所は弟弟子の栃ノ心と木村山が十枚目に上がり、賑やかになる。
続いて弟弟子の栃煌山、露鵬に上手く送り出されて負け越し。露鵬は10勝もしている。
土佐ノ海に敗れ、春日錦(西16)幕尻で負け越し。
北勝力のお株を奪う送り出し、新入幕の若麒麟10勝目だが、まあこの相撲じゃ敢闘賞は遠い。
もう一人の新入幕若ノ鵬、9勝目。しかし、何か露鵬の悪いところを受け継いだような“期待”の人だねえ。
玉春日が辛うじて海鵬を破り、勝ち越し。海鵬(西14)9敗目だが、春日錦が最優先で落ちるので、幕内残留…も?
把瑠都と栃乃洋は、意外に長い相撲になった。両者が落ちない・負けないの好勝負。こういう相撲ばかりなら、観戦の価値もあるというものだが、ともかく把瑠都が熱戦の末、最後は上手投げで11勝目。敢闘賞受賞。
今日は力が出ない高見盛、5勝5敗5休で終了。
出島を止めればこちらのもの。豊ノ島が9勝目。出島は10勝5敗だが、小結復帰へ。
稀勢の里は時天空をがぶり寄り切り。この相撲が毎日出ればすぐに上位に定着するが…。“大関候補”と呼ばれて久しいが、今年は勝ち越しが2場所だけ。来年は勝負の年と思われる。来年は関脇に上がらないと、三役と平幕を行ったり来たりの平凡な人になってしまう。
雅山の叩きに簡単に崩れ、豪栄道は8勝7敗止まり。まあ、勝ち越したから…。
琴奨菊は豊響を寄り切れないものの、上手投げで9勝目。技能賞受賞。関脇は?
「是より三役」に組まれている千代大海が休場のため、先に魁皇の勝ち名乗り。
続いて、勘太夫さんがはじめて合わせる「是より三役」。
繰り上げの安馬と、8枚目の若の里。もと大関候補の若の里を一気に寄り切り、安馬は10勝に乗せた。殊勲賞受賞。
星の上がらない朝赤龍と、五分の安美錦の関脇対決。安美錦が勝ち越しを決め、関脇残留。これで琴奨菊の関脇復帰は消滅。
昨日は魁皇に完敗した琴光喜。今日は白鵬を慌てさせ、見事に“殊勲”の10勝目。最後に敗れた白鵬は、優勝をしたものの12勝の平凡な成績で終了。
◎3敗
●白鵬(横綱)
千代大海が、ねえ…。
昨日は全力で白鵬に立ち向かい、まあ白鵬が辛くも勝ったわけだ。全力を出したせいで、今日は出られなくなった。適当に取って千秋楽まで出場するか、後先考えずに(?)全力を出し尽くすのと、どちらが良いのかは分からない。
でも、それって大関の考え方ではないよね? 優勝するために立ち向かい、そして休場に追い込まれるとは…。
幕内最高優勝:白鵬(2場所連続、5回目)。
殊勲賞:安馬(2場所連続、2回目)
敢闘賞:把瑠都(18年5月以来、2回目)
技能賞:琴奨菊(18年11月以来、2回目)
(雷電賞)把瑠都(初)
雷電賞とは関脇以下の最優秀成績者を勝手に表彰しているものだが、把瑠都が該当した(準優勝でもある)。
時津海の分“自動昇格”がそれぞれ1枠ある、幕内・十枚目の昇降予想。
・幕内→十枚目
白露山、春日錦
・十枚目→幕内
岩木山、霜鳳、市原
・十枚目→幕下
十文字、旭南海、磋牙司、芳東
・幕下→十枚目
栃ノ心、木村山、玉鷲、八木ケ谷、霧の若
5場所幕下上位で止められた甲斐あって、一転して市原は十枚目を1場所で通過しそう。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
各段の優勝決定状況、ほか。
・序ノ口
◎7戦全勝
藤嵐(西23)
平成5年初土俵と言うことで、わたしと同い年。新十枚目の芳東も同い年…。
・序二段
☆7戦全勝
旭秀鵬(東5)・若光(西27)・吐合(東106)
巴戦になった。巴戦は通常の取り組みと違って、二番続けて勝たなければ白星とならない。まず、3人揃って花道に集う。「東」「西」「○」と書かれたくじを引き、「東」と「西」を引いた力士は、それぞれの方屋から土俵に上がる。「○」の力士は東の控えで待機。
旭秀鵬(東)と吐合(西)が対戦。呼出しが両者を呼び上げ、行司も両者を呼び、「優勝決定巴戦にござりまする」と触れる。旭秀鵬が勝ち、団扇を上げる。続いて若光が西に廻って土俵に上がる。呼出しが若光を呼び上げ、行司は「入れ替えまして、若光」と触れる。再び旭秀鵬が勝ち、旭秀鵬に勝ち名乗り。これで優勝決定。
ちなみに、若光が勝った場合は団扇を若光に上げ、吐合が東に廻って土俵に上がるところだった。この場合、呼出しの呼び上げは行なわない。勝ち名乗りも、優勝決定の一番でしか行なわない。
・三段目
◎7戦全勝
佐田の海(東44)
・幕下
◎7戦全勝
土佐豊(西33)
もと幕内の鳥羽の山が2勝目、旭天山は1勝6敗で終了。“モンゴル6人衆”の一人である旭天山は引退することになった。残った3人のうち、唯一関取に届かなかった。
若天狼(東12)6勝目、また関取復帰に挑戦だ。
朝陽丸(西7)を破り、霧の若(西4)5勝目。どうやら十枚目へ!?
陥落者が多そうだったが、下田(東4)は1勝止まり。
・十枚目(十両)
東幕下2枚目の蒼国来は3勝目、惜しい…。芳東は4勝11敗で終了。
東幕下5枚目の栃栄が勝ち越し。磋牙司は6勝9敗で終了。
西幕下3枚目の八木ケ谷が勝ち越し。しかし、1枚下の霧の若が5勝目を挙げたので、十枚目は微妙。旭南海(西13)は9敗目。
境澤が13勝目、相星の市原を待つ。
市原も13勝目、ハイレベルの決定戦が確定。
安壮富士勝ち越し。
千代白鵬勝ち越し、将司負け越し。
霜鳳が10勝目、幕内は!?
琴春日勝ち越し、皇司負け越し。
協会ご挨拶より、GTV中継開始。千代大海がいないが、挨拶では一切触れず。申し訳ないけど、今日は無料開放でも充分では?
光龍が良い相撲で10勝目。来年の活躍に期待!?
岩木山11勝目。普通の場所なら、優勝してもおかしくない星であるが、まあこういうこともあるでしょう。
☆2敗
○市原(東11)・○境澤(東13)
2人だけの場合は、通常どおり呼出しが両者を呼び上げ、行司が両者を呼び上げのあと「優勝決定戦にござりまする」と触れる。ちなみに、4人の場合は三番行なわれることになるが、最初の一番でも触れる。最後の一番は、正真正銘の優勝決定戦なので、やはり触れる。
木瀬部屋の新十枚目市原と、尾上部屋の境澤。師匠が兄弟弟子の両者の対戦は、本割と同じく境澤が勝利。初の勝ち越しは優勝となった。13勝の決定戦は、平成12年3月の巴戦(琴光喜・栃乃花・戦闘竜)以来の椿事。
最多勝争いの第16次中間報告(シコ名・勝-敗-休・今場所の勝敗)。
光龍 48-42 ○○●○●○●○●○●○○○○
光龍の星は、去年の最多勝者と同じ。来年は登場しないように…。
武雄山が引退し、「大鳴戸」を襲名。もと関脇琴ケ梅の大鳴戸親方は退職(出島からの“隠れ借り株”だった)。
また、今月で準年寄在籍期間満了の春ノ山親方は、「竹縄」を借りて残った。これで、平成10年に創設された「準年寄」という名称が消滅。
武雄山と言えば、平成13年7月、9勝6敗“8人のどんぐり”を制して十枚目優勝を果たした頃が懐かしい。
・幕内
まったく力が出ない白露山をそっと押し出し、栃乃花(東十枚目3)は2勝目。どうやら十枚目にとどまりそう。兄弟子栃栄には残念だが…。来場所は弟弟子の栃ノ心と木村山が十枚目に上がり、賑やかになる。
続いて弟弟子の栃煌山、露鵬に上手く送り出されて負け越し。露鵬は10勝もしている。
土佐ノ海に敗れ、春日錦(西16)幕尻で負け越し。
北勝力のお株を奪う送り出し、新入幕の若麒麟10勝目だが、まあこの相撲じゃ敢闘賞は遠い。
もう一人の新入幕若ノ鵬、9勝目。しかし、何か露鵬の悪いところを受け継いだような“期待”の人だねえ。
玉春日が辛うじて海鵬を破り、勝ち越し。海鵬(西14)9敗目だが、春日錦が最優先で落ちるので、幕内残留…も?
把瑠都と栃乃洋は、意外に長い相撲になった。両者が落ちない・負けないの好勝負。こういう相撲ばかりなら、観戦の価値もあるというものだが、ともかく把瑠都が熱戦の末、最後は上手投げで11勝目。敢闘賞受賞。
今日は力が出ない高見盛、5勝5敗5休で終了。
出島を止めればこちらのもの。豊ノ島が9勝目。出島は10勝5敗だが、小結復帰へ。
稀勢の里は時天空をがぶり寄り切り。この相撲が毎日出ればすぐに上位に定着するが…。“大関候補”と呼ばれて久しいが、今年は勝ち越しが2場所だけ。来年は勝負の年と思われる。来年は関脇に上がらないと、三役と平幕を行ったり来たりの平凡な人になってしまう。
雅山の叩きに簡単に崩れ、豪栄道は8勝7敗止まり。まあ、勝ち越したから…。
琴奨菊は豊響を寄り切れないものの、上手投げで9勝目。技能賞受賞。関脇は?
「是より三役」に組まれている千代大海が休場のため、先に魁皇の勝ち名乗り。
続いて、勘太夫さんがはじめて合わせる「是より三役」。
繰り上げの安馬と、8枚目の若の里。もと大関候補の若の里を一気に寄り切り、安馬は10勝に乗せた。殊勲賞受賞。
星の上がらない朝赤龍と、五分の安美錦の関脇対決。安美錦が勝ち越しを決め、関脇残留。これで琴奨菊の関脇復帰は消滅。
昨日は魁皇に完敗した琴光喜。今日は白鵬を慌てさせ、見事に“殊勲”の10勝目。最後に敗れた白鵬は、優勝をしたものの12勝の平凡な成績で終了。
◎3敗
●白鵬(横綱)
千代大海が、ねえ…。
昨日は全力で白鵬に立ち向かい、まあ白鵬が辛くも勝ったわけだ。全力を出したせいで、今日は出られなくなった。適当に取って千秋楽まで出場するか、後先考えずに(?)全力を出し尽くすのと、どちらが良いのかは分からない。
でも、それって大関の考え方ではないよね? 優勝するために立ち向かい、そして休場に追い込まれるとは…。
幕内最高優勝:白鵬(2場所連続、5回目)。
殊勲賞:安馬(2場所連続、2回目)
敢闘賞:把瑠都(18年5月以来、2回目)
技能賞:琴奨菊(18年11月以来、2回目)
(雷電賞)把瑠都(初)
雷電賞とは関脇以下の最優秀成績者を勝手に表彰しているものだが、把瑠都が該当した(準優勝でもある)。
時津海の分“自動昇格”がそれぞれ1枠ある、幕内・十枚目の昇降予想。
・幕内→十枚目
白露山、春日錦
・十枚目→幕内
岩木山、霜鳳、市原
・十枚目→幕下
十文字、旭南海、磋牙司、芳東
・幕下→十枚目
栃ノ心、木村山、玉鷲、八木ケ谷、霧の若
5場所幕下上位で止められた甲斐あって、一転して市原は十枚目を1場所で通過しそう。