12月31日の『ドラえもん』(通算197回くらい)は、「大みそかドラえもん 映画30周年! 全部見せますスペシャル」と題して、「どら焼き伝説を追え!」・「海賊大決戦 ~南海のラブロマンス~」(再)・「バイバイン」 ・「45年後…~未来のぼくがやって来た~」(再)が放送された(2010年1月10日視聴)。
テレビ朝日の『ドラえもん』サイト
「ドラえもんチャンネル」
北海道ドラえもん連盟加盟 銀河ドラえもん倶楽部
・「どら焼き伝説を追え!」
どら焼きのルーツは、平安時代、弁慶(べんけい)が牛若丸(うしわかまる)のために作ったおかしだった…という記事を読んだ、ドラえもん。
その“元祖どら焼き”を食べてみたい一心で平安時代に向かったドラえもんは、むりやり2人を対決させる。だが、実は牛若丸はおくびょう者で、あっさり弁慶に負けてしまった。
その後、現代にもどってきたドラえもんはガク然! 歴史が変わったせいで、なんと世の中からどら焼きの存在が消えていたのだ! あせったドラえもんはまた平安時代へ…!?
「どら焼き大全集」を読んだドラえもん。どら焼きの元祖という記事に興味を持ち、大掃除をうっちゃって弁慶の時代へ。かなり適当な設定の話だし、まるで『キテレツ大百科』(アニメ版)。
無理矢理牛若丸と対決させて歴史が変わったり(どら焼きの存在が消えてしまう)、最後はドラえもんから「どら焼き」を名付けたり…と、面白いところもあったわけだが、やっぱり『ドラ』と言うより『キテレツ』っぽいお話でありました。
ちなみに、先代でもおなじみの内海賢二さんが弁慶役で出ていたのは良かった。
・「海賊大決戦 ~南海のラブロマンス~」(2007年6月29日放送)
“大航海時代”の海賊たちにきょうみを持ったしずかは、ドラミにたのんで、16世紀末のかれらの生活をのぞいてみることに…! するとそこで、子どもたちを守って戦うハンサムな海賊・ケネスの姿を発見! しずかとドラミは時空をこえて、ケネスを助けに行くことに…!
その直後、2人を追って大航海時代にやって来たドラえもんたち。悪い海賊・モッケにだまされ、ケネスをおうえんするドラミ&しずかと戦うことに…!?
放送当時は外画が上映中だったか何かで、そのタイアップとしての作品。ゲストのジョニー船長が、散々引っ張った挙句に画だけというお粗末さで、あまり印象は良くない。出来はまあまあなので、悪い印象だけが残ってしまう残念なお話。
・「バイバイン」(2008年7月25日放送)
おいしい栗まんじゅうを前に「食べてもなくならないようにできないかなぁ」と思いなやむのび太。それを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに2倍に増やす『バイバイン』を取りだした。
「増やしたまんじゅうは残さず食べること」というドラえもんの注意を聞き流し、どんどん数を増やしていく、のび太。さすがにおなかがいっぱいになってしまい…!?
この話は、やはり最後のくりまんじゅう。アニメ『ドラ』史に残る恐怖作品であった(笑)。
・「45年後…~未来のぼくがやって来た~」
りっぱなおとなになるためにちゃんとした生活を送ろうと一大決心したのび太だったが、みんなからどうせ3日ぼうずだとバカにされ、すぐにやる気をうしなってしまう。
そんなとき、見知らぬおじさんが親しげに話しかけてきた。おどろいたのび太が「だれ?」とたずねると、おじさんは「45年後のキミだよ」と答えたからビックリ! つまり、そのおじさんこそ、未来ののび太だったのだ。
未来ののび太は、小学生ののび太と1日だけ入れかわりたいという。2人は『いれかえロープ』で体を入れかえるが…!?
本日というか、2009年というか、これまでの放送のトリになる作品である。
この原作に出合ったのは、まだ20歳くらいの頃だった。子どもの頃に読めなかったのが、逆に良かったもかも知れない。
大人になってみても、子どもの頃に戻ってみたいとは思わない。これから20年も経つと、あるいは数十年前に戻りたいと思う日も来るのか?
のび太というのは、あまり出来が良いとは言えない少年だが、その頃に戻ってみたいというのは、あるいは一番人生の中で幸福な時間だったのではないか。
原作はそれほど長くもなく、わりとあっさりとしている作品である。それを「小学六年生」で読めた子どもは幸せであり、F先生からの、最高の送辞と言える。でも、そういう雑誌も消えてなくなる時代、単なる新しい年へのメッセージで留めてしまうのは、ちょっと残念でもある。
合間にはクイズ形式の映像が流れた。ここでは過去の劇場版からの名場面(?)が流されたが、先代の作品は、一部分だけ観ても、やはり数度観ていることもあってよく思い出される。
それにしても、大山さんの初期の高い声から、だんだんと低くなっていくところが面白い。そして、何の違和感もなく聴き続けていた不思議さも感じる。
そして、すっかり過去の作品として捉えてしまっている自分にも…。
2010年もよろしくお願いします。
次回1月8日は、「長い長いお正月」が放送された(当日の記事参照)。
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2010年の劇場版は下記のとおり。
「のび太の人魚大海戦」公式サイト
テレビ朝日の『ドラえもん』サイト
「ドラえもんチャンネル」
北海道ドラえもん連盟加盟 銀河ドラえもん倶楽部
・「どら焼き伝説を追え!」
どら焼きのルーツは、平安時代、弁慶(べんけい)が牛若丸(うしわかまる)のために作ったおかしだった…という記事を読んだ、ドラえもん。
その“元祖どら焼き”を食べてみたい一心で平安時代に向かったドラえもんは、むりやり2人を対決させる。だが、実は牛若丸はおくびょう者で、あっさり弁慶に負けてしまった。
その後、現代にもどってきたドラえもんはガク然! 歴史が変わったせいで、なんと世の中からどら焼きの存在が消えていたのだ! あせったドラえもんはまた平安時代へ…!?
「どら焼き大全集」を読んだドラえもん。どら焼きの元祖という記事に興味を持ち、大掃除をうっちゃって弁慶の時代へ。かなり適当な設定の話だし、まるで『キテレツ大百科』(アニメ版)。
無理矢理牛若丸と対決させて歴史が変わったり(どら焼きの存在が消えてしまう)、最後はドラえもんから「どら焼き」を名付けたり…と、面白いところもあったわけだが、やっぱり『ドラ』と言うより『キテレツ』っぽいお話でありました。
ちなみに、先代でもおなじみの内海賢二さんが弁慶役で出ていたのは良かった。
・「海賊大決戦 ~南海のラブロマンス~」(2007年6月29日放送)
“大航海時代”の海賊たちにきょうみを持ったしずかは、ドラミにたのんで、16世紀末のかれらの生活をのぞいてみることに…! するとそこで、子どもたちを守って戦うハンサムな海賊・ケネスの姿を発見! しずかとドラミは時空をこえて、ケネスを助けに行くことに…!
その直後、2人を追って大航海時代にやって来たドラえもんたち。悪い海賊・モッケにだまされ、ケネスをおうえんするドラミ&しずかと戦うことに…!?
放送当時は外画が上映中だったか何かで、そのタイアップとしての作品。ゲストのジョニー船長が、散々引っ張った挙句に画だけというお粗末さで、あまり印象は良くない。出来はまあまあなので、悪い印象だけが残ってしまう残念なお話。
・「バイバイン」(2008年7月25日放送)
おいしい栗まんじゅうを前に「食べてもなくならないようにできないかなぁ」と思いなやむのび太。それを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに2倍に増やす『バイバイン』を取りだした。
「増やしたまんじゅうは残さず食べること」というドラえもんの注意を聞き流し、どんどん数を増やしていく、のび太。さすがにおなかがいっぱいになってしまい…!?
この話は、やはり最後のくりまんじゅう。アニメ『ドラ』史に残る恐怖作品であった(笑)。
・「45年後…~未来のぼくがやって来た~」
りっぱなおとなになるためにちゃんとした生活を送ろうと一大決心したのび太だったが、みんなからどうせ3日ぼうずだとバカにされ、すぐにやる気をうしなってしまう。
そんなとき、見知らぬおじさんが親しげに話しかけてきた。おどろいたのび太が「だれ?」とたずねると、おじさんは「45年後のキミだよ」と答えたからビックリ! つまり、そのおじさんこそ、未来ののび太だったのだ。
未来ののび太は、小学生ののび太と1日だけ入れかわりたいという。2人は『いれかえロープ』で体を入れかえるが…!?
本日というか、2009年というか、これまでの放送のトリになる作品である。
この原作に出合ったのは、まだ20歳くらいの頃だった。子どもの頃に読めなかったのが、逆に良かったもかも知れない。
大人になってみても、子どもの頃に戻ってみたいとは思わない。これから20年も経つと、あるいは数十年前に戻りたいと思う日も来るのか?
のび太というのは、あまり出来が良いとは言えない少年だが、その頃に戻ってみたいというのは、あるいは一番人生の中で幸福な時間だったのではないか。
原作はそれほど長くもなく、わりとあっさりとしている作品である。それを「小学六年生」で読めた子どもは幸せであり、F先生からの、最高の送辞と言える。でも、そういう雑誌も消えてなくなる時代、単なる新しい年へのメッセージで留めてしまうのは、ちょっと残念でもある。
合間にはクイズ形式の映像が流れた。ここでは過去の劇場版からの名場面(?)が流されたが、先代の作品は、一部分だけ観ても、やはり数度観ていることもあってよく思い出される。
それにしても、大山さんの初期の高い声から、だんだんと低くなっていくところが面白い。そして、何の違和感もなく聴き続けていた不思議さも感じる。
そして、すっかり過去の作品として捉えてしまっている自分にも…。
2010年もよろしくお願いします。
次回1月8日は、「長い長いお正月」が放送された(当日の記事参照)。
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2010年の劇場版は下記のとおり。
「のび太の人魚大海戦」公式サイト